エアコンから異音がした!音からわかる原因と室内機・室外機の対策方法
季節の変わり目、久しぶりにエアコンをつけたら、あれ?なんかエアコンから変な異音が……?急なことだと対処に困りますよね。そんなエアコンから聞こえてくる異音の原因を種類別に解説。対処方法も紹介します。
プロに聞いた!エアコンの異音はなぜ?
なぜ、突然エアコンから異音がするのでしょう。どこか壊れているの?詰まっているの?掃除をすれば直るか……。そういうときはプロに聞いてみましょう。
というわけで「ユアマイスター」で、エアコンクリーニングのプロ「エアコン本体から音がしてうるさいのですが、原因は何が考えられますか?それがエアコンクリーニング で解決することができますか?」と聞いてみました!たくさんのプロの意見の中から、一部を紹介します。
おそうじ本舗岩槻駅前店さん(東京都)
ピカいち☆サンクリーンさん(埼玉県)
すっきりマイスターさん(埼玉県)
プロでも、根本の原因がわからなければ対応できないのですね。そこで、編集部ができる限りではありますが、エアコンの異音をまとめてみました。メーカーによって音が違うこともあるので、あくまで参考程度にみてください♪
室内機の異音
エアコンの異音に一番最初に気づくのは室内機ではないでしょうか。あれ?なんだかいつもと違う?と思ったらすぐに確認してみてください。
室内機の異音一覧表
似たような音でも実は全く別のお手入れが必要だったりするので、音の種類で推定しましょう。
問題がない音
「エアコンから異音がする!」と思っても、性能的には問題がない可能性もあります。
キシキシ
温度変化により樹脂の部品がわずかに伸縮するときの音です。冷えすぎると音がなりやすくなるので、気になるようなら、設定温度を高めにすると解決するかもしれません。
ミシッ
エアコンの内部にある金属製の熱交換器が温度の変化によって、膨張したり収縮したりする際に出る音です。熱交換器が正常に作用している証であり、故障ではありません。
シュルー
エアコンの中には「冷媒」という空気を冷やすための仕組みがあります。エアコンから冷たい風が出るときに「シュルシュル」と音が出るものなので、心配はありません。
確認した方がいい音
この音がしたら、エアコンをいったん切って、どこが悪いか確認しましょう。
ガタガタ
フィルター自働お掃除機能が付いている機種で、フィルターやダストボックスが正しく取り付けられていないときにする音です。エアフィルターやダストボックス、フロントパネルの取り付け直してみてください。お掃除ロボットがフィルターにぶつかっている可能性もあるため、フィルターカバーを開けて確認してみましょう。
ブーン
この音がする場合、フィルターが詰まっている可能性が高いです。ホコリや小さな虫などによってフィルターの空気の通りが悪くなっているサインなので、早めにフィルターを掃除しましょう。
キュルキュル
ホコリがたまりすぎて音が出ている可能性があります。フィルターの掃除をしましょう。
故障の可能性がある音
この音がしたら、どこか壊れているか不具合の可能性があります。
ポコポコ
換気扇の使用などで、室内機排水ホースの中の空気が引っ張られて、排水ホースの中の水が空気と一緒に吸い上げられるときに出る音です。ホースの中がつまっている可能性があります。放置すると、異音だけでなくエアコンから水漏れすることも。故障の可能性もあります。急いで確認しましょう!
室外機の異音
エアコンの異音は室外機の方が多かったりします。外にあるため、異物混入がしやすく、故障に気づけないまま放置してしまうことも。洗濯物を干したりするちょっとした時間に確認してみてください。
室外機の異音一覧表
問題がない音
室外機は常時音がなっているから気づきにくいですよね。その中でも問題ない音かどうかを聞き分けていきましょう。
プシュプシュ
運転が切り替わるときになる、単純な機械音です。
シュルシュル
エアコンで冷房を使用するときに出る音です。また、霜取り機能が付いているエアコンからは「シャー!」という音が出たりします。
故障している可能性が高い音
この音がしたら、すぐに運転を止めましょう。無理に使い続けると故障の原因となります。
ガラガラ
「ガラガラ」という音がした場合、プロペラやコンプレッサーに問題が発生していることが多いです。とくにコンプレッサーはエアコンの中で重要な部分なので、修理が必要となる深刻な状態にあると考えてください。
ガゴンガゴン
大きな音がする場合、エアコン内部の何かが破損している可能性が高いでしょう。このような音がするのなら、すぐに使うのをやめて修理の依頼を出すようにしてください。
キュルキュル
「キュルキュル」という金属がこすれるような異音が聞こえた場合は、ファンモーターが故障している可能性があります。メーカーや業者に修理の依頼を出しましょう。ファンモーターの故障はほこりが原因になることが多いので、定期的に掃除をしてくださいね。
エアコンの修理は買ったメーカーで依頼した方がいいの?
安全かつ確実に直すなら購入先のメーカーに依頼することをおすすめします。メーカーよっては安全保証がついているのもがあり、比較的安く修理することができるからです。
しかし、安全保証の期限が切れていたり、保証の対象外なんてことも。さらに時期によっては数週間も対応を待つこともあります。
保証は切れているけど、どうにかして修理してもらいたい。素早くスピーディーにやりたい。そんな人はエアコン修理のプロに依頼するのはどうですか?
ユアマイスターなら、地域や曜日など、あなたに合ったプロの修理方法を探すことができます。修理と一緒にエアコンお掃除、なんてこともOK!
ユアマイスターであなたにぴったりのお手入れを探してみてください。
エアコンの異音を防ぐには?
エアコンの異音は故障のサインの可能性があるんだなということがわかりました。でもそんな異音がすることなく、トラブルを予防できたら一番ですよね。エアコンの異音を防ぐ方法を考えていきましょう。
まず、機密性の高い部屋では、エアコンの室内機から音がする可能性があります。
・換気扇を止める
・部屋の換気口を開けてみる
・少し窓を開ける
など、部屋の空気を少し入れ換えることで、音がしなくなるかをチェックします。これで直るようなら、排水ホースの問題の可能性が高いです。一度排水ホースの状態をチェックしてみましょう。
調べてみて、たとえば排水ホースが目詰まりしているようでしたら、エアコンクリーニングの時期かもしれません。この「エアコンの掃除」は異音を防ぐためにとても大切です。
フィルターのホコリをとって運転する
エアコンの異音は「問題ない」「クリーニングが必要」「機械の故障」というおよそ3つのケースに分けられます。このうち、エアコンのクリーニングならある程度はご家庭でできることでもあります!
エアコンをお掃除せずに放っておくと、それ自体が故障の原因になってしまうこともあるので、まずは自分でできる限りの掃除してみましょう。
おすすめは「フィルター掃除」です。エアコンのカバーを外すと、フィルターと呼ばれるカバーがついています。これは、エアコン内部にホコリが入る混むのを防いでくれているものです。なので、開けてみたらホコリがびっしり!なんてこともあるかも……?
お掃除機能付きのエアコンでも、ダストボックスにたまったホコリを捨てなければなりませんし、フィルターは定期的な掃除が必要です。これは自分でできますから、まずフィルターを外して水洗いし、乾燥させましょう。乾いたらセットして、運転開始です。
夏の暑い時期にエアコンが使えないのは避けたいので、本格的な夏が来る前にお掃除しておくことをおすすめします。こうして、フィルターのホコリをとることで、異音や故障をある程度予防できるはずですよ。
おすすめ
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エアコンクリーニングを依頼する
フィルターを外してみたら、エアコン内部にカビがびっしり!という経験はありませんか?フィルター掃除だけでは、エアコン内部にたまってしまったホコリやカビを取り除くことはできません。
ホコリがたまると、ドレンホースを伝って水が外に出る道を塞いでしまうことがあります。それが異音につながったり、あるいは水漏れにつながったりするようです。そのため、エアコン内部のクリーニングはとても大事です。
けれどエアコンを分解してまでのお掃除となると、個人でやるのはとても難しいですし、エアコンを故障させてしまう可能性もあります。
そこで、ユアマイスター!まずはエアコン掃除のプロを探してみましょう。異音の予防になるだけでなく、エアコンからの異臭や水漏れの予防にもつながります。
真夏にエアコンが故障すると本当にピンチ!猛暑で忙しくて修理業者さんが来てくれない、新品を買っても設置まで2週間……なんてこともあり得ますので、夏が来る前に一度クリーニングを依頼して、エアコンの調子を見ておくと安心ですよ。
まとめ
エアコンから聞こえる謎の音の原因はわかりましたか?
エアコンはデリケートな機械です。自分の力で直すことはあまりおすすめできません。無理に直そうとすると逆に故障の原因になってしまうからです。わからないことがあったら慌てず、メーカーかプロに問い合わせてみてください。
現代に生きる私たちにとってエアコンは必需品。夏の本番や寒い冬にいざエアコンが使えない!となったらなかなかの地獄です。ちょっとした時に、「うちのエアコンさんは元気かしら?」みたいな感じでスイッチを入れて様子を伺うのもいいですね。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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