
ブルゾンは家で洗濯できる?ウール・麻・綿・ボアの素材別に洗濯の仕方を解説!
意外と知らないブルゾンの洗濯方法を紹介。実は家で洗濯が可能なのですが、ブルゾンとひとくちに言っても素材がさまざま。そこでこの記事ではウール・麻・綿・ボアの素材別にブルゾンの洗濯の仕方を解説していきます。干し方も紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています
目次
ブルゾンを洗濯する前の下準備!チェックしたいポイントとは

ブルゾンを洗う前に、まずは下準備をしましょう。いきなり洗濯をするのではなく、確認したいことが3つあるのでまずはそちらを解説していきます。
ブルゾンの洗濯表示の確認
これはどの素材のブルゾンにも言えることなのですが、洗濯表示の確認を必ずしましょう。水洗いができる、できないはもちろん、手洗い表示など洗濯の際に気を付けたいことが書かれています。洗濯機マークや手洗いマークがある場合は、家庭で洗濯することができます。
表示の裏もしっかり確認するようにしましょう。
洗濯表示の裏面には、洗濯にあたってなにか特別な条件が書いてある場合があります。とくに、ブルゾンの場合はイレギュラーな洗濯方法もあるので注意して確認しましょう。
もし洗濯表示がよく分からないという場合は、ぜひこちらの記事参考にしてみてください。
洗濯表示をイラスト付きで完全網羅!旧表示との違いや洗い方・漂白・乾燥などの確認方法
ブルゾンの色落ちをチェック
次に確認したいのが色落ちです。白いタオルに洗剤を少しつけ、目立たない裏地などを軽く擦ってみましょう。タオルに色がうつったら、色落ちする証拠です。この場合は家庭での洗濯は難しいので、クリーニングをお願いするのがいいでしょう。
ブルゾン細部の前処理
ブルゾンは襟やポケットなどの細部が汚れやすいうえに、普通に洗濯するだけではなかなか汚れは落ちてくれません。そこで洗濯をする前に襟や袖口など汚れやすい箇所は、洗剤を直接つけておきましょう。
ただし強くもむと生地が傷んでしまう恐れがあるので、汚れを確認したら軽く叩くように拭き取るのがベストです。
ウタマロ リキッド フローラル 400ml
こちらの「ウタマロ リキッド フローラル 400ml」は、部分洗い使いやすい液体洗剤。大人気のウタマロがリキッド上になった商品です。洗濯機で通常の洗剤のようにも使用できる兼用アイテムでもあるので、ひとつ持っていると便利なアイテムになっています。
こちらの商品は中性ですが、部分洗い用の洗剤によってはアルカリ性のものも。もしブルゾンの洗濯表示に「中性」と書かれていたらアルカリ性の洗剤は厳禁なので、「ウタマロ リキッド フローラル 400ml」をはじめとする中性の部分洗い用の洗剤や、中性のおしゃれ着用洗剤で代用して軽く叩きましょう。
またこの段階では汚れを完全に取ることが目的ではないので、汚れが残っている状態でも大丈夫です。ですが、この前処理をするかしないかで、汚れの落ちは格段に変わってくるので注意して行うようにしましょう。
ブルゾンの基本的な洗濯方法とは
それではさっそくどの素材にも共通するブルゾンの洗い方を、手洗いと洗濯機洗いの2つに分けて紹介していきます。素材ごとのポイントや注意点についてはのちほど確認していくので、そちらも合わせてチェックしてください。
ブルゾンを手洗いで洗濯する場合
ブルゾンはさまざまな素材で作られていますが、比較的デリケートな素材が多いファッションアイテムです。そのため最低限のダメージで汚れを落とすことができる手洗いは、ほとんどの素材のブルゾンにおすすめの洗い方になります。
・洗面器
・おしゃれ着用洗剤
・洗濯ネット
洗剤は漂白成分はなしのものを使いましょう。また洗剤の種類としてはアルカリ性より弱アルカリ性がよく、さらに素材に関わらず中性洗剤が1番ダメージを抑えられます。
しっかり畳んだブルゾンがちょうど入るくらいの洗面器に洗剤を2~3滴入れましょう。洗面器がない場合はバケツなどでも代用できます。軽く泡立ってくるくらいがベストです。
ブルゾンを軽く畳んで、洗浄液の中に入れましょう。汚れが気になる場合でも無理に揉んだりこすったりせず、水の中に軽く押し入れて、浮かんできたらブルゾンをもう1度軽く押し入れましょう。この行程を30回ほど繰り返し、かなり水が汚れるようであれば1度水を入れ替えましょう。
しかし洗いすぎは生地を傷めてしまうので禁物です。
洗濯ネットに入れ、脱水しましょう。10秒程度が理想です。必要以上の刺激は毛玉や型崩れの原因となるので、短時間にとどめておきましょう。
水を完全に無くそうとして、ねじって絞らないようにしましょう
ブルゾンを絞ってしまうと、生地が伸びてしまいます。ねじって水を切るなどの行為はやめましょう。
洗面器に再びきれいな水を用意して、洗剤が落ちきるまでしっかりすすぎます。
干すときは色落ちの可能性があるので、日陰で風通しが良い場所で干すようにしましょう。また、型崩れさせたくない場合は厚みのあるハンガーを使うようにしてください。用意できない場合は、普通のハンガーを2、3個重ねて使うことでも対応可能です。
素材によってはシワが気になる場合もあると思うので、ピシッと仕上げたい場合はアイロンを使うことをおすすめします。当て布を使うことで、柔らかい仕上がりになります。
ブルゾンを洗濯機で洗濯する場合
基本的には手洗いがおすすめですが、時間がない場合もあると思うので洗濯機での洗い方も紹介しておきます。ただし前述した通り、必ず洗濯表示を確認することは忘れないようにしてください。
・中性もしくは酸性のおしゃれ着用洗剤
ダメージをできるだけ抑えるために、洗濯ネットに入れて洗います。
ボタンやファスナーは全部閉めることを徹底しましょう
ファスナーの故障やボタンが取れてしまうのを防ぐことができます。
洗濯機によって名称が異なるかもしれませんが、弱水流のコースを選択して洗いましょう。
脱水の前に1度洗濯機を止め、そのまま10秒程度脱水しましょう。
手洗い同様に、日陰の風通しが良い場所で干しましょう。厚みのあるハンガーを使うのも忘れないでください。
どうしてもシワが気になる場合は、しっかり当て布を使ってアイロンをかけましょう。
以上が、ブルゾンの基本的な洗い方になります。 洗濯機は手軽にできるというメリットがある反面、どうしても服へのダメージが蓄積してしまうのが現実です。
一方手洗いは手間にはなりますが、面倒くさがらずやることで、よりブルゾンを長持ちさせることができます。長持ちさせたいブルゾンはやはり手洗いがおすすめ。手間を惜しまず、大切な服のためにも少し時間をかけてみてはいかがでしょうか。
ウールのブルゾンの洗濯はぬるま湯とスチームアイロンがポイント!

ウールのブルゾンは基本的に手洗いがおすすめ。理由は以下の2つ。
・洗濯しながらウールの縮み具合を確認できる
ということです。
軽い気持ちで洗濯機を使ってしまうと、いざ取り出してみたら修復不可能なほど縮んでいたなんて可能性もあります。そんな悲劇を起こさないためにも、ウールのブルゾンの適切な洗濯方法を解説していきます。
ウールのブルゾンは適度な温度のぬるま湯で洗う
まず大切なのが水の温度です。最初に結論を言ってしまうと、ウールは熱すぎるお湯も冷たすぎる水もよくありません。基本的には25~30℃程度のぬるま湯で洗うようにしましょう。
ウールにアルカリ性の洗剤は絶対禁止!
ウールは羊の毛なので、人間の髪の毛と同じように表面がタンパク質で覆われています。よってアルカリ性の洗剤を使ってしまうと表面のタンパク質が溶け落ち、ゴワついてしまいます。
そのためアルカリ性の洗剤は使わないようにしてください。
スチームアイロンを使う
もしウールのブルゾンが少し縮んでしまったという場合は、スチームアイロンで少し矯正することができます。アイロンを当てる際は1cmほど離しながら蒸気をかけていきましょう。
蒸気をあてたら、引っ張らず叩くようにして伸ばしていきます。あくまで、蒸気の熱の力で伸ばすので無理に力を加える必要はありません。逆に力を入れすぎてしまうと、生地が傷んでしまうので注意しましょう。
綿のブルゾンの洗濯は平干しで対応!
綿素材の多くは、手洗いのみ可のタグがついているかと思います。その場合洗濯機は厳禁なので、必ず確認してから洗濯するようにしましょう。もし洗濯機洗いがOKな場合でも、時間に余裕があるようでしたら手洗いの方がダメージが少なくおすすめです。
傷めないためにも、脱水は10秒が限度
綿のブルゾンはとくにシワになりやすいので、脱水を短めに設定してシワを軽減するよう心がけましょう。10秒が限度なので、そこを意識して脱水をすれば失敗することはないはずです。脱水時間は、長ければ長いほどシワがつくと頭に入れておきましょう。
綿のブルゾンは平干しをする
綿のブルゾンは脱水したらすぐにシワを伸ばし、型崩れしないよう意識して干しましょう。干し方は「平干し」と呼ばれる干し方がベスト。
平干しとはハンガーにかけず平らな台などの上に広げて干す方法で、水分の重さを分散できるため型崩れを防いでくれます。
綿のジャケットは濡れると素材のコットンが水の重みで下に引っ張られて伸びてしまうため、普通にハンガーで干すのではなく平干しが最適です。
麻のブルゾンは濡れ干しが鉄則

麻のブルゾンはぬれ干しをする
麻はかなりシワができやすい素材なので、シワにはとくに注意して干す必要があります。そしてそこでキーワードになってくるのが、「ぬれ干し」です。
「ぬれ干し」ってあまり聞いたことがない方も多いかもしれませんが、麻とはかなり相性が良い干し方なので覚えておいて損はないでしょう。
「ぬれ干し」とは、脱水をせずあえて濡れたまま干すことによって、水分の重みでシワを取る干し方です。先ほども言った通り麻はシワになりやすいので、洗濯機での脱水はもちろんNGですが、綿のように平干ししてもシワが残ってしまいます。
そのため麻のブルゾンは脱水をせず、ぬれ干しすると覚えておきましょう。
・ビニールシートなど、水が受けられるもの
洗濯を終えたジャケットを洗濯機から取り出し、水がポタポタ落ちてこないくらいに軽く水を切ります。その際も力を入れてねじるとシワになってしまうので注意しましょう。
まだかなり濡れている感じがあると思いますが、そのままでいいのでハンガーにかけて干します。時間が経つにつれてポタポタ水が垂れてくる恐れがあるので、干したブルゾンの下にビニールシートなど水が受けられるものをひいておくことをおすすめします。
また、干す際は幅広タイプのハンガーがシワになりにくくオススメですが、ない場合には通常のハンガーを3枚程度重ねることでも対応できます。
アイロンがけでピシッと仕上げる
次にアイロンがけについてです。ぬれ干しをした場合は比較的シワがきれいに伸びているので、そこまでアイロンの必要性はありませんが、よりピシッと仕上げたいときはアイロンがけは必要です。
麻は乾いたままアイロンがけをしてもうまく伸びてくれません。そのため半乾きの状態でかけるか、もし完全に乾いてしまっていたら、霧吹きをかけてからアイロンがけをしましょう。もちろんスチームアイロンで仕上げることも可能です。
コツとしては、縫い目を重点的に伸ばすこと。縫い目は1番シワができやすい箇所なので、他の箇所よりもしっかり目に濡らしきちんと伸ばしてください。
ボアブルゾンは「くし」を使う!

最後に紹介するのはボアブルゾンの洗濯方法です。このボアブルゾン独特なふわふわの感触を維持するために、洗濯方法についてはしっかりと気をつけたいところです。
ボアブルゾンは洗濯前に毛並みを整える
ボアという素材のデメリットとして、毛が寝てしまうというところ。そして汚れや湿気は、ボア生地を固めてしまう原因になるので、しっかり毛並みを整えて汚れが落ちやすい状態を作る必要があります。
そこでボアブルゾンを洗濯する際のコツとしては、「洗濯前に毛並みを整えてあげること」が重要になります。普通のくしやコームなどで良いので、ボアの毛並みを整えるようにていねいにとかしてあげましょう。その際強くとかしてしまうと、繊維が切れてごわごわになってしまう恐れがあるので、力加減は注意しましょう。
洗浄は3分・すすぎは2回
ボアブルゾンの基本的な洗い方はすでに紹介した基本的な洗い方と変わりませんが、洗浄3分、すすぎ2回を意識すると仕上がりの質感がふわふわになるのでおすすめです。
洗いすぎはダメージのもとになります。毛並みを整えてから洗濯すれば、短い時間でも汚れはしっかり落ちてくれるので洗濯機に入れても問題ありませんが、時間を少なめにすることを意識しましょう。
また柔軟剤などが繊維の隙間に残ってしまうと生地が固まる原因になってしまうので、すすぎは2回しっかり行い柔軟剤などを完全に落としましょう。
ボアブルゾンの乾燥はドライヤーで!
ボアブルゾンは比較的乾きやすいので、乾燥機でパパッと乾燥させる方法もありますが、生地のダメージも考えるとドライヤーで乾かす方法がおすすめです。
いつも髪を乾かしているような感じで2~3分ドライヤーをあててあげるとしっかり乾きます。あてすぎは厳禁なので、多少水気が残っていても時間が経ったら自然乾燥で対応しましょう。
今回はブルゾンの洗濯方法について解説していきました。素材によって気を付けるべきポイントにやや違いはありますが、基本的な洗い方は同じなので覚えてしまうといいでしょう!
ぜひ大切なブルゾンを正しく洗濯をして長く愛用してください。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
