ダンゴムシの駆除方法!大量発生の原因や食害向けの対策アイテム
【実写画像なし】ダンゴムシの駆除方法を解説します。早めに対処したい場合は、駆除剤を使った方法がおすすめ。畑や花壇の周りを対策したい場合は、コーヒーやお酢、木酢液、空き缶を使った薬剤なしの方法を試してみましょう。「家庭菜園に向いている駆除方法は?」「ダンゴムシが大量発生したら?」といった疑問や、「オルトラン」を使った予防法も参考に害虫対策をして、ガーデニングや家庭菜園を楽しみましょう!
本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています
目次
ダンゴムシの生態や被害の特徴
ダンゴムシを駆除するにあたり、まずは習性をチェックしましょう。
丸い団子のような形からダンゴムシと呼ばれていますが、日本に生息するダンゴムシは「オカダンゴムシ」「コシビロダンゴムシ」「ハマダンゴムシ」の3種。中でもよく目にするのは「オカダンゴムシ」です。
名前に「ムシ」とついていますが、生物分類学上ではエビやカニと同じ、節足動物の中の甲殻類に分類されています。
ダンゴムシが好む場所や活動時期
・活動時期は2~11月ごろ
ダンゴムシは暗くてジメジメと湿った場所を好みます。特に木の根元や枯れ葉、石、プランター、植木鉢の下などに生息。また水気のある場所を好むため、洗面所やキッチンなど水回りから家のなかに侵入することがあります。
ダンゴムシはほぼ一年を通して見かけますが、活動時期は2~11月ごろ。
夜行性なので昼間は鳥やカエル、ムカデなどの天敵に捕食されないように身を隠して過ごし、夜に活発に活動します。
ダンゴムシによる被害
雑食のダンゴムシは、大切に育てた植物の根や葉までも食べてしまいます。
特にやわらかい葉や茎を好み、新芽や花芽のほか、イチゴやナスといったやわらかい野菜類、多肉植物や苔類なども好んで食べ、ガーデニングや家庭菜園などに被害を及ぼします。
ダンゴムシは枯れ葉を食べ、糞を土の中に返すことで土の中の有機物を分解しやすい状態にしてくれる益虫と言われていますが、大量発生することで害虫にもなる存在なので注意しましょう。
ダンゴムシが大量発生する理由とは?
ダンゴムシは4~9月に繁殖期を迎え、一度の繁殖で10~100ほどの卵を産むため大量発生しやすいのです。
また植物によいとされる環境はダンゴムシにとっても住みやすいため、庭でガーデニングや家庭菜園をしている場合は繁殖が活発になりやすく、大量発生してしまいます。
ダンゴムシの被害をこれ以上広げないために、駆除方法をチェックしましょう!
ダンゴムシの駆除方法!おすすめの駆除剤
・粉末タイプ:広範囲の駆除におすすめ
・誘引タイプ:置くだけで簡単に対策できる
薬剤を使った駆除は、手早くダンゴムシを退治できるのが特徴。ホームセンターやドラッグストアのほか、100均でも購入できる駆除剤があるのでチェックしてみてください。
速効性のあるもの、継続的に害虫を退治できる残効性のあるものなど、駆除剤ごとに効果や特性が異なるため、使う際は商品の説明書きをよく確認しましょう。
即効性を求めるならスプレータイプの殺虫剤
おすすめ
[PR]
ダンゴムシに直接噴きかけて使うスプレータイプの殺虫剤。庭で数匹見かけた際にすぐ噴射できるのが特徴です。ノズル噴射ができるものなら、狭い場所にもピンポイントで使用可能。
ダンゴムシ以外の不快害虫にも使えるものもあるので、ひとつあるとさまざまな害虫対策に使えます。
広範囲に使える粉末タイプもおすすめ
おすすめ
[PR]
粉末タイプの殺虫剤は、広範囲に使いやすいのが特徴。ダンゴムシが庭の広い範囲で大量発生してしまった際にもおすすめです。
家の周囲や玄関先などにまいておくことで、家の中への侵入を防ぐことも可能。
誘引タイプは置くだけの手軽さがポイント
おすすめ
[PR]
ベランダやプランター付近など、ダンゴムシがいそうな場所に置くだけで駆除できるアイテムもおすすめ。家のなかの対策をしたい場合は、屋内に対応している商品を選びましょう。
スプレータイプのような速攻性はありませんが、「隠れているダンゴムシも駆除したい」「駆除する際にダンゴムシを見たくない」という場合に活用できます。
【薬を使わない】ダンゴムシの駆除方法
・お酢を水で薄めてまく
・コーヒーをスプレーする
・空き缶の落とし穴を作る
家庭菜園をしている場合や、お子さんやペットのいる家庭などでは、薬剤を使わずに駆除する方法もおすすめです。
主に、ダンゴムシを忌避する目的として活用できるアイテムをご紹介します。
木酢液を散布する
おすすめ
[PR]
木酢液(もくさくえき)は木炭を作るときに出る水蒸気を冷やし、液化させて作られたもの。ガーデニングや家庭菜園の害虫予防としても使われており、木酢液の煙のような独特の臭いをダンゴムシは嫌うため、忌避剤として有効です。
木酢液は種類にもよりますが、300~1000倍に水で薄めてダンゴムシが付きやすい場所にスプレーしましょう。
木酢液には、植物の代謝を上げ生育を促進する効果や、土壌内の微生物を活性化させる効果も期待できます。
お酢のニオイで撃退する
お酢もダンゴムシが苦手なアイテム。ただ、そのまま使用すると臭いが家や庭に付いてしまうため、水で20倍ほど薄めてから使うようにしてください。
使い方は薄めたお酢をスプレーボトルに入れて、ダンゴムシが発生しやすいエリアや、侵入して欲しくない場所にスプレーすればOKです。
コーヒーをスプレーする
ダンゴムシはコーヒーの臭いも嫌うため、「駆除剤を使わずに食害を防ぎたい」という場合におすすめ。冷ましたコーヒーをスプレーボトルに入れて庭に散布することで、忌避効果が期待できます。
ただし、ドリップ後のコーヒーかすにはダンゴムシが寄ってきてしまうため、液体の状態のものを使うのがポイントです。
またコーヒーはシミになりやすいため、植物や野菜などに色が付着する恐れがある点に注意してください。
空き缶の落とし穴を作って捕獲する
空き缶の上部をカッターで切り取り、エサとなる野菜を入れて上部が見えるように土に埋めて落とし穴を作る方法です。
落とし穴に落ちたダンゴムシはツルツルした空き缶を登ることはできません。捕獲したダンゴムシは自然に放したり、腐葉土作りに役立てることもできます。
ダンゴムシはコーヒーのニオイを嫌うため、コーヒー以外の空き缶を使いましょう。
ダンゴムシによる食害や家への侵入を予防する方法
ダンゴムシを寄せ付けないためには、普段からの予防が大切です。ダンゴムシにとって住みにくい環境を作ることが、ダンゴムシの予防につながります。
庭の掃除をして湿気のある場所を作らない
ダンゴムシのエサとなる落ち葉や枯れ葉をためないように、定期的に掃除をしましょう。
ダンゴムシは湿った環境を好むため、風通しのよい環境を作ることも大切。置きっぱなしにしているプランターや植木鉢の下は日が当たらず湿っているため、こまめに移動させる、台の上に乗せるなどして風通しをよくしておきましょう。
また晴れた日が続くと土の表面は乾燥しますが、土の中は湿っているため、庭の土は定期的に掘り起こして乾燥させておくのもポイント。土を掘り起こしながら、雑草も抜いておくとより効果的です。
オルトランのような浸透移行性殺虫剤を使う
おすすめ
[PR]
浸透移行性殺虫剤とは、葉や根から吸収された有効成分により、植物全体が殺虫効果を持ち食害を予防できる薬剤。
「オルトラン」シリーズは、土にばらまくだけのものや薄めて散布するものなど種類があり、家庭園芸にも使いやすい商品です。
持続性がある薬剤なので、ダンゴムシやほかの害虫に食べられたくない植物に使用することで、食害の予防が期待できます。
【Q&A】ダンゴムシの駆除に関するよくある質問
「ダンゴムシが来ないようにするにはどうしたらいい?」「薬なしで駆除するには?」など、ダンゴムシ駆除に関する疑問をまとめました。
Q. ダンゴムシを撃退するにはどうすればいいですか?
A. 不快害虫向けの殺虫剤を使いましょう。
ダンゴムシのような不快害虫向けの殺虫剤を使って駆除する方法があります。速効性を求める場合は、スプレータイプの殺虫剤がおすすめ。大量発生しているときは広範囲に使いやすい粉末タイプを選ぶとよいでしょう。
Q. ダンゴムシを薬なしで駆除するにはどうしたらいいですか?
A. 忌避効果が期待できるお酢やコーヒーを用いる、落とし穴を作って捕獲するなどの方法があります。
「薬剤を使いたくない」という場合は、お酢やコーヒーなどダンゴムシが苦手とする臭いのものを散布してみましょう。
また、空き缶で落とし穴を作りダンゴムシを捕獲する方法もあります。
Q. ダンゴムシが多いのはなぜ?
A. ダンゴムシにとって住みやすい環境があることや、繁殖力の高さなどが大量発生しやすい原因です。
ダンゴムシは湿気がある場所を好み、落ち葉を主食としているため、水はけが悪い場所や落ち葉が溜まっている場所を放置していると、住み着きやすくなってしまいます。
また一度に数十から数百ほどの卵を産卵することも、大量発生しやすい原因のひとつです。
Q. ダンゴムシは駆除した方がいいですか?
A. 庭の花や野菜に害を与える恐れがあるため、早めに駆除しましょう。
特に大量発生している場合は、放置してしまうと食害の範囲が広がったり、家に侵入してきたりするため早めの対処が大切です。
Q. ダンゴムシが嫌がるものは何ですか?
A. お酢やコーヒーの臭いが苦手と言われています。
ダンゴムシはお酢や木酢液、コーヒー液の臭いを嫌うため、忌避剤としての効果が期待できます。
Q. ダンゴムシの駆除に重曹は使える?
A. 特定の害虫に対する忌避効果があると言われています。
重曹を水に溶かしてスプレーすることで、アルカリ性を嫌うアリやナメクジなどの害虫を予防するのに有効と言われています。
ダンゴムシ駆除の方法としても紹介されていることがありますが、酸性を好む植物がある場合は重曹の取り扱いに注意が必要です。
あわせて読みたい
あわせて読みたい
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。