洗濯槽掃除は槽洗浄コースを回すだけ!使える洗剤や終わらないときの対処&お手入れ方法
洗濯槽を掃除するときは、洗濯機についている“槽洗浄コース”が便利。洗剤を入れる&スイッチを押して回すだけで、縦型やドラム型問わず自分で簡単にお手入れできます。この記事では用意する洗剤の種類をはじめ、洗濯槽洗浄のやり方や手順を紹介!「ハイターやオキシクリーンは使える?」「水だけ、洗剤なしでも掃除できる?」「洗濯槽洗浄にかかる時間は長い?終わらないとき途中でやめるのはあり?」といった疑問の答えも解説します。
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目次
槽洗浄コースとは?使える洗剤&クリーナーを解説
槽洗浄コースとは、洗濯槽用のクリーナー(洗剤)を使って洗濯槽を掃除するコースのこと。日々の洗濯で洗濯槽に蓄積されていく洗剤・石けんカスやホコリ、黒カビを漬け置きして洗い落とします。
やり方は基本的に、専用のクリーナーを入れてスイッチを押すだけでOK。3時間程度の短時間コースと11時間程度の長時間コースがあるので、日中や夜間など各家庭で洗濯機を使わないまとまった時間を確保して行いましょう。
洗濯機のタイプや機種によっては槽洗浄コースがない場合もありますが、その場合でも定期的に洗濯槽をお手入れすることで、カビやにおいの発生を抑制する働きが期待できます。
【比較】洗濯槽洗浄コースに使えるクリーナーの種類
洗浄力
におい
おすすめの洗浄頻度
塩素系クリーナー
強
強
半年に1回
酸素系クリーナー
中
中
月に1回
重曹
弱
弱
月に1回
槽洗浄コースで洗濯槽の掃除を行う場合、使えるクリーナー(洗剤)は上記の3種類。月に1回の定期的な洗浄は酸素系クリーナーもしくは重曹、半年に1回ほどの洗浄は塩素系クリーナーがおすすめです。
※洗濯槽に使われている素材によって使用NGの場合があります。
・酸素系漂白剤(例:オキシクリーン)
・台所用漂白剤(例:キッチンハイター)
メーカーもよりますが、上記の使用が禁止されている機種があります。泡が多量に発生し、機器の故障や水漏れの原因になるため、使う前に取扱説明書や公式サイトを確認しましょう。
※参考:日立公式HP、日立の家電品 お客様サポートページ(▶︎タテ型/▶︎ドラム型)
塩素系クリーナー×長時間コース|半年に1回の洗濯槽洗浄におすすめ
塩素系クリーナーは、洗浄力が強いのが特徴。「初めて洗濯槽掃除をする」という場合にもおすすめで、表面だけでなく洗濯槽の奥のカビも除去する効果が期待できます。
塩素系洗剤にはつんとした刺激臭があり、前後に酸性タイプのクリーナーを使ったり混ぜたりするのはNG。掃除の際は十分に換気を行いましょう。
洗浄力が強い成分で、刺激も強め。肌が弱い方や小さい子どものいる家庭は使用を控えましょう。
※洗濯機のメーカーや機種によって使用できない場合があります。
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酸素系クリーナー×短時間コース|月1回の洗濯槽洗浄におすすめ
洗浄力は塩素系に比べて劣りますが、洗濯槽の裏側についた汚れやカビを浮かせて落としてくれるのが酸素系クリーナー。日常的なお手入れに使うのがおすすめです。
つんとしたにおいがなく、取り扱いやすいのも便利なポイント。
「オキシクリーン(OXICLEAN)」を使う場合、アメリカ版(コストコ版)と日本版で違いがあるので選ぶ際は確認しましょう。アメリカ版には面活性剤と柔軟剤入りのため、洗浄力は高めですが汚れをすくい取りにくいことがあります。
また、洗濯槽を水で満たせないドラム式洗濯機には不向き。ドラム式には「オキシクリーン 洗濯槽クリーナー」がおすすめです。
※ハイターやオキシクリーンは、洗濯機のメーカーや機種によって使用できない場合があります。
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重曹×短時間コース|月1回の洗濯槽洗浄におすすめ
洗浄力は弱めで、カビ取り効果は期待できないものの、無臭で消臭効果も見込めるのがポイント。スペシャルケアではなく日常的な洗浄に使うのがよいでしょう。
値段も比較的安いので手に取りやすく、洗濯機以外にもお風呂やキッチン、冷蔵庫の掃除など、家中の掃除に活躍します。
重曹は水に溶けにくい性質のため、溶け残りや詰まってしまうケースがあります。特にドラム式洗濯機への使用は避けましょう。
※洗濯機のメーカーや機種によって使用できない場合があります。
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槽洗浄コースは2種類!特徴とかかる電気代の比較表
メーカーや機種によって異なりますが、基本的に洗濯槽の洗浄コースには、「3時間コース」と「11時間コース」があります。これらの時間は洗濯槽のつけ置き洗いの運転時間です。
とても便利な槽洗浄コースですが、長時間運転となると「電気代が多くかかるのでは?」と心配になるところ。ここではどれくらい電気代がかかるのか、各コースの料金の目安と特徴を比較表で解説します。
槽洗浄コースの料金目安【短時間or長時間】
短時間コース
長時間コース
かかる時間目安
約3時間
約11時間
料金目安
40~45円
120~130円
おすすめシーン
定期的な掃除をするとき
においやカビが気になるとき
仮に計算してみると、
・1シーズン(4ヶ月)に1度、長時間コースを回す
・その他の月は短時間コースを回す
上記で運用した場合の電気代は、年間で800~900円程度。思ったより安く感じるかもしれません。
家電のなかで電力を多く使うとされているのは、エアコンや冷蔵庫、食洗器など。熱をコントロールするタイプの生活家電やキッチン家電に比べると、使用状況にもよりますが洗濯機は電気代が抑えめといえるでしょう。
せっかく衣類や寝具を洗っても、洗濯槽が汚れたままでは見えない汚れが付着してしまうおそれがあります。清潔さに保つためには必要経費と考えてよさそうです。
【参考】普段の洗濯コースの電気代はいくら?節約する方法はある?
・縦型洗濯機:約2~3円
・ドラム式洗濯機:約1~2円
乾燥まで行なった場合、約50円が目安。使用している洗濯機が古い型の場合は、もう少し高めを想定しましょう。
・洗濯ものを入れる順番を工夫する
・洗濯ものの量にあった水量を選ぶ
・洗濯機に洗濯ものを詰め込み過ぎない
たとえばジーンズやバスタオル、厚手のパーカーなど水を吸って重くなる衣類は下へ、軽い衣類は上へ入れるようにしましょう。このひと手間をプラスするだけで洗濯機が効率よく回転し、電気代の節約に繋がります。
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【実践】洗濯機の槽洗浄コースの使い方&手順
ここからは洗濯機の槽洗浄コースを実際に使ってやり方を紹介。汚れを分解してくれる塩素系のクリーナーで、縦型の洗濯機を洗浄します。
酸素系洗剤や重曹を使う場合も基本的な流れは同じです。
初めて洗濯槽を洗浄する場合、塩素系以外の洗剤では汚れが分解されずそのまま浮いてきてしまうので、そのあとの処理が大変。できれば塩素系クリーナーがおすすめです。
ただし肌が弱い方や小さな子どもがいて気になる方などは、酸素系のクリーナーを使いましょう。
なおドラム式洗濯機の洗濯槽洗浄については、下記の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
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塩素系洗濯クリーナーで洗濯槽洗浄する方法
・塩素系の洗濯槽クリーナー
・ゴム手袋
・マスク
洗剤やクリーナーが全体に広がりにくくなる場合があるので、外しておきましょう。
洗濯槽の中に50℃ぐらいのお湯を溜めます。写真のように洗面器や風呂桶を使って入れる方法のほか、洗濯機にホースがついている場合は、お風呂に溜めた湯(入浴剤不使用)をホースで入れる手もあります。
ただし入浴した後の残り湯には雑菌が繁殖しやすいため、洗浄に使う場合はきれいなお湯を使うのがおすすめです。
85℃以上の熱湯は使わないでください。
塩素系のクリーナーは85℃以上で分解され、塩素ガスが発生します。洗浄力を高めるためにはある程度の温度が必要ですが、塩素ガスが発生すると人体に有害なので細心の注意を払って活用してください!
使う洗濯槽クリーナーの表示に従って、決められた量を洗濯槽の中に入れましょう。
最後に槽洗浄コースボタンを押し、時間を設定して完了です。
縦型とドラム式で洗濯槽洗浄の仕方に違いはある?
ドラム式洗濯機の場合、洗濯槽部分が斜めまたは横向きの構造。水が洗濯槽全体に行き渡らず、漬け起き洗いの効果が十分に発揮されないことがあるほか、酸素系漂白剤やクリーナーを使うと泡が漏れてしまうおそれがあります。
ドラム式洗濯機で洗濯槽洗浄コースを使う場合、機種によって槽洗浄クリーナーを入れるタイミングが異なるため注意。一度スタートボタンを押して給水後に洗剤を入れるタイプのものがあります。必ず取扱説明書を確認してから作業しましょう。
洗濯機掃除の注意点|終わらないとき途中でやめるには?
洗濯槽洗浄コースは完了までに長時間かかることが多く、「いつまで待っても終わらない」「こんなに時間がかかるなんて…途中でやめてもいいの?」と不安になるかもしれません。ここでは掃除の際の注意点や対策方法を解説します。
・急ぎの洗濯は先に済ませておく
・洗濯機の種類や機種に対応しているクリーナー以外は使わない
・終わるまで長時間の外出は避ける
・洗浄途中で中止や中断してもOK
初めて洗濯槽洗浄を行う場合、洗濯機の機種に洗剤(クリーナー)が対応しているかチェックしてから使いましょう。万が一予期せず泡が大量に漏れてきたりホースが外れて水が漏れてしまったりした場合に備えて、外出は控えて様子を見られるようにしておくのがおすすめです。
長時間のコースを選んだ場合、途中でやめたくなったら中断や中止もできます。手順は機種によって異なるので、各メーカーの公式サイトも参考にしてみてください。
1. 一時停止を押す → 一度電源を切る
2. 再度電源を入れる → すすぎと脱水の個別運転をする
3. 残った洗濯槽クリーナーを洗い流す(洗濯、すすぎ、脱水の個別運転を行なう)
洗濯槽を掃除する頻度やお手入れのタイミング
・カビやにおいが気になったら都度すぐにお手入れする
・洗濯機本体の“槽洗浄”表示が点滅して教えてくれる機種もある
槽洗浄コースを使う目安は、月に1回が基本。理由は、1カ月を過ぎると汚れやカビが堆積し、洗濯槽に固まってしまうことがあるからです。除去するのが難しくなる前に、酸素系クリーナーまたは重曹で掃除しておきたいところ。
「すでに今、洗濯機からにおいがする」「洗濯槽内にカビが見える…」といった場合は、気づいた時点ですぐに槽洗浄コースを回しましょう!その際使うのは塩素系のクリーナーがおすすめです。
【Q&A】洗濯機の槽洗浄に関連する質問
Q. 洗濯槽洗浄にハイターは使える?
A. 機種によりますが、洗濯槽用のハイターは使える場合があります。
ただしドラム式洗濯機の場合のほか、洗濯槽の素材によっては塩素系漂白剤や台所用漂白剤の使用NGのものもあるので、取扱説明書やメーカー公式サイトも参照してみてください。
Q. 洗濯槽洗浄にオキシクリーンは使える?
A. 多くの場合使えますが、ドラム式洗濯機や酸素系漂白剤の使用NGな機種では避けましょう。
オキシクリーンは酸素系漂白剤に分類され、ドラム式では泡が立ちすぎて漏れることがあります。縦型洗濯機で対応機種の場合、洗濯槽用のオキシクリーンを使うのもおすすめです。
Q. 洗濯機の槽洗浄はお湯でできる?水だけで洗剤なしでもOK?
A. お湯や水だけで洗濯槽洗浄コースを使うことはできますが、しっかり汚れやにおいを落とすにはクリーナーを使用しましょう。
洗剤がないと落とし切るのが難しい頑固な汚れやにおい、カビなどを掃除するには、洗濯槽洗浄専用のクリーナーがおすすめです。
Q. 洗濯槽洗浄のやり方は?
A. 洗濯機の自動槽洗浄コース、または手動でクリーナーを入れ洗濯機を回す方法で行います。
槽洗浄コースは洗剤を用意してスイッチを入れるだけ。あとは放置していれば完了するので、忙しい方や家事の合間に洗浄を済ませたい方におすすめです。
Q. 洗濯機の槽洗浄コースは何をしているの?何分くらいかかる?
A. 約3時間または約11時間のコースがあり、洗濯槽の漬け起きから洗浄まで自動で行なってくれます。
機種によっては約15分で終わる短縮コースが備わっていることもありますが、基本的に漬け置き洗いで汚れを落とすため、時間には余裕を持って開始しましょう。
Q. 洗濯槽洗浄が終わらない!途中でやめるにはどうする?
A. 各機種の手順に沿って、中断または中止しましょう。
たとえば日立(HITACHI)の洗濯機の場合、下記のやり方で中止できます。
2. 再度電源を入れる → すすぎと脱水の個別運転をする
3. 残った洗濯槽クリーナーを洗い流す(洗濯、すすぎ、脱水の個別運転を行なう)
詳細な方法は各メーカーごとに取扱説明書を確認してみてください。
洗濯槽洗浄はプロのクリーニング依頼もおすすめ!
槽洗浄コースはきちんと使えばきれいに洗浄してくれますが、「ちゃんときれいになっているのか不安」「槽洗浄コースでも取れないぐらい洗濯機が汚れている」というときには、プロのクリーニングがおすすめ!
「ユアマイスター」では、縦型はもちろん、高い技術を必要とするドラム式洗濯機の洗浄にも対応できるプロが駆けつけてくれます。洗濯槽を解体して洗浄するので、槽洗浄コースでは取れないような細かいところまでクリーニングしてもらえるのがメリットです。
下記の記事ではプロの技を紹介しているので、洗濯機の汚れや洗濯物のにおいで悩んでいる方はチェックしてみてください!
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