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更新日: 2025年7月16日

リモワ修理、正規と職人どちらを選ぶ?モデル別の注意点とプロが語る修理の本質

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旅好きなら一度は憧れるスーツケース、RIMOWA(リモワ)。高い耐久性と美しいデザインで、世界中のトラベラーに支持されています。けれど、どんなに頑丈でも使い続ければ修理は必要になるもの。この記事ではリモワ修理で剃っておくべき情報を、正規修理と町工房の違い、人気モデル別の修理ポイント、そして修理職人・山澤高明さんのリアルな声を交えて解説します。

RIMOWA(リモワ)とは?

「リモワ(RIMOWA)」は、1898年創業のドイツ発の老舗ラゲージブランドです。航空機用アルミ素材をいち早くスーツケースに取り入れたことで知られ、アルミ製の「TOPAS(トパーズ)」シリーズはブランドの象徴的存在。近年はポリカーボネート製の「SALSA(サルサ)」や、アルミ×樹脂のハイブリッド型「LIMBO(リンボ)」など、軽量化と耐久性を両立したモデルも多数展開。機能美とミニマルなデザインは、ビジネスパーソンから旅慣れた個人まで幅広く愛されています。

リモア修理、まず知っておくべき選択肢

リモワのスーツケースは決して安くはありません。だからこそ、簡単に「買い替える」よりも、「修理して長く使いたい」と考える人が多いはず。でも、傷やへこみは、旅の記憶と共に刻まれた“味”として、大切にしたい。

そんなリモワユーザーにとって、修理方法の選択肢を正しく知っておくことは、コストを抑えるだけでなく、愛用品と長くつきあうための知恵と言えるでしょう。

リモワのスーツケースは高耐久とはいえ、キャスターやハンドル、ロックなど可動部の不具合は避けられません。そんなときに選べる修理の方法は、大きく分けて次の3つがあげられます。

正規修理サービス(RIMOWA公式)

リモワが公式に提供する修理サービスで、もっとも「安心感」がある方法です。

利用方法

・直営店へ持ち込み(銀座・表参道・大阪心斎橋など)
・郵送修理:メールまたは電話で依頼し、着払いで発送
・修理完了後は代引きや店頭受取にて対応

メリット

・すべての修理に純正パーツを使用
・5年間保証や生涯保証の範囲内なら無償対応の可能性あり
・デザイン・機能面が購入時と同じレベルに仕上がる

デメリット

・費用が高め(例:キャスター1個4,000円以上)
・パーツ在庫や混雑状況によっては納期が長くなる(1~2ヶ月程度)
・旧モデルや限定モデルは対応できない場合もある

町の修理工房(非正規サービス)

スーツケースやバッグ専門の修理業者に依頼する方法です。山澤工房のように、リモワ修理に精通した職人に頼るのがおすすめ。

利用方法

・直接持ち込み、または宅配での修理受付
・写真での事前見積もりや、修理方針の相談も可能

メリット

・純正にこだわらず、互換部品での実用的な修理が可能
・正規に比べて費用が安価(例:キャスター1個1,500円程度)
・修理内容を相談できる柔軟さ/即日修理も可能な場合あり
・保証期間外や旧モデルにも対応してもらえることが多い

デメリット

・パーツが純正でないため、見た目が若干異なる場合あり
・修理品質は店舗ごとに差がある(信頼できる工房選びが重要)
・保証対象外のため、公式サポート履歴には残らない

空港・ホテルでの簡易修理サービス

急な破損に対応する応急的なサービス。全損は無理でも、最低限“持ち帰れる”状態にすることが目的のサービスです。

利用方法

・空港の修理カウンター(成田、羽田など一部)
・高級ホテルが提携しているリペアサービス(宿泊客限定)

メリット

・旅先でスーツケースが壊れても、その場で対応できる
・修理完了まで待たずに再出発できるケースもある
・一部航空会社では破損証明で補償が受けられることも

デメリット

・応急処置のみで、部品交換や内部修理には非対応
・限定的なサービスのため、対象空港・ホテルが少ない
・デザイン性・耐久性の確保までは期待できない

【職人インタビュー】山澤工房・山澤高明さんが語る「リモワ修理の価値」

山澤工房・山澤高明さん

リモワの修理方法にはいくつかの選択肢がありますが、「早く・確実に・納得いく形で直したい」という人にとって、とても頼れる存在がいます。それが、株式会社山澤工房の代表・山澤高明さんです。

「かばんの総合病院」として知られる山澤工房は、スーツケースだけでなく、ハンドバッグ、ビジネスバッグ、財布、さらには楽器ケースまで、幅広いジャンルの修理を請け負うプロフェッショナル集団です。30年にわたる経験の中で培った独自の修理技術に加え、今なお新しい素材や工具、方法を研究し、常に「最適な修理」を探求し続けています。

「公式の修理に出すと、たしかに安心感はあります。でも、『すぐに使いたい』というお客様の声に応えきれない場面もあるんです。うちは“使い続ける”ことを第一に考えて、純正じゃなくても適合する部品があれば使う。たとえばキャスターひとつとっても、純正が4,000円、汎用品なら半額以下なんてことも珍しくないんです。直せるものを捨てずに、長く使ってもらいたい。モノが好きな人にとって、傷だって思い出のひとつだからです」

山澤さんによると、スーツケースの修理には非常に多くのパーツや素材、塗料、そして工具が必要になるとのこと。しかもリモワのようなメーカーですら、廃番になった部品や旧モデルのパーツは保管されていないこともしばしば。

そんななか、山澤工房では2万点以上の部品を独自にストック。そこから最適なパーツを見つけ出し、機能と見た目のバランスを見極めながら修理を行っています。

「これがあって助かりましたって、よく言われます。メーカーで断られたものでも、直せることは意外と多いんです

修理の相談をしてみると、ただ部品を替えるだけでなく、「どう使うのか」「どれくらい急いでいるのか」まで丁寧にヒアリングしてくれるのも、山澤工房の特長。

「リモワを愛用している方は、単なる荷物入れとしてじゃなくて、“相棒”として使っている方が多い。だからこそ、“また使えるようにする”ことが、自分たちの役目だと思っています」

こうして今日もまた、山澤工房には、ひとつとして同じではないリモワが持ち込まれてきます。壊れてしまったリモワに、もう一度、旅を続ける力を。その現場を支えるのが、町の職人の技術力です。

修理か買い替えか?判断の目安

山澤さんによると、職人目線では「すぐに使えなくなる壊れ方は実は少ない」とのこと。症状が軽いうちに修理するのが、コスト面でもおすすめです。以下を参考に判断しましょう。

・ケースが割れていない/内部が健在なら修理価値あり
・キャスターやハンドルの不具合は比較的簡単に直ることが多い
・外装の傷・へこみは見た目に関わるが、機能性に問題がなければそのまま使う人も

修理費用と納期の目安

修理内容正規山澤工房
キャスター交換約4,000円~1,500円~/即日も可能
ハンドル交換約1万~1.5万円5,000円前後/部品次第
内装交換要見積状態により応相談

次に、気なる修理費用と納期の目安を見ていきましょう。上記料金はあくまで目安です。モデルや症状により変動します。

リモワ・モデル別に見る、修理しやすさと注意点

リモワには素材・構造の異なるラインナップがあり、修理内容もモデルごとに異なります。代表的な4モデルの特徴と注意点を紹介します。

SALSA(サルサ)

ポリカーボネート製で、軽さと柔軟性が特徴のモデル。

RIMOWA・」SALSA

修理のポイント

RIMOWA・SALSA修理のポイント
・ボディのひび割れ・へこみは補修が難しく、交換対応になることが多い
・キャスターやハンドル周りの修理は比較的スムーズ
・外装のたわみによる「閉まりにくさ」なども相談可能

TOPAS(トパーズ)

アルミ製の重厚なモデル。高級感と耐久性が魅力。

RIMOWA・TOPAS

修理のポイント

RIMOWA・TOPAS 修理のポイント
・傷や凹みが目立ちやすいが、「使い込んだ味」として愛用されることも
・ヒンジやロック部品は専用品のため、部品在庫の有無に注意
・アルミ素材特有の“ゆがみ”が出た場合、修正に技術を要する

LUFTHANSA(ルフトハンザ)モデル

ルフトハンザ航空とのコラボによる特別仕様のTOPASベースモデル。

修理のポイント

・特注パーツが使われているため、公式修理以外では部品確保が難しい
・シリアル管理が厳密なため、保証・修理履歴の確認が必須
・デザイン保持を重視するなら正規修理がおすすめ

LIMBO(リンボ)

RIMOWA・LIMBO

ハイブリッド構造で、ポリカーボネートとアルミのコンビネーションモデル。

修理のポイント

RIMOWA・LIMBO修理のポイント
・接合部のゆがみや外装の変形は構造的に直しにくいことも
・キャスター・ロック部分の交換は工房でも対応しやすい
・ハイブリッドゆえに、破損箇所によって修理難易度にばらつきがある

自分に合った修理先を選ぶチェックリスト

修理方法や費用、モデルごとの特徴、町工房での対応まで見てきましたが、「結局、自分はどこに修理を頼めばいいの?」と迷う方も多いはず。修理の目的や優先したいポイントは人それぞれ。だからこそ、“自分に合った修理先”を選ぶことが、満足のいくリモワ修理につながります。

こんな人におすすめ修理先
保証期間内・純正部品希望正規サービス
急いでる・安く済ませたい町工房
使い方や思い出を相談しながら修理したい職人系の工房

リモワは直してこそ「旅の相棒」になる

空港とスーツケース
出典:Adobe Stock

リモワは、ただの“荷物を運ぶツール”ではありません。旅先で擦れ、ぶつかり、時には空港の手荒な扱いにも耐え抜いたそのスーツケースには、使う人それぞれの「物語」が刻まれています。だからこそ、壊れたからといってすぐに手放してしまうのは、どこかもったいない。むしろ、壊れたときこそ、そのスーツケースとの関係が“本物”になる瞬間なのかもしれません。

「修理する」という行為には、手間もお金もかかります。けれど、それを超えてもなお、「また使いたい」と思わせてくれるのが、リモワというブランドの強さであり、魅力。正規サービスに加えて、山澤工房のような信頼できる修理工房も選べる今の時代。古くなったモデルや、メーカーでは断られたパーツも、職人の手によって蘇る可能性があります。それは、サステナブルな視点としても、愛着という感情面からも、とても価値のあることです。

次の旅に出るとき、持っていくスーツケースは、新品でピカピカのものではなく、「直してでも一緒にいたい」と思える相棒であってほしい—。そんな想いを込めて、あなたのリモワにも、もう一度新しい命を吹き込んでみませんか?

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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