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更新日: 2024年9月11日

濡れた本は冷凍すると復活する!?アイロンや自然乾燥での対処方法も紹介!

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「本や教科書が雨で濡れてしまった!」「半身浴中の読書で本を湯船に落としてしまった…」など、大切な本が濡れてしまって、シワになることがありますよね。そんな濡れてしまった本でも、きちんと対処すれば復活させられる場合があります。今回は濡れた本を元通りにする方法を紹介します。

濡れた本を冷凍して元に戻すやり方

「本を冷凍して大丈夫なの!?」と驚くかもしれませんが、しっかりとした手順を踏めば、濡れた本を冷凍することで元通りにできる可能性があります。

用意するもの
・ジッパー付きの保存袋
・濡れた本
・雑誌など適当な重し
手順
 
1
本をジッパー付きの保存袋に入れ、封をせずに冷凍庫に入れる

ジッパー付きの保存袋は封をせず、本が垂直になるように入れます。このとき本は開かず、表面に付いている水分をタオルで拭き取りましょう。

2
24時間以上冷凍する

冷凍する時間に決まりはないですが、本に含まれた水分を冷凍させて蒸発させる必要があるため、丸一日(24時間)程度は冷凍することをおすすめします。

3
冷凍庫から取り出して、重しを乗せた状態で乾燥させる

本の濡れ具合にもよりますが、重しを乗せた状態で5日間以上は放置して乾燥させましょう。本がシワのない状態で元通りになれば完了です!

なぜ冷凍すると濡れた本をキレイに乾かせるのか?

冷凍することで、紙に含まれた水分を抜き、繊維が縮むのを防げるからです。

紙は乾く瞬間に繊維が縮んでシワになってしまいます。そこで、濡れた本を冷凍することである程度の水分を蒸発させ、乾く瞬間の水分量を減らすのが狙い。水分を抜いた後に重しでプレスして乾かすことで、シワのない状態に戻せるというわけです。

アイロンでも濡れた本は直せる

次にアイロンを使って、濡れた本を元通りにする方法を紹介します。

アイロンを使った方法は、手軽で乾燥時間が短くなるのがメリットです。しかし、急激な温度変化によって紙の変形や反りが起こりやすいため、その点には注意が必要です。

用意するもの
・アイロン
・濡れた本
・適当な重し
・タオル
・当て布
手順
 
1
タオルで濡れた本の水分を拭き取る

優しくポンポンと、上から押さえるようにして拭き取りましょう。

2
当て布をしてアイロンをかける

必ず当て布や吸水性のある紙を挟んで、シワを伸ばすようにアイロンをかけましょう。「ドライ低温」に設定するときれいに乾かせます。

3
重しを乗せてしばらく放置する

重しを乗せてある程度放置し、シワが伸ばせたら完了です!1ページずつのアイロンがけは時間がかかるため、本が部分的に濡れた場合におすすめの方法です。

ドライヤーを使って濡れた本を乾かす方法

次に紹介するのは、ドライヤーを使って本を乾かす方法。こちらは濡れた本を今すぐ使いたいときに試してみるといいかもしれません。また、アイロンと同様に、手軽で乾燥時間が短くなるのがメリットですが、急激な温度変化によって紙の変形や反りが起こりやすいため、その点には注意しましょう。

用意するもの
・タオル
・ドライヤー
・重し
手順
 
1
タオルで濡れた本の水分を拭き取る

アイロンと同様に、ドライヤーで乾かす場合もタオルで優しく水分を拭き取ります。

2
ドライヤーで乾かしていく

ある程度の水分が拭き取れたら、ドライヤーで乾かしていきます。本が全体的に濡れている場合は、ひどく濡れているページから乾かしていくのがおすすめです。

また、紙がくっつかないように1枚1枚めくりながら乾かしていきましょう。紙の変形をなるべく抑えるために熱風ではなく冷風を使うようにしてください。

3
重しを乗せてしばらく放置する

ドライヤーで全てのページを乾かせたら、あとは重しを乗せてしばらく放置すれば終了です。

自然乾燥で乾かす場合のポイント

最後に自然乾燥で濡れた本を乾かす方法を紹介します。自然乾燥といっても、ただ放置して乾かすわけではありません。紙を挟んで水分を取りながら乾かしていきます。とてもシンプルな方法なので、試してみやすいでしょう。

用意するもの
・タオル
・吸水性の高い紙(ティッシュ、キッチンペーパーなど)
手順
 
1
タオルで水気を取る

早い段階で、ある程度の水気を取ります。擦らず優しく拭き取ってください。

2
吸水性の高い紙を濡れたページに挟む

ティッシュやキッチンペーパーなどの吸収性の高い紙を濡れたページの間に挟みます

注意
必ず白色の紙を挟むようにしましょう!色のついているものは本にインクが移る可能性があります。
3
濡れてしまった部分が上になるように本を立てて置き、乾かす

本を縦にすることで、通気性が良くなり乾きやすくなります。

4
定期的に状態を確認し、挟んでいる紙が湿っていたら新しいものと取り換える

ここまでの手順を乾くまで繰り返します。紙を挟んで乾くのを待つだけの作業ですが、濡れている全てのページで行う必要があるため、少ないページ数を乾かす場合におすすめの方法です。

本についたコーヒーや醤油じみの染み抜き方法

これまで濡れた本の乾かし方について解説してきましたが、ここでは本にコーヒーや醤油などをこぼしてしまったときの対処方法を紹介していきます。

用意するもの
・タオル
・ティッシュ
・割り箸
・紙
・マスク
手順
 
1
タオルやティッシュで水分を取る

まず、本についた水分をタオルやティッシュで拭き取ります。擦ったりせず、ポンポンと優しく拭き取りましょう。

2
濡れたページの裏に紙を挟んで漂白剤を染み込ませる

シミがあるページの裏に紙を挟み、漂白剤を染み込ませたティッシュでシミの部分にペタペタと優しくなじませます。このとき、素手で漂白剤に触れないように割り箸を使うかゴム手袋をして、マスクもして行いましょう。

3
水で漂白剤を落とす

ある程度の漂白剤を置いてシミが抜けたら、新しいティッシュに水をつけて、シミを落とした部分に優しくなじませ、漂白剤を落とします。水で濡れすぎてしまったら、ここまで紹介してきた方法で乾かしてください。

もし、服にコーヒーのシミがついてしまって困っている!という方は以下の記事を参考にしてみてください。

濡れた本の冷凍に関するQ&A

最後に濡れた本に関する質問に答えていきます!

Q. 本が濡れたら冷凍していいですか?

A. 冷凍して大丈夫です。

濡れた本を冷凍させることで、紙に含まれた水分を蒸発させ、乾燥させることができます。

Q. 濡れた本はどれくらい冷凍すればいいですか?

A. 24時間以上は冷凍することをおすすめします。

本に含まれた水分をしっかり蒸発させる必要があるため、丸一日程度は冷凍することをおすすめします。またシワ伸ばしのため、冷凍庫から取り出した後は重しを乗せて5日程度置いておきましょう。

Q. 濡れた本をジッパー付きの保存袋に入れて冷凍するのはなぜですか?

A. 冷凍庫内の商品の匂いや汚れなどが移らないようにするためです。

また、ジッパー付きの保存袋を使用するのは、紙が袋にくっつくのを防ぐためでもあります。通常のビニール袋だとくっつきやすいので、濡れた本を冷凍する際はジッパー付きの保存袋の使用をおすすめします。

もし本が濡れてしまっても放置せずにしっかり対処しよう!

大切な本や教科書が濡れてしまってもそのまま放置せず、できるだけ元の状態に戻して使えるといいですね。今回はドライヤーやアイロンを使った方法、自然乾燥での対処法も紹介しました。自分に合った方法を選んで、本にシワが残らないようにしましょう!しかし、必ずしも元に戻るとは限らないので、特に大切な本や資料の場合はくれぐれも注意してください。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。

監修者
ライター
ワタシト 編集部
ワタシトは暮らしの不便を解決するアイデアや商品を紹介するメディアです。掃除や洗濯、日用品のお手入れ、ハウスクリーニング、家具、家電、生活雑貨の新商品など役立つ情報をお届けします。
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