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更新日: 2024年12月16日

洗濯機の臭いの原因はカビ・洗剤・下水の3つ!対処法をそれぞれ紹介

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毎日着る服を洗う洗濯機が臭いと感じたことはありませんか?その臭い、洗ったばかりの洗濯物に移ってしまうことがあるのです。せっかく洗濯したのも、ちょっといい香りの柔軟剤を使ってみたのも、すべて台無しですよね。そんな嫌な洗濯機の臭いを原因別に解消していきましょう。洗濯機の臭いを防止する簡単な方法も紹介しているので、ぜひやってみてください。

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洗濯機の臭いの主な原因はカビ

洗濯機 洗浄

なかなか取れない洗濯機の臭い。厄介な天敵です。あの手この手で、私たちに嫌な思いをさせてきます。そんな洗濯機の臭いの原因って、いったい何なのでしょうか?

そこで洗濯機・洗濯槽クリーニングのプロに「洗濯槽が臭くなる主な原因は何ですか?」と聞いてみました!たくさんのプロの意見の中から一部を紹介します。

おそうじ当番鹿児島

おそうじ当番鹿児島さん(鹿児島県)

カビです。とにかくカビです。使っていないときに中に衣類を入れず、蓋を開けっ放しにし、湿気がこもらないようにしましょう。逆に、洗濯槽の臭いにおいは、クリーニングによって解決する場合がほとんどです
京都cleanbee

京都cleanbeeさん(滋賀県)

カビです。汚れには皮脂汚れやその他の雑菌もありますが1番はカビの臭いです。

カビが発生する条件は「栄養」「湿度」「温度」の3つ。洗濯槽の中には、カビの大好物である石けんや洗剤の溶け残りが溜まりやすくなっています。さらに、洗濯槽は湿気や温度などの条件も揃いやすいんです。カビにとって洗濯機ほどの優良物件はありませんね。

洗濯機の臭いは洗濯槽についたカビが主な原因でした。でも、対策したはずなのになんだかカビくささが取れない…。そんな方は、次の記事を参考にしてみてください。

でも実は他にも、洗剤の使い方排水トラップの不具合で嫌な臭いが出てきてしまうんです。続いてはそちらの原因について詳しく見ていきましょう。

洗濯機がカビ臭い時は月1回の洗濯槽お掃除が効果的

洗濯槽クリーナー

洗濯機の臭いの1番の原因であるカビ。洗濯槽についた細菌・カビを除去することが大切です。そのためには、洗濯槽のお掃除をしましょう!洗濯槽のお掃除といえば、洗濯槽クリーナーです。

洗濯槽クリーナーは3種類

おすすめクリーナー

最初に、どのような洗濯槽クリーナーを使うかを決めましょう。洗濯槽クリーナーには酸素系、塩素系、重曹の3種類があります。洗濯機のタイプや普段のお掃除のサイクルに合わせて、洗濯槽クリーナーを選びましょう。

酸素系:カビをはがして落とすのでゴミ取りが面倒。塩素系よりは洗浄力が劣る。
塩素系:カビを分解して除去するが臭いがする。安全に配慮する必要がある。
・重曹:刺激が穏やかだが洗浄力が弱い。

洗濯槽のお掃除の頻度は月に1回

さて、洗濯槽のお掃除ですが、おすすめの頻度は月に1回。そのペースできちんとお掃除できていれば、カビが生えてしまうのを防いで、洗濯槽をキレイな状態に保つことができるでしょう。

洗濯槽クリーナーを使って、実際にお掃除をしたい!というあなたに向けて、くわしく洗濯槽のお手入れ方法を解説した記事をご用意しています。

ドラム式洗濯機をお持ちの方へ

ドラム式洗濯機は、お掃除の際に気をつけたいポイントがいくつかあります。酸素系クリーナーより塩素系クリーナーがおすすめだったり、乾燥フィルターのお手入れも大切だったり…。お気に入りのドラム式洗濯機をキレイに保つのに、きっと役に立ってくれるはずです。

洗剤の使いすぎも洗濯機の臭いの原因に?

洗濯機に、洗剤のにおいが強くついてしまうこともあります。その原因は、洗剤の使いすぎ

・たくさん洗剤を使った方が汚れが落ちそう
・洗剤をきちんと量るのは面倒

このような理由で、洗剤をついつい多く入れてしまっていませんか?しかし、それは逆効果。洗濯物をキレイにするためにしたことが、実は洗濯物の臭いの原因となってしまっているかもしれません。

洗剤量と水の量の見直しで洗剤臭を解決

洗剤

2つ目の臭いがわかったところで、洗剤のにおいを落とす方法を見ていきましょう。こちらを解決するには、普段と違うお掃除をするのではなく普段の心がけが大切です。

洗剤の適切な使用量を守る

洗剤をたくさん入れても、汚れの落ち具合は変わりません。汗臭さや生臭さが取れるどころか、むしろ、溶けきらなかった洗剤が洗濯槽や洗濯物に残って臭くなってしまうかも。お家で使っている洗剤の裏面をよく読み、使用量をきちんと守りましょう。

さらに、普段の洗濯の時に気をつけるべきことが2つあるのでご紹介します。

すすぎの回数・水の量を増やす

節水のためにすすぎの回数を少なくしている方もいるかもしれません。しかし、すすぎの回数が少ないと、洗剤が残ってしまうことがあります。また洗剤の量と同様に、すすぎの水の量が少なすぎると洗剤が残ってしまう原因に。

水の使いすぎはよくありませんが、洗濯物が洗剤臭いと感じるような場合には、すすぎの回数・水の量を見直す必要がありそうです。

固形ではなく液体の洗剤を使う

プロが答えてお悩み解決!(アスクマイスター)」の中には、「洗濯槽にカビが生えにくくするために日頃からできるお手入れ方法はありますか?」という質問も。そこに、気になる回答を見つけました。

「あなたの街のお掃除屋さん」いわさきクリーニング

「あなたの街のお掃除屋さん」いわさきクリーニングさん(東京都)

洗濯洗剤は、固形よりも液体を、漂白剤の併用もおすすめです。※固形石鹸は、溶けきらず汚れの原因になる場合もあり。

洗濯に使う洗剤は、固形のものよりも液体のものがおすすめだそう!洗剤臭さは洗剤を見直すことで解決できそうですね。

洗濯機と柔軟剤は関係ある?

柔軟剤

洗濯機がカビくさくなるのは、石けんや洗剤の溶け残りが原因であるとお伝えしましたが、「柔軟剤」はどうなんでしょうか。

実は、柔軟剤もカビが生える原因になってしまうんです。しかも、柔軟剤の臭いとカビの臭いが混じって、もっと臭く感じてしまうこともあります。さらに、洗剤よりも柔軟剤の方がカビの原因になりやすいという話も!なぜなのでしょうか。

柔軟剤と洗剤、2つの相関性は?

柔軟剤を入れる正しいタイミング、わかりますか?洗剤と一緒に最初に洗濯槽に入れてしまう人もいるようです。でも、最近の洗濯機は「柔軟剤投入口」「洗剤投入口」の2つがあって、きちんとわけて入れておけば、洗濯機が自動で最適なタイミングで洗剤と柔軟剤を投入してくれます。

そして、正しい柔軟剤の投入タイミングは「すすぎ2回目」!つまり、最後のすすぎのときに柔軟剤を使うのが正解なんです。なぜなら、最初に洗剤と一緒に柔軟剤を入れてしまうと「洗い」「すすぎ1回目」「すすぎ2回目」を通じてたくさんの水に洗い流されてしまうからです。

柔軟剤の香りを残すために大切なことですが、もし柔軟剤を多めに投入してしまったら?柔軟剤が水で流されず、洗濯槽に残ってしまい、カビの成長を促進させる栄養になってしまいます。しかも柔軟剤は、洗剤よりも粘つく液体タイプが多いです。そのため、柔軟剤は洗剤よりも洗濯槽に残りやすく、カビを育ててしまう可能性が大きいんですね。

量配分が大切

それでは、柔軟剤で洗濯槽がカビくさくなってしまうのを避けるためにはどうしたら良いでしょうか。柔軟剤を使わなければいい、というのは極端な話です。衣類をふわふわにしてくれて香りを楽しめるのが柔軟剤ですから、その効果はなくしたくないですよね。

まず、今まで適当に柔軟剤を入れていた人は、正しい量を量って入れるようにすれば大丈夫です。柔軟剤のボトルには「正しい用量」が書いてありますから、それを参考にしましょう。

それでもどうしても心配な方は、「柔軟剤を少なめに入れる」もしくは「水で薄めた柔軟剤を入れる」方法がおすすめです。それから、カビと柔軟剤の香りが混じるのを防ぐために「無香料」の柔軟剤を使うのも1つの方法ですよ。

排水トラップの不具合で下水の臭いがしてしまうことも

ちょっと厄介な、下水の臭い。洗濯物に下水の嫌なにおいが移るなんて、困っちゃいますよね。この下水臭さは下水管から上がってきています。下水管から下水の臭いが上がってきてしまう原因としては3つ考えられます。

排水トラップとは?

排水口トラップ

排水トラップは図のような感じ。汚れた水を流す排水管の途中に設置されていて、下水の臭いが上がってこないようにする仕組みです。

排水トラップの内部には水が溜まるようなっており、溜まった水は「封水(ふうすい)」といいます。この封水で蓋をすることで、悪臭が下から上がってくるのを防いでいるのです。しかし、排水トラップが汚れていたり、水がなくなっていたりすると、臭いが遮断されずに上がってきてしまいます。

洗濯機が下水臭い時の原因は大きく分けて3つ

臭い

・排水トラップがない→排水トラップを設置する
・排水トラップに水が足りない→排水トラップに水を入れる
・排水トラップが汚れている→排水トラップを掃除する

とっても嫌な下水の臭い。原因は3つ考えられ、それぞれ対処法が違います。順番に確認していきましょう。

排水トラップがないときは設置しよう

ご自宅の洗濯機にはきちんと排水トラップが設置されていますか?下水臭さを解消するには、排水トラップを設置することが大切です。

排水トラップに水は足りている?

排水トラップはついているのに、下水の臭いがする…そんなときは、排水トラップの状態が悪いのかもしれません。排水トラップが設置されていても、排水トラップの中に水が溜まっていなかったら、下水のにおいはシャットアウトされません。排水トラップに水を入れておきましょう。

手順
1
洗濯機を動かし、排水口の場所を確認する

排水口が洗濯機の裏や下にある場合は、洗濯機を動かします。排水口の場所を確認して、どんな状態か見えるようにしましょう。

2
フタを外す

蓋を外す

洗濯機の排水口には、白いフタがついていると思います。持ち上げるだけで外せるタイプや、回して取り外すタイプがあります。それぞれの方法で取り外しましょう。

3
排水トラップを外す

排水トラップを外す

フタの下には、排水トラップがついています。排水トラップは、反時計回りに回せば外せることが多いようです。こちらも外してしまいましょう。

4
コップの中を確認する

コップの中を確認する

排水トラップを外すと、コップのようなものが入っています。その中に水が足りていなければ、水を足しておきましょう。

排水トラップ 水の補給

これで、排水トラップの水の補給は完了です。コップのような部品の中に水が入っていなかったときは、水を足したことで下水の臭いは解決することが多いと思います。ですが、「水が入っていたのに臭い」「水を補給したけどまだ臭い」という場合は、排水トラップのお掃除も必要です。

排水トラップが汚れている

排水トラップが汚れているときは、排水トラップをお掃除することで臭いが解決する可能性があります。排水トラップをお掃除して臭いを解消しましょう。排水トラップに水を補給した手順の続きから紹介します。

用意するもの
・重曹 1カップ
・酢 1カップ
・洗面器
・歯ブラシ
・水 洗面器2杯分くらい
手順
1
重曹とお酢を入れる

重曹とお酢を入れる

水が入った排水トラップのコップの中に、重曹1カップ(150g)をふりかけます。続けてお酢1カップも入れましょう。お酢と重曹の反応で、ぶくぶくと発泡するはずです。この泡が汚れを落としてくれるんです。

2
15分ほど待つ

待機

そのまま、15分ほど待ちます。その間に、取り外した排水トラップのお掃除をしてしまいましょう。

3
取り外した排水トラップを洗う

排水トラップ 洗浄

取り外した排水トラップを洗面器に入れて、歯ブラシでこすりながら洗い、キレイにしましょう。

4
水を流す

水を流す

15分以上経ったら、洗面器に水を入れて、ぶくぶくと発砲していたコップを、水で洗い流しましょう。

5
取り外した部品を元に戻す

取り外した部品を戻す

取り外した蓋などの部品を元に戻したら、お掃除完了です!お疲れさまでした。

洗濯機の臭いを防ぐ日頃の4つの行い

洗濯機

最後にご紹介するのは、洗濯機が臭くならないようにするには、普段どうしたらいいのか?ということです。日常的にちょっと気をつけて、嫌なにおいを防いでいきましょう。

洗濯物は溜め込まない

洗濯物を洗濯機の中に溜め込んでいると、雑菌がどんどん繁殖します。洗濯する前の洗濯物は洗濯機の中に入れっぱなしにせず、カゴの中にいれる。洗濯機に入れたら、すぐ洗う。洗濯が終わったら、すぐに取り出して乾かす。これを徹底しましょう。

残り湯を使うのは「洗い」だけにする

洗濯機 コース選択

お風呂の残り湯を洗濯にも使うという方も多いですよね。「洗い」に残り湯を使うのは、OKです。節水にもなるので、ぜひ残り湯を使いましょう。

しかし、「すすぎ」の時は、要注意。お風呂の残り湯は、雑菌が想像以上にウジャウジャいます。せっかく洗った洗濯物も、雑菌だらけの残り湯ですすいだら台無しです。「すすぎ」には新しい水を使いましょう。

ドラム式洗濯機なら「乾燥」で終える

気になることは、プロに質問!洗濯機・洗濯槽クリーニングのプロに、今度は、「洗濯槽にカビが生えにくくするために日頃からできるお手入れ方法はありますか?」と聞いてみました!たくさんのプロの意見の中から、一部を紹介します。

おそうじ革命 柏豊四季店

おそうじ革命 柏豊四季店さん(千葉県)

乾燥することをオススメします。 洗濯機のフタを開けておいたり、乾燥機能を使用し洗濯機内部を乾燥させるのが効果的です。 洗剤の使用料にも注意が必要です。 洗濯槽に石けんカスが蓄積したり、黒カビが発生する原因にもなります。
株式会社TasuCreate

株式会社TasuCreateさん(愛知県)

洗濯後、上蓋を開けて通気性をよくすること。また、乾燥機能付きであれば乾燥運転を、乾燥機能付き以外のものでも『風乾燥』で運転すればある程度のカビの繁殖を抑制できると思います。

洗濯機の蓋は開けておく

洗濯機

最後に、洗濯の後は洗濯機の蓋は開けておきましょう。洗濯機の蓋を閉めっぱなしにしておくと、洗濯槽の内部の湿度が高まり細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。小さいお子さんがいる場合など、蓋を開けているのが心配だという場合、蓋を閉めるときにタオルを挟んで隙間を作るだけでも違いますよ。

洗濯槽の裏側に潜む臭いはプロに頼む!

洗濯槽 クリーニング前

きちんと汚れが落ちていれば臭いも取れるはずですが、それでも嫌な臭いが取れないなら、洗濯槽の裏側に原因があるかもしれません。実は、市販の洗濯槽クリーナーを使って落とせるのは、洗濯槽の汚れのごく一部。洗濯槽の裏側にたっぷりたまった水垢やカビを落とすのは、難しいんです。

写真のように、見えない部分は信じられないぐらい汚れています。でも、そんな洗濯槽の裏側のお掃除は自分でやることが難しいですよね。そこで、洗濯機を分解して洗浄するには、プロの経験と技術が必要になります。

プロの洗濯機・洗濯槽クリーニングでピカピカに!

洗濯槽の裏側の汚れを落とすためには、プロの洗濯機・洗濯槽クリーニングがおすすめです。プロに洗濯機・洗濯槽クリーニングをお願いすると、いったいどんな風にキレイになるのでしょうか。

《洗濯機・洗濯槽クリーニング後》

洗濯槽 クリーニング後

これ、さっきと同じ洗濯機です。あんなに汚れていたのに、ここまでキレイになるんですよ…!びっくりですね。

さて、そんなプロの洗濯機・洗濯槽クリーニングを体験したくなってきたら「ユアマイスター」をチェック。お住まいの地域から洗濯槽クリーニングのプロを探すことができるんです。

まとめ

洗濯機が臭いと感じたとき、1番の原因はカビです。カビ臭いと感じた場合は、月に1回クリーナーを使って洗濯槽の掃除をしましょう。こまめに掃除している方には酸素系、めったに掃除をしない方には塩素系のクリーナーがおすすめです。

洗剤臭いときには洗剤の量の見直し、下水臭い時には排水トラップの掃除で解決できます。臭いの種類ごとに対処法が変わるので注意してください。

普段からの行いで臭いを防ぐことができます。洗濯物は溜め込まず、残り湯を使うのは「洗い」だけにし、乾燥した状態を保つようにしましょう。

しかし、洗濯槽の裏側や市販のクリーナーで落としきれない頑固な汚れは、自分では掃除できません…。そんなときは、プロに洗濯槽クリーニングをお願いしましょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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