アリの駆除方法。家電の中に巣も！？家でアリを見たらやるべきこと！

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家の中で「アリ」を見つけたという経験がある方も多いのではないでしょうか。1匹ならサッと取り除くことができますが、大量発生してしまった場合や、駆除しても何度も発生するという場合には対処に困ってしまいますね。今回はアリが発生する原因と駆除方法について解説します！

1 家に発生するアリとは？
2 アリによる被害
3 アリを発見したらやるべきこと
4 アリの駆除方法
5 まとめ

家に発生するアリとは？

アリは、生態分類学上では膜翅目に属するハチの仲間に分類される昆虫です。体長は3～30ミリ程度、体色も濃黒、淡黒、赤褐色などさまざまな種類があり、日本だけでも280種類以上が確認されています。

アリは直接植物を食べたり、汁液を吸ったりはしないので植物にとっての害虫ではありませんが、家に侵入したり、大量発生した時の見た目などから、不快害虫に分類されます。

アリは「雑食性」と「吸蜜性」と大きく2つに分類されます。アリは甘いものを好むイメージがありますが、雑食性のアリは肉や魚でもなんでもエサにし、家に発生する多くのアリがこの「雑食性」のアリです。

アリはエサを求めて侵入してくる

雑食性のアリは食べ物のカスや歯磨き粉、ペットフードのようなものまでもエサとして集まります。また、観葉植物などがある場合は、そこに発生するアブラムシから分泌される甘い汁を求めて集まることもあります。

アリが発生する時期や環境は？

多くのアリは春から夏にかけて活発に動き、気温が下がると越冬の準備をし活動が鈍くなります。暖かい時期は基本的には24時間活動し、夜に活発化する種類もあります。アリはエサを見つけると、フェロモンを出して仲間を呼び、仲間の出すフェロモンをたどってアリは行列になるのです。

アリの家への侵入経路

アリはわずかな隙間さえあれば簡単に家の中に侵入してきます。ドアの下の隙間、配管などで開けた穴、開け放った窓、網戸やサッシの隙間などほんの小さな隙間からでも侵入します。マンションの高層階であっても、排水口や外壁をつたってベランダに侵入して、植木鉢などに巣を作る可能性もあります。

アリによる被害

集団行動するアリは1匹だからと言って見逃してしまうと大量発生し、家の中で重大な被害を及ぼすことがあります。

食べ物に群がる

雑食性のアリは食べ物に群がります。食品に群がると食品が害されるだけでなく、衛生的にもよくありません。

噛まれる

アリの種類によっては人を噛むことや刺すことがあります。外来種などは毒をもっているものもあり、アナフィラキシーショックを起こしてしまう恐れもあるので、小さなお子さんやペットがいる家庭では特に注意が必要です。また、衣類などが噛まれることもあります。

家の中に巣を作る

アリが植木鉢の中などに巣を作ると大量発生する恐れがあります。また、アリの種類によっては家電の中に巣を作るアリもいるので、家電の故障の恐れもあります。

アリを発見したらやるべきこと

家の中でアリを発見したら、やるべきことは4つです。

目に見えるアリを退治する

まず、目に見えるアリを退治していきましょう。逃げ足が速いアリもいます。生きたまま掃除機で吸うと掃除機の中から出てくることがあるので、掃除機での退治は避けましょう。

アリは死骸を食べることもあります。退治したアリを掃除機で吸い取った場合はその中のゴミをすぐに処分します。

アリの発生原因見つける

アリが発生するということは、アリのエサとなるものが存在しているということです。エサとなる食材や食べかすなど原因となっているものを特定して取り除きます。

侵入口を見つけ、侵入経路をに対策をする

どこから侵入しているのかも見つけ、隙間や穴が開いている場合は対策をしましょう。アリはエサまでの場所にマーキングをし仲間を集める場合もあります。アリの侵入経路はアルコール消毒などでよく拭き取っておきましょう。

巣を駆除する

アリが再発生しないために、巣を駆除することが根本的なアリ対策となります。アリの巣が植木鉢という場合には土を入れ替えるなどの対策も必要です。