
素材や音色を比較して選ぶ!おすすめのベース弦を厳選して10品紹介
使っているベースが自分に合った音になっているか、研究を重ねている方は多いと思います。
ジャズベースがいいのか、プレシジョンベースがいいのか、使われている木材は何なのか、シールドやエフェクターはこの製品でいいのかといったことなど様々なことで試行錯誤を重ねていることでしょう。
ただ、そんな中で忘れられがちなのが弦。すぐダメになるから安いものであればいいというような買い方をしていませんか?
しかし、弦も音色を変える大きな要素なので、しっかりとこだわりを持って選んでほしいんです。
ここではニッケル系、ステンレス系、特殊系という3つの種類に分けて弦を10種紹介していきます!ぜひ参考にしてみてください!
目次
ベース弦を選ぶときに考えるべき3つのポイント
素材で選ぶ~ニッケル系かステンレス系か
素材はまず最初に見るべきポイントで、ニッケルとステンレスの弦では特徴がかなり異なります。
ニッケルはベースの弦では定番の素材です。サビに強く、加工がしやすい。そして何よりも値段がリーズナブル。そのため頻繁に交換することになるベースの弦にはうってつけの素材といえるのではないでしょうか。音は太い印象があります。
一方のステンレス弦の最大の特徴は、ニッケルよりもはるかに硬く、耐久性が抜群だということです。とても硬いので、フレッツを簡単に痛めつけてしまいます。また、弦の張りも強いです。
音としては、明るめの音が出ます。
巻き方と太さを確認~ラウンドワウンドか、フラットワウンドか
弦の種類にはラウンドワウンドとフラットワウンドという2種類の弦が主にあります。
弦は、芯線と呼ばれる核となる線の周りに、細い線が巻かれて作られています。ラウンドワウンドとフラットワウンドの違いは芯線の周りに巻かれた細い線にあります。
まず、ラウンドワウンド弦ですが、こちらがベース弦では定番の弦になります。
ラウンドワウンド弦は芯線周りの細い線が丸い形になっており、弦の表面をみると凹凸がついています。音色としては明るくシャープな印象です!
一方のフラットワウンドは芯線周りの細い線が平らになっており、弦の表面がつるつるしています。音色は甘い中低音で、70年代をほうふつとさせます。
また、太さ(ゲージ)は演奏のスタイルによって適したものが変わってきます。細いものは、ジャンジャン弾き倒したい方、太いものはハードにじっくり弾きたい方におすすめです!
弦の持続性~新しい弦の音色と古い弦の音色どちらが好きか
完全に個人の好みの問題になってくるのですが、新しい弦の音が好きなのか、古い弦の音が好きなのかによってどのくらいの耐久性の弦をえらべばいいのかが変わってきます。
新しい弦の音は、音質がクリアではっきりと伝わってくるのに対し、古い弦はこもった音になってきます。
新しい弦のクリアなサウンドが好きだという方は、長く持つ耐久性のある弦を。反対に古い弦のこもった音が好きだという場合には、お財布にも優しい、すぐに耐久性が落ちてしまう弦を選ぶということになると思います。
新しい弦の音が好きなのか、古い弦の音が好きなのかを考えてどのような弦がいいのかを考えてみると、弦選びもぐっと楽しくなりますよ!
ベース弦としては定番のニッケル弦!おすすめの4つを紹介します。
ベースの弦では定番のニッケル弦のおすすめ4つを紹介していきます。
どれもきっちりと個性がある弦なので、好みは分かれるはずです!
定番のダダリオのベース弦。価格と音質とのバランスがグッド「D’Addario ベース弦 ニッケル」
ベース弦としては王道のダダリオのベース弦。
色々なベース弦を試してみたけれど、最後にはやっぱりこのダダリオのベース弦に落ちつくというような方が多いんです。
このダダリオのベース弦は、ベース弦の中では安いコスパのいい弦に分類されます。
音の特徴は、低音から高音までまんべんなくしっかりと出るバランスの良い癖のないサウンドです。それゆえに使うプレーヤーを選ばず、ここまで人気が出ているということですね。
弾き心地としては指にすごく引っかかるという印象で、ラウンドワウンドのざらざらという感じではなく、ギザギザという感じに近いです。
実際に使っている方の感想を聞いてみましょう。

やっぱり安定のダダリオです。
コスパもよく、人を選ばない弦なので、誰にでもおすすめできます!
おすすめ 商品

ダダリオと双璧をなす定番メーカー アーニーボールのベース弦「ERNIE BALL ベース弦 Super Slinky Bass」
ベース弦の定番メーカーはダダリオだけではありません!アーニーボールも同じくらい定番のメーカーで、楽器屋に行くと必ずダダリオの隣に置いてあります。
一般的にアーニーボールの弦はダダリオと比べると音がブライト(明るい)という印象です。
上で書いたようにダダリオは音のバランスがいいのが特徴ですが、このアーニーボールの音の重心は高めに寄っています。
しっかりと出るだけでなく、きめ細やかな高い音が出ている感じがします。
逆に低音はダダリオと比べると輪郭がぼやっとしているという印象です。
実際につかってみていかがですか。

ダダリオは弦のテンションが強めなので、私には合わなかったのですが、このアーニーボールはテンション(張り)が弱めなので、とても弾き心地がいいです!
高音はきめ細やかで、ダダリオと比べると上品な印象でとても好きです。
ダダリオにひけをとらない定番メーカーのアーニーボールですが、そのすみわけはきっちりとできているので、自分のスタイルに合わせて選ぶことができるのがいいですね♪
おすすめ 商品

近年人気急上昇中のイタリアのリチャードココのベース弦「リチャードココ ベース弦 RC4G N」
このリチャードココは10年ほど前から人気が出てきたイタリアのギターメーカーです。
サウンドは低音から高音まででるバランスのいいダダリオと似ているのですが、その音質はダダリオよりもいいという声もあります。
その音の特徴ですが、重心は低めで、特に中音域はこしのあるしっかりとした音を出せます。
中低音がしっかりしているので、弦が死んだ後の音もいいんです!
実際に使ってみていかがですか?

どの音域もカバーするバランスの取れたサウンドになっていて、確かにダダリオに似ています。
音質は私もダダリオよりいいと思いますが、耐久性は明らかにこちらのほうがいい!半年以上使っても死んでいません。
上の方のように、このリチャードココの弦を絶賛する人は多く、リピート率がとても高いです!
ダダリオを使っているという方は、一度試してみてもいいかもしれません!
おすすめ 商品

50年を超える老舗の世界的ギターメーカーフェンダーのベース弦「Fender エレキベース弦 7250」
フェンダーはいわずと知れた世界でトップのエレキベースメーカーです。
今ではエレキベースの定番になっている、プレシジョンベースを生み出したメーカーで、ベーシストの間では神様のような存在のジェフベッグ、エリッククラプトンもこのフェンダーのベースを使っていました!
さて、こちらの弦の特徴ですが、重心は高めで、躍動感のあるサウンドになっています。フェンダーのベースとめっぽう相性が良いので、フェンダーのベースを使っている方はこちらの弦一択だと思います!
実際に使っている方の声を聞いてみましょう!

世界的なエレキベースのフェンダーから出ている弦ということで、期待して買いましたが、思った通りのいい音です!
パンチのあるサウンドなので、弾いていてとても心地よいです!
世界的エレキベースメーカーであるフェンダーが送るこちらのベース弦。
パンチがあって、メリハリのある音はとても心地よいです!フェンダーのベースを持っている方は、ぜひこちらの弦をお買い求めください!
おすすめ 商品

耐久性抜群のステンレス弦!おすすめ3選をご紹介
ここからは、耐久性抜群のステンレス弦のおすすめを3つ紹介します。
初心者でも弾き心地のいいもの、ハイエンドなもの、マニアックなものという3種類の弦が登場します。
初心者の方でも使いやすい「ロトサウンド ROT-SM66」
ロトサウンドはラウンドワウンド弦を開発したメーカーでもあり、ベース弦ではパイオニア的な存在です。
そんなロトサウンドがおくる弦ですが、特徴としてはタイトルにもある通り初心者の方でも使いやすいこと。
その理由は弦のテンションの弱さと、バランスのあるサウンドにあります。
初心者の方は、指に力を入れるコツがまだわからないため、弦の抑えが弱くなってしまい、しっかりとした音が出せません。
こちらの弦の張りはかなり弱いので、弱い抑えでもきちんと奏でることができるのです。
サウンドも低音から高音までバランスよく出せるようになっていて、プレイスタイルが決まっていない初心者も使いやすい音色になっています。
実際に使ってみた方の感想を聞いてみましょう。

テンションも弱いし、かなり細くなってもいるので、普通の弦ではなかなか抑え込めないような私でも、きっちりと抑えることができます。
バランスのいいサウンドですが、低い音にすこし重心が寄っている感じです。
テンションが弱く、細い弦なので、簡単に使えるという声が多かったです!
初心者の方に本当におすすめできるベース弦ですよ!
おすすめ 商品

ハイエンドなベース弦!「DR ベース弦 HI-BEAM」
こちらの弦は、上で紹介した弦のように使い勝手に重きを置いたものではなく、音質にこだわって作られたハイエンドの弦です。
DRはハンドメイドにとことんこだわっており、生み出される弦のサウンドは見事なものです。
全体としては、高音が強い印象で、聞いていてとても心地のよいサウンドです。まるでコンプレッサーをかけたような密度の高い音色で、とてもきめが細かくてきれいです。
買ったときの新品の弦の音もかなり持続する耐久性に優れている弦でもあります。
実際に使っている方の声を聴いてみましょう。

ステンレス弦の特徴である硬い音とは全く違う、本当にきれいな音を出してくれます。
弦のテンションは弱めで、しなやかに弾くことができるのもお気に入りです!
音質にこだわって作られたハイエンドモデルのこちらのベース弦。
一度聴いたらほれぼれするようなきれいな音ですよ!
おすすめ 商品

マーカスミラーの音がする!「ジム ダンロップ マーカス ミラー シグネチャーベース弦」
ベースをやっていなくても洋楽好きなら、一度は聞いたことのあるミュージシャン、マーカスミラー。世界中のトップベーシストが影響を受けた人物として上げるのがこのマーカスミラーで、まごうことなきベーシストの神様です。
そんなマーカスミラーの音を出すことができてしまう、こちらのシグネチャーベース弦。
こちらの商品はジムダンロップのスーパーブライトシリーズに分類されるのですが、このスーパーブライトシリーズはクリアな高音が特徴です。
それだけでなく、重低音もしっかりと出るようになっていてハイクオリティ。
弦のテンションはジムダンロップの標準タイプの弦よりも弱めになっているので、思い通りの表現ができます。
実際に使っている方の声を聴いてみましょう!

マーカスファンにはたまらないこちらのベース弦。その再現力には思わず舌を巻いてしまいます!
マーカスファンでなくとも、いい弦を求めている方であれば誰にでもおすすめできるような商品になっていますよ!
おすすめ 商品

様々な機能が付いた特殊なベース弦!おすすめの3つを紹介します!
さてここからは趣向を変えて、弦の表面に特殊な加工がされたベース弦を紹介します。
耐久性が抜群のものから、色付きのものといった弦を3つ上げていきますよ!
腐食を遅らせる耐久性が抜群のベース弦「エリクサー ステンレスベース弦 NANOWEB」
特殊な加工を施した弦を多く取り揃えているメーカー、エリクサーが送るこちらのベース弦。
中でもこちらの弦は表面にポリマー加工がされているので、皮脂や汗による腐食を遅くなります!
そのため、新品の状態を長く保つことができるので、クリアなサウンドを長く楽しむことができますよ♪
また、ポリマー加工が超極薄にされているので、何も加工がされていないような普通の弦の弾き心地を実現。
弦のテンションは若干高めで、その独特な感触も癖になります、
実際に使っている方の声を聞いてみましょう!

腐食防止のための加工が、プラスの副作用をもたらしたということですね!
耐久性は普通の弦とは全く比べ物にならないほどで、プロにも愛用されているんだとか。
派手なネオン柄で視線をくぎ付け!「DR ベース弦 NEON ニッケルメッキ」
ネオン色というと、なにかダサいイメージはありませんか?
あまりにピカピカ光ってしまうと、安っぽさが出てしまうなんてことも…
こちらの「DR ベース弦 NEON」はそんな安っぽさが全くありません!この弦は、ステージにむけて照射する光が弦に反射して、光るようになっています。
弦から光が出るというわけではないので、ステージの雰囲気を壊すことがなく、安っぽさというものも全くありません。
強い光に照らされない場合には、単純な鮮やかな色の弦であるので、ギターの見栄えがぐっと良くなります!
実際に使ってみた感想を教えてください!

悪目立ちをしないので、安心して演奏に集中することができます!
蛍光色なので、暗いステージっではきれいに輝いて、ライブも盛り上がりますよ!
おすすめ 商品

テンションの強いテーパー弦でパワフルな演奏を!「SADOWSKY SBN45B Blue」
こちらの弦は、とてもテンションが強いので、エレキベースらしいパワフルな演奏を行うことができます。
ワインディング(巻き上げ)する際にテンションを強く維持するように設計されており、弦に艶を与えます。
テンションの強い弦であると、ブリッジ部分で弦が安定しなくなってしまうことがよくあるのですが、ブリッジのコマにのせる部分が細く作られたテーパー弦でもあるので、安定感が抜群です!
とにかくパワフルな音を出したいという方におすすめの本格テーパー弦です。
実際に使ってみて感想はいかがですか?

ふつうの弦とは比べ物にならないほどの質の高い作りで、弦にも艶があるし、巻き上げもキレイにできます。
値は張りますが、最高品質になっていることは間違いないです。
テンションの強さは、上級者には使いごたえのある強さになっており、繰り出されるサウンドはどんな弦でも及ばないパワフルさがあります!
上級者でなければ、なかなか使いこなせないハイエンドモデルのこちらの弦。
上級者はとにかく使っていて楽しいと思います!
弦選びに困っている方の声と解決法を3つご紹介
初心者はラウンドワウンドとフラットワウンド弦どちらがいいの?
ラウンドワウンド弦とフラットワウンド弦は音色が違うことはこの記事の冒頭でもお伝えしました。
ラウンドワウンドの方が明るいクリアな音で、フラットワウンドは落ち着いた甘い音という違いでしたね。
ラウンドワウンドとフラットワウンドの違いは音色だけではありません。弾き心地も全く違います。
ラウンドワウンドは芯線の周りの細い線が丸く、一方のフラットワウンドは平べったく作られています。
慣れていない初心者の方が平べったいフラットワウンドを使ってしまうと指が痛くなってしまうことがあります。ラウンドワウンドのように凹凸がないので、弦が指に食い込んでしまうからです。
指が痛くなってしまっては演奏どころではありません。そのため、まだ弦の扱いが慣れていないという初心者の方はラウンドワウンドにしておくのが無難でしょう。
初心者で弦交換をするのは失敗しそうでお店に頼もうかと考えています。
たいていの場合には、弦を買ったときにベースを持っていれば、お店の人がその場で弦交換をやってくれることがあります。
ですが、やってもらえるからと言って、弦交換が自分でできないのは、なにかと不便ですし、かっこ悪いです。
もちろん失敗したら、弦が無駄になり、お金も無駄になるからやりたくないというのはわかります。
ただ、そのままだと毎回毎回、お店の人に弦交換してもらうことになり、手間がかかります。
ですので、弦交換は自分でできるように練習するべきです。幸いネットには分かりやすく説明されている動画もありますし、失敗してもそれほど痛手でない安い弦も売っているので、練習はできます。
弦にもより詳しくなれるので、そういった点でも自分で弦交換ができるようになるのは良いことなのです。
弦は使用後、毎度お手入れする必要はあるのですか?
「弦は消耗品だし、早いと1~2か月で交換することにもなるから、別に毎度のお手入れなんて必要ないでしょ。」と思う気持ちはわからなくもないです。
ただ、手入れしないと明らかに消耗は早くなっていきます。
消耗が早いとそれだけ交換するスピードも早くなるので、経済的に非効率ですし、なにより音が悪くなってくるのは気持ちいいものではありません。
ですので、使用後は毎回、最低でもクロスなどで、弦は拭くべきです。
その際に使うと良いのが、指版潤滑剤です。潤滑剤なので、弦の滑りをよくするだけかと思いきや、同時に防サビ加工もしてくれるので、弦の長持ちにつながります!
まとめ
おすすめのベース弦をニッケル、ステンレス、特殊系という3つの種類で紹介しました。
ここで紹介した10個のベース弦はどれも高い機能性を誇った弦でおすすめの商品です。
ぜひ自分にあった弦を見つけて、ベースを自分の思い通りにカスタマイズしちゃってください!
