
エアコンの室外機がうるさい!自分で悩みを解決する2つの方法とは?
エアコンの室外機がうるさい!うるさすぎて眠れない!そんな経験ありませんか?エアコンで快適なお部屋になり、いざ寝ようと思っても、室外機がうるさくて寝付けなかったら最悪ですよね!そこで今回は、室外機がうるさくなる理由や騒音の解決方法について解説していきます!
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目次
エアコンの室外機はなぜうるさくなる?
では、なぜエアコンの室外機はうるさくなるのでしょうか!その原因は主にこの3つ!
・室外機の設置場所が悪い
・経年劣化してしまっている
室外機がゴミやホコリで汚れている
室外機にゴミやホコリが溜まることによって、室外機が汚れそれが原因でうるさくなることがあります。屋外に設置される室外機には、葉っぱなどの大きな汚れに加え、私たちの目では見えないレベルに細かいホコリやチリなども付着します。
「塵も積もれば山となる」ってよく言うと思いますが、まさにその通りで、その汚れがフィンやフィルターなどに蓄積していくんです!その結果、空気の循環がうまくいかなくなり、室外機がうるさくなってしまうというわけなんです。カラカラ音がなり始めたら枯葉などがつまっている可能性が高いです!
室外機の設置環境が悪い
室外機の設置場所や設置方法が悪いと、騒音の原因となる可能性があります。室外機のカバーが壁などとぶつかり合うことで音が発生しているというわけです。また、ガタガタと音が鳴る場合は、室外機が地面にしっかりと固定されておらず、不安定なまま使用しているために、床への振動で音が鳴っている場合もあります。
特に積雪時は注意!
室外機の設置環境については、積雪時は特に注意が必要です。冬の時期は雪が積もると、室外機の空気の吸い込み口や吐き出し口を塞いでしまう可能性があります。その結果、室外機の空気がうまく循環できず、音が鳴る場合があります。室外機周辺に雪が積もった場合は、雪を取り除き、前後左右30cmほどを開けておきましょう!
経年劣化してしまっている
室外機は汚れていないし、設置場所も悪くないのに、室外機がうるさい!その場合は室外機の経年劣化によって音が発生している可能性が高いです。室外機には様々なパーツがあり、そのどれか1箇所でも破損や不具合があると、エアコンが正常に稼動せず、騒音となる可能性があります。
長く使い続けていると、経年劣化していき、故障してしまうこともあります。エアコンの平均寿命は10年と言われているので、それ以上使っているのであれば、買い替えを検討した方がいいかもしれません。
プロに聞いてみた!
では、プロの意見はどうなのでしょうか?「ユアマイスター」では、エアコンクリーニングのプロに「エアコンの室外機から音が出てうるさいのですが、原因は何ですか?室外機を掃除することで解決できることはありますか?」と聞きました!
エーティークリーンさん(大阪府)
株式会社エムクリーンサービスさん(東京都)
フィルターの汚れや部品が外れていることなどによって、室外機の騒音が発生しているようですね。プロに見てもらえれば、室外機をクリーニングしてもらえるだけでなく、パーツなどもみて騒音チェックしてもらえることもあるので、騒音の原因がわからない場合はプロに相談するのもありかもしれませんね。
エアコンの室外機の騒音を解決する方法!
室外機がうるさくなる原因が分かったところで、次にその解決方法をご紹介していきます!まずはそれぞれの騒音の原因とそれに対する解決方法を簡単な表にまとめました。
室外機がうるさくなる原因
解決方法
室外機が汚れている
・室外機クリーニング
設置環境が悪い
・室外機の設置場所の見直し
・防振ゴムを設置する
経年劣化
・修理・買い替えを検討
それぞれの騒音の原因と解決方法はこんな感じ!それぞれ解説していきます!
室外機を掃除する
ゴミやホコリなど、室外機の汚れが騒音の原因の場合は室外機の掃除をしましょう!原因に関係なく、室外機を掃除するだけで騒音が小さくなることもあるようです!今回は、
・フィン
この2箇所のお掃除をご紹介していきます。それぞれ家にあるものでお掃除できるので、試してみてくださいね!
外側&吹き出しグリルはささっと済ます!
まずは、室外機の外側の汚れと、吹き出しグリルのお掃除。
・掃除機

まずはほうきで軽く掃いて、枯葉やホコリを綺麗にしましょう。小さめのブラシなどで掻き出しても良いですね!場合によってはクモの巣や枯葉がひっかかっている場合もあるので、払い落としちゃってください!
ほうきを無理に突っ込まないようにしましょう!
ほうきで室外機内部の機械を壊してしまう恐れがあるので、押し込まず、表面だけ優しく触れるように掃除しましょう。フィン部分は意外と鋭利で手を切ってしまう可能性もありますし、モーターなどに水がかかったら、とても危険です。自分で分解できるものもありますが、室外機を分解して掃除する必要が出てきた場合は無理せずにプロにお願いしましょう!

続いて、ほうきでは綺麗にできなかった細かい汚れ、ちょっと奥の方に入りこんだ汚れを、掃除機で吸い取って綺麗にします。

泥汚れなど、ほうきではとりきれない汚れが気になる場合は、濡れ雑巾でまわりを拭いてください!内部は水に弱い部品が多いですが、外側は水に弱いということはないので、水をたっぷりつけても問題ありません!これでお掃除完了です!室外機の故障にも繋がるので、注意しながらささっと済ませちゃいましょう。
フィンのお掃除は慎重に!
続いて、室外機の裏側にあるフィンをお掃除していきましょう!繊細な部品なので、丁寧に優しくお掃除してくださいね。
・歯ブラシ

掃除機のブラシの部分だけが室外機に触れるようにしてください。フィンはデリケートなので、近づけすぎると故障の原因になってしまいます。
室外機の後ろの金属の板は、優しく触れましょう!
室外機の後ろの金属は壊れやすいので、優しく触れてあげてください。中でも、室外機の裏にある細かい金属の板は特別繊細です!プラスチックなどの硬い部分がガツンと当たっただけで倒れてしまう恐れもあるので、特に気を使って対応してくださいね。

掃除機を使った後は、ブラシで細かい汚れもキレイにして完了。このときもブラシの部分だけが室外機の後ろに触れるよう注意してくださいね。ちなみに、網目の向こう側、手の届かない部分を掃除しようとして、スプレーを使用するのは厳禁!ホコリが詰まったり、カビが発生する原因になります。詳しいことは、以下の記事をご覧ください。
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正直なところ、自分でできる室外機のお掃除はここまでが限界。繰り返しになりますが、あまりに凝ってしまうと故障の原因となるので、気をつけてくださいね!
プロに聞いてみた!
室外機の掃除にはどのようなメリットがあるのでしょうか?「ユアマイスター」では、エアコンクリーニングのプロに「室外機をクリーニングするメリットはどんなことがありますか?」と聞きました!
室外機を掃除することで、エアコンの効きが良くなったり、節電にもつながるようです!室外機をクリーニングをすることでいろいろなメリットがあるようです。こまめに掃除できるといいですね。以下の記事では、室外機の掃除について解説しています。ぜひ参考にして試してみてください!
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室外機の設置環境を見直す
室外機の騒音が、室外機の設置環境によって出ている場合は、室外機の設置環境を見直しましょう!室外機が壁に近すぎると、室外機のカバーが壁に当たって振動し、音が鳴っている可能性があります。できるだけ室外機の周りには物を置かず、壁から離れた場所に設置するようにしましょう。
また、騒音の原因が、土台にある場合もあります。その場合は、振動を防いで、室外機をしっかりと固定することで解決するかもしれません!そんなときにオススメしたいのが、こちらの「防振ゴム」というアイテム!室外機の底と地面の間に設置することで、室外機の振動が騒音にならないように振動を抑制する効果があります。
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室外機の重さにも耐えられる耐久力もあるので、荷重の大小にかかわらず安定した防振効果が得られますよ!
これを図のように室外機の下の部分つけるだけで設置完了。ちなみに、防振ゴムの代わりに、発泡スチロールを使用する方法もあるそう。振動を吸収する効果はありますが、室外機用の防振ゴムと価格に大きな差はないので、素直に防振ゴムを購入することをおすすめします。
また、室外機はコンクリートやプラスチック製のブロック型の土台の上に設置されることがほとんど。そのため、その土台自体を変えるという対策方法もありますよ。例えば、同じプラスチック製の土台でも形のことなる土台に変えただけで、室外機の騒音が小さくなることもあるとか。プラスチック製のものであれば、数百円から購入可能。気軽に試すことができそうですね♪
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経年劣化の場合は修理・買い替えを検討
室外機クリーニングはしたし、設置環境も見直したのに、まだ室外機がうるさい!その場合は経年劣化によって、室外機の部品が破損したり、何かしらの不具合が生じている可能性が高いです。経年劣化によって室外機がうるさくなっている場合はプロに室外機の修理をお願いするか、買い替えを検討しましょう。
一般的に、エアコンの寿命は10年と言われています。10年以上使用しているエアコンの場合、部品の交換や修理費用が高かったり、そもそも修理不可能の場合もあります。この場合は、買い替えを検討した方が良さそうです。
エアコンの室外機掃除はプロにお任せ!
「室外機を内部までしっかり綺麗にしたい!」「自分で室外機掃除するのは難しい」そんな方は、室外機掃除をプロに頼んじゃいましょう!室内機掃除と一緒に室外機掃除を頼んで、エアコン丸ごと綺麗にしちゃいましょう!約2,500~6,000 円くらいが室外機清掃の相場です。
プロに頼めば、分解洗浄で内部までしっかりと綺麗にしてくれます!詳しくプロのエアコンクリーニングについて知りたいあなたはこちらをチェック!エアコンクリーニングの業者の検索、作業の流れ・価格や時間をみることができますよ♪
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エアコンの室外機で節電も可能!
実は、室外機の使い方を工夫すれば、電気代の節約にも繋がるんです!2つの方法でお得に使えるようになるので、ぜひ試してみてください!
室外機の周りはスッキリと
まずは、室外機の周りを片付けてすっきりさせる方法。室外機の周りにものがたくさん置いてあると、熱を放出する効率が悪くなり、結果として電気代が高くなってしまうんです。室外機の正面や半径30cm以内には物を置かないようにしましょう。
また、定期的に掃除をすることによって、室外機にゴミやホコリなどの汚れがつきにくくなり、熱を放出する効率が良くなることで、節約につながります。室外機本体の掃除と一緒に、室外機周りの掃除も済ませましょう。
夏は涼しく、冬は暖かく
室外機の置き方も、実は節約に繋がるんです!具体的には、夏は室外機が日陰になるように、冬は日光が当たるようにするのがGOOD!室外機も人間と一緒!夏は涼しいほうが嬉しいですし、冬は暖かいほうが気持ちいいんです!熱を排出する効率が良くなり節約に繋がるので、ぜひ試してみてくださいね♪
以下の記事では、室外機だけでなく、エアコン全体の節約方法について解説しています!室内機も工夫をすることで、節約できるので、ぜひ参考にして試してみてください!
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室外機の騒音がご近所トラブルにつながる可能性も
エアコンの室外機があまりにもうるさいと、ご近所トラブルに発展する可能性もあります!そこで、エアコンがうるさいと苦情が来たときはどう対処するべきなのか、その極意を一緒に学んでいきましょう!住宅の種類によって対応も変わってくるので、
・賃貸の場合
この2つにわけてご紹介します。
一軒家の場合
あきらかに音が気になる場合は、原因を解明して掃除や修理などの対策をする必要があります。しかしごく稀に、そこまで音がうるさくないはずなのに苦情が来ることもあると思います。その場合は、自治体の騒音対策課に連絡して「騒音」とされる地域の基準値(デシベル)を確認し、それをクリアしているか確認してみてください。基準値をクリアしていれば、問題はありません。
基準値をクリアしているのに、苦情が来る場合は、弁護士や警察に相談し、アドバイスをもらいましょう。警察は、原則的に民事不介入ですが、悪質な近隣トラブルの場合には、指導や警告などの対応を行ってくれるケースもあります。自分の力だけではどうにもならない場合は、こういった専門家に頼りましょう。
賃貸の場合
お住いが賃貸物件の場合、
・自分が取り付けた場合
それぞれで対応が異なります!
賃借人が取り付けた場合
契約内容にもよりますが、基本的には賃借人が管理することになっています。もしクレームが来たら、まずは管理会社に相談して、不良箇所がないかチェック・修理して欲しい旨を伝えましょう。管理会社が対応し、近隣住民に報告までしてくれるはずです!
自分が取り付けた場合
もともとエアコンの室外機がなかったけど、欲しくなって自分で取り付けた!そんなときは、一軒家と同じ対応をする必要があります。管理会社も責任を取ってくれない場合がほとんどなので、自分で適切に対処しましょう。適切に対処して、お財布にも、ご近所さんにも優しい対応をしましょう。
隣の家の室外機がうるさい場合
マンションやアパートなどに住んでいると、隣の家の室外機がうるさくて悩まされるなんてこともあると思います。そんなときは、直接相手にクレームを伝えるのではなく、管理会社さんに連絡をして対応してもらうようにしましょう。直接伝えてしまうと、隣人トラブルにつながる可能性もあるので、気をつけましょう。
ベランダからの音がうるさいのなら、遮音カーテンを取り付けるというのも効果的です。寝ているときだけ音が気になるという方は、自分のベットの位置を少し変えるだけで、気にならなくなることもあります。管理会社に連絡をしても対応には時間がかかるため、まずは自分でできる騒音対策をしてみましょう。
【番外編】エアコンの室外機の基本的な仕組み
室外機の音は解決されたと思いますが、最後にエアコンの室外機の基本的な仕組みと主な部品を興味ある方向けに解説しますね!エアコンの室外機の役割とは、「外部との熱のやり取りをする」こと。あまりピンとこないと思うので、冷房を運転したケースで考えてみましょう!
図のように、エアコンは室内機と室外機がパイプでつながっています。室内機(エアコン本体)は、部屋中の暖かい空気を吸い込み、その際に発生した熱は、パイプを通って室外機の方にどんどん流れていきます。その際室外機では、
・熱を外に放出する
この2つの工程が行われており、これこそがエアコンの室外機が存在する意味なんです!ちなみに、一般的には冷房と暖房では、暖房の方がより多くのエネルギーを必要とするため大きな音がすると言われています。冬場の方が室外機がうるさくなりやすいと覚えておきましょう!
エアコンの室外機の4つの部品!
ここからはエアコンの室外機についている4つの部品を紹介します!エアコンの室外機は大きく分けて、
・プロペラファン・ファンモーター
・コンプレッサー
・吹き出しグリル
この4つの部品から成り立っています!
熱交換器(フィン)
熱交換器とは、その名の通り熱を交換するところのこと。実際に空気を温めたり冷やしたりする室外機の核となる部分になります!室外機だけでなく、室内機にも入っている部品で、エアコンにとって必要不可欠です。
プロペラファン・ファンモーター
基本的に室外機は、ファンとモーターがセットになっており、ファンモーターの力でファンを回転させ、風を起こす部品のこと。室外機を正面からみたときに、扇風機のようにぐるぐると回転しているので、ある意味室外機の顔ともいえる部品かもしれません!熱を効率良く外に出すうえでは欠かせない部品です。
コンプレッサー
コンプレッサーとはなんぞや!と思うかもしれませんが、日本語でいうと「圧縮機」のこと。冷媒ガスと呼ばれる熱を運んでくれるガスを圧縮し、高温にさせる部分なんです!あまりイメージも湧きにくいし、目にも見えにくい部分なので、室外機の裏方的な役割を果たしています。
吹き出しグリル
室外機を正面から見たときに見える、金属の網状の部分のこと。室外機の内部にゴミが入り込むのを防ぐ役割があります!蜘蛛の巣や枯葉など大きな汚れがつきやすいので、一番お掃除のしがいがあるところかもしれません…!
以下の記事では、エアコンの仕組みについてより詳しく解説しています!ぜひ参考にしてみてください!
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まとめ
今回は室外機がうるさくなる原因やその解決方法について解説していきました!こまめに室外機を掃除したり、室外機周辺の環境を綺麗に整えて、できるだけ室外機がうるさくならないようにしましょう!プロにエアコンクリーニングをお願いする際は、室内機だけでなく、室外機の掃除もお願いしてみてください!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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