洗濯機の排水トラップとは?掃除の仕方や外し方を解説
洗濯機の排水トラップの外し方から掃除方法まで詳しく解説。放っておくと水があふれてしまうこともある、排水トラップの役割や汚れの予防方法もまとめました。さらに、「排水トラップがないとどうなる?」「排水トラップの交換は自分でできる?」「排水トラップの種類は?」など気になる疑問についても解消します。
目次
洗濯機の排水トラップとは?
洗濯機の排水トラップとは、洗濯機の排水ホースと床下の排水管をつなぐ装置のことです。洗濯機の排水口のところにあり、L字型のパイプが付いた筒状の形をしています。
・洗濯機の排水を下水管に導く
・下水管からの悪臭を防ぐ
・ネズミや害虫の侵入を防ぐ
排水トラップの主な役割は上記の3つ。洗濯機の水を下水管に排水するだけでなく、悪臭やネズミなどが下水道から上がってあふれてくるのも防ぎます。
「排水トラップから水があふれる」「洗濯機の周辺が臭い」という場合は、排水トラップが正常に機能しているか確認してみましょう。
洗濯機の排水トラップの外し方と掃除方法
洗濯機の排水トラップの外し方と掃除方法を解説します。正常に機能させるためにも定期的な掃除が大切です。月1回の頻度を目安に掃除を行いましょう。
・洗面器(バケツでも可)
・ゴム手袋
・中性洗剤
排水トラップは外したときに汚水が出てきます。捨ててもいい雑巾を用意しましょう。また、破損するリスクもあるので、無理に外さないようにしてください。
排水ホースを外します。近くに洗面器などの容器を用意し、汚水がこぼれないように注意しましょう。
「フタ」「防臭パイプ」「トラップ」の3つのパーツを外します。溝で引っかかっているので、左右に回しながら持ち上げて外しましょう。
取り外したパーツを中性洗剤と歯ブラシなどを使って洗います。
カビ発生のリスクを抑えるため、しっかりと乾燥させてからパーツを戻します。このとき、排水トラップに水が溜まっている状態が正常です。水が入っていないと下水の臭いがあがってきてしまいます。
排水ホースの掃除の仕方も合わせて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
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洗濯機の排水トラップの汚れ防止策は?
洗濯機の排水トラップの汚れを予防する方法は2つ。それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
1. お風呂の残り湯を使わない
お風呂の残り湯には多くの雑菌や油分などが含まれています。そのため、残り湯を使って洗濯をすると、排水口に雑菌やゴミが流れて、臭いやつまりの原因になりやすいです。排水トラップの汚れを防止するためには、洗濯の際に水道水を使いましょう。
2. 定期的に洗濯槽を洗う
洗濯槽そのものに雑菌やゴミが付着していると、排水されたときに一緒に流れて排水口に溜まってしまいます。洗濯槽を定期的に掃除して清潔に保ちましょう。酸素系漂白剤を使った洗濯槽の洗い方はこちらの記事を参考にしてください。
洗濯機の排水トラップに関するQ&A
洗濯機の排水トラップに関する疑問をまとめました。
Q. 洗濯機の排水トラップがないとどうなる?
A. 下水管から臭いが上がってきたり、ネズミや害虫などが室内に侵入してきたりするリスクがあります。
排水トラップは、洗濯機の水を下水管に排水するだけでなく、下水道から悪臭やネズミなどが上がってくるのを防ぐ役割があります。衛生的な環境を保つためにも、洗濯機の排水トラップを設置しましょう。
Q. 洗濯機の排水トラップの交換は自分でできる?
A. 自分で交換することも可能です。
洗濯機の排水トラップの交換方法は、古い排水トラップを外し、新しい排水トラップを元の位置に取り付けるだけと比較的簡単です。取り付ける際は洗濯機のメーカーやモデルに対応した排水トラップを使用し、交換後は必ず水漏れがないか確認をしましょう。自分で交換するのが難しい場合は、専門の業者に依頼をするのがおすすめです。
Q. 洗濯機の排水トラップの種類は?
A. 主に「床直結タイプ」「洗濯機パンタイプ」の2種類です。
洗濯機の排水トラップの種類は主に2種類。「床直結タイプ」は、排水トラップが床に直結されています。「洗濯機パンタイプ」は、洗濯機パンの排水口のある部分に排水トラップが埋め込まれています。
洗濯機の排水トラップの取り方のコツをつかんで
自宅で排水トラップを綺麗に掃除するコツをご紹介しましたがいかがでしたか?
放っておくと水があふれてしまうこともあるので、定期的な掃除が大切です。排水トラップの交換もコツをつかむことでできるようになりますので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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