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更新日: 2024年10月17日

カメムシ対策におすすめの予防・駆除方法!大量発生に備えた侵入防止方法

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【実写画像なし】カメムシ対策として効果が期待できるアイテムや、家のなかに侵入させない方法をご紹介します。カメムシは野菜や庭木などの植物に寄ってくるため、苦手とするハッカ油やミントで対策をしましょう。臭いが付いてしまったときの対処法や、「カメムシ対策グッズは100均に売ってる?」「カメムシを寄せ付けない方法は?」などの疑問にもお答えします!

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カメムシとは?庭の植物や洗濯物に寄ってくる!

カメムシとは、カメムシ目のカメムシ亜目に属する昆虫の総称。五角形の背中が亀に似ていることから名前が付けられています。国内では、「クサギカメムシ」や「マルカメムシ」「ツヤアオカメムシ」などさまざまな種類が確認されています。

そして、カメムシと聞いて思い浮かぶのは強烈な悪臭

その臭さから「ヘッピリムシ」「クサムシ」とも呼ばれており、臭いの強さでカメムシ自身がショック死することがあるのだとか。

刺激を与えると悪臭を放ち、臭いの主成分「トランス-2-ヘキセナール」は2~3日残ることがあるため、特に駆除する際は刺激を与えないように注意しましょう!

カメムシが好きなものを知って対策しよう

・農作物や草花、庭木、果樹
・白い色(白いシャツやシーツなどの洗濯物、蛍光灯の光)

カメムシは、ピーマンやナス、トマト、大豆、モモ、リンゴ、稲などを好む広食性。口器を植物に刺して水分を吸うのが特徴で、農作物にも被害を及ぼすことがあるため害虫とされています。

また白い色や光に集まる性質があるのも、カメムシの特徴。

特に暖かい場所を好むため、日干ししてる白いシャツや、シーツなどの洗濯物に寄ってくるのです。「白色の洗濯物は室内干しにする」「洗濯物を取り込むときはよく見る」など、そのまま家のなかに連れてこないように注意しましょう。

参考:カメムシ 家への侵入防ぐには?|NHK 青森WEB特集

カメムシが大量発生する原因

カメムシの活動時期は4~10月と、越冬時期以外のほぼ1年を通して見られます。

特に秋ごろに大量発生するのは、越冬場所を探すために集団移動をする種類がいるため。寒い時期は暖かい場所を求めて、室内に侵入することもあります。

またカメムシがエサとするスギやヒノキが豊作な年や、個体の多くが冬を超えやすい暖冬の年大量発生しやすい傾向があります。

参考:カメムシことしも大量発生?30都府県で「注意報」どの県で多い?|NHK

カメムシ注意報をチェックしよう

▼カメムシ注意報が発表されている地域
群馬県、東京都、富山県、石川県、岐阜県、三重県、滋賀県、大阪府、奈良県、広島県、愛媛県(2024年6月12日時点)

上記に、農林水産省による主要な病害虫の発生予察情報(発生予報)から、カメムシに関する注意報が発表されている地域をまとめました。

注意報以外にも、北東北や北陸、四国の一部地域では「斑点米カメムシ類」の発生が多くなると予想されています。

また関東や北陸、東海、近畿、中国、四国、九州の一部地域では「果樹カメムシ類」の発生が予想されているため、カメムシ対策をしておきましょう!

発生しやすいカメムシの種類や被害が出やすい作物の詳細は、農林水産省の公式サイトや、それぞれの都道府県が発表する発生予察情報を参考にしてみてください。

参考:令和6年度 病害虫発生予報第3号(令和6年6月12日)|農林水産省

カメムシ対策法!ハッカ油やミントで寄せ付けない

▼カメムシが侵入しやすい場所
・窓サッシや網戸などのすき間
・エアコンのドレンホース
・玄関や換気扇
・暖かい場所(外干しの洗濯物など)

ここからは、カメムシを寄せ付けない予防法を解説します。

カメムシは2mmほどのすき間からでも入ってくるため、上記のような場所を中心に対策することが大切。

対策のポイントはカメムシが好むものをなくし、苦手なアイテムで寄せ付けないようにすること。用意しやすいものでカメムシの侵入を防ぎましょう!

庭の雑草やベランダの落ち葉を取り除く

カメムシは、庭に生えている雑草に卵を産みつけて繁殖してしまうため、雑草は日ごろからこまめに除草しておきましょう。

ベランダに植物を置いていたり、家庭菜園をしていたりする場合も寄り付きやすくなってしまいます。そのため、「落ち葉をそのままにしておかない」「防虫ネットを張る」などして対策しましょう。

窓サッシや網戸のすき間をなくす

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ニトムズ すきまテープ徳用ロング

網戸や窓のサッシなどをすき間テープで塞いで、カメムシの侵入を予防しましょう。

エアコンのドレンホースもカメムシの侵入口となる場合があります。「ホームセンターに売っている防虫ドレンキャップをつける」「水切りネットを被せる」などして対策をするのもおすすめ。

カメムシが苦手なハッカ油をスプレーする

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健栄製薬 【食品添加物】ハーブ ハッカ油P 20ml

カメムシが苦手なハッカを使った予防法。ハッカ油で虫除けスプレーを作り、網戸や窓などカメムシが侵入しやすい場所に、スプレーをしておきましょう。

ハッカ油は、ゴキブリのようなほかの害虫対策としても効果が期待できます。

用意するもの
・ハッカ油:5~10滴
・無水エタノール:10ml
・水:90ml
・スプレーボトル(ポリスチレン製でないもの)
作り方
 
1
スプレーボトルに無水エタノール10mlを入れる

 
2
ハッカ油を5~10滴ほど、少量ずつ垂らして混ぜる

 
3
水90mlを入れてよく混ぜる

スプレーボトルをよく振ってから使うようにしましょう。

ハッカ油にはポリスチレンを溶かしてしまう作用があるため、ポリスチレン製の容器は使わないでください。

またハッカ油のメントールは強い成分なので、乳幼児やペットがいる場所は避けるようにしましょう。

庭やベランダにミントを置く

カメムシは、ハッカ以外にもミント系のハーブのニオイ成分を嫌うと言われています。

侵入経路になりやすい窓やベランダ周辺にミント系のハーブを置いたり、家庭菜園をしている場合は近くにミントを置いたりすると、カメムシの予防が期待できます。

ただしミントは繁殖力が強く、地植えにするとほかの花や野菜に影響が出てくることがあるため、プランターで育てるのがおすすめです。

市販の忌避剤を使う

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UYEKI(ウエキ)カメムシ忌避剤カメムシクリン 250ml

「庭で家庭菜園やガーデニングをしている」「家の付近に畑や田んぼ、木々が多い場所がある」という場合はカメムシが寄り付きやすいため、専用の忌避剤で防除しておくのも効果的。

スプレータイプのものなら、窓枠や網戸などに手軽に吹きかけられます。

【駆除剤や捕獲器】カメムシの駆除方法

▼カメムシ駆除のポイント
・大量発生した場合は、市販の殺虫剤を利用する
・カメムシを捕獲して刺激を与えないようにする

ここからは、カメムシが発生してしまったときの対処法をご紹介します。

カメムシを見つけたときは悪臭を放つ前に駆除するために、刺激を与えないようにすることや、臭いがつかないように素手で触らないことを心がけましょう。

市販の殺虫剤を使う

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住友化学園芸 不快害虫剤 カメムシアタッカーEX 480ml

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フマキラー カメムシ駆除剤 カダン カメムシバリア 450ml

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フマキラー 凍殺ジェット 300ml

ホームセンターやドラッグストアなどでは、カメムシに有効な駆除剤が売っているため、チェックしてみましょう。

ノズルが複数付いているタイプなら、大量発生したカメムシをまとめて駆除できます。「殺虫剤を使いたくない」という場合は、「フマキラー」の「凍殺ジェット」もおすすめ。殺虫成分がなく、カメムシの動きを冷気で止めて駆除できます。

またカメムシの好物である野菜や果物を育てている場合は、カメムシ類に効果のある農薬を使って駆除する方法もあります。

粘着テープを使う

カメムシを捕まえることに抵抗がなければ、素手で触らないように粘着テープで素早く丸めて捨てるのも対処法のひとつ。

臭いを発する前に丸めてしまうのがポイントです。

ペットボトルでカメムシを捕まえる

「少量のカメムシが室内に入ってきてしまった」「室内で駆除剤を使えない」という場合は、ペットボトルを利用する方法もあります。

カメムシの「外的から逃げる際に下へ落ちる習性」を利用して、ペットボトルの捕獲器で刺激せずに駆除しましょう。

用意するもの
・空のペットボトル(大きさや形は自由)
・テープ
・カッター
作り方
 
1
ペットボトルの上から3分の1くらいをカッターやハサミで切る

 
2
切り離した部分をひっくり返してペットボトルの下側にはめ込む

 
3
外れないようにテープで固定する

上記のステップで、ペットボトルの捕獲器が完成。

カメムシの真下に捕獲器を近づけることで、逃げようとして下へと落ちていくので、ラップで密閉して臭いが漏れないようにしましょう。

捕獲後は外に逃すか、駆除する場合は事前にペットボトルの底に1~2cmほど食器用洗剤を入れて、退治します。

カメムシ駆除の注意点!刺激しないのがポイント

▼カメムシ駆除の注意点
・カメムシを叩いたり潰したりしない
・掃除機で吸わない

室内に入ってきたカメムシを駆除する際は、刺激しないことが大切。以下のポイントに注意しましょう。

カメムシを叩く・潰すはNG

カメムシを叩いたり潰したりすることで、驚いた際に悪臭を放つことがあります。またカメムシを退治できた場合でも、壁や床、手などに悪臭が付きなかなか取れないことがあるため注意しましょう。

掃除機で吸い込むと掃除機内部から臭いがする

特にやってはいけないのが、掃除機でカメムシを吸い込むこと。生きているカメムシが吸われた際に悪臭を放ち、掃除機の排気で臭いが部屋中に広がってしまうのです。

悪臭がついてしまった場合の対処法

カメムシ駆除の際に刺激を与えてしまい、臭いがついてしまった時の対処法をご紹介します。

手についた場合はオリーブオイルや食器用洗剤で洗う

カメムシの臭いの成分は油に溶けやすい性質を持つため、「油」や「界面活性剤」で落とすことができます。

手に付いてしまった臭いは、手が荒れにくいオリーブオイルや界面活性剤入りの食器用洗剤などでよく洗ってから、普段通りに石けんで洗ってみましょう。

洗濯物についた場合は界面活性剤やアイロンのスチームを使う

カメムシの臭いに含まれる成分は熱にも弱いのが特徴。

外に干していた洗濯物に臭いが付いてしまったときは、スチームアイロンで熱処理をしたり、ドライヤーの熱を当てたりするなどの方法で臭いの成分を飛ばすことも可能です。

【Q&A】カメムシ対策に関するよくある質問

「家のなかに侵入させない方法は?」「カメムシが来なくなる方法は?」など、カメムシ対策について気になる疑問をまとめました。

Q. カメムシは何に弱い?

A. ミントやハッカの香りに弱いと言われています。

カメムシは、ミント系やハッカの香りを嫌うため、忌避剤として効果が期待できます。

Q. ベランダにカメムシを寄せ付けないようにするには?

A. ベランダの草や落ち葉を取り除き、防虫ネットを張っておくのがおすすめ。

カメムシは草花を好むため、掃除をしておくことが大切。防虫ネットを張り、害虫の侵入を防ぐのもよいでしょう。ベランダで家庭菜園をしている場合は、カメムシが苦手とするミントを鉢植えにして置いておくのもおすすめです。

Q. カメムシが家のなかに来なくなる方法は?

A. 照明器具を、カメムシが集まりにくいLED照明に替えるのもおすすめ。

夜間、蛍光灯の光に集まりやすい一方、LEDライトの光には集まりにくい性質があるため、照明器具を替えてみるのもカメムシ対策として効果が期待できます。

Q. 家の中に入ったカメムシの捕まえ方は?

A. 刺激を与えないように捕まえることがポイントです。

家に侵入したカメムシは、臭いを発する前に市販の駆除剤や粘着テープで素早く駆除しましょう。駆除剤を使いたくない場合は真下に逃げる習性を利用して、ペットボトルの捕獲器で捕まえる方法もあります。

Q. カメムシ対策グッズは100均に売ってる?

A. 2024年7月現在、カメムシ対策用のアイテムは見つかりませんでした。

2024年7月現在、編集部スタッフがネットを調べてみたところ「ダイソー」や「セリア」などでは、カメムシ用の駆除アイテムは確認できませんでした。

Q. カメムシを即死させる方法はある?

A. 速効性のある駆除剤を使うことで素早く駆除できます。

ホームセンターやドラッグストアなどに売っている、カメムシ用の殺虫剤や、凍結タイプの駆除剤を使うと効率よく駆除できます。

害虫の大量発生に困ったらプロに相談しよう

カメムシ以外にも、家のなかや庭に厄介な害虫が大量発生してしまった場合は、害虫駆除のプロに相談することをおすすめします。

「ユアマイスター」は、口コミや料金などを比較して条件に合ったサービスを選びやすいのが特徴。ネット上からでも予約が可能です。

▼ユアマイスターの害虫駆除の費用目安(東京都)
・蜂の巣駆除:12,650円~25,300円(税込)/1箇所
・シロアリ駆除:57,500円~126,500円(税込)/50平米
・ゴキブリ駆除:12,650円~21,275円(税込)/1R
・ノミ、ダニ駆除:21,275円~32,200円(税込)/1R
・トコジラミ駆除:56,925円~86,250円(税込)/30平米

2024年7月時点、東京都でユアマイスターの害虫駆除を依頼した場合の、費用目安は上記の通り。

地域によって費用や基本の作業メニューなどは異なるため、お住まいの都道府県からプロを探してみましょう!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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