不要な着物を売りたいときには買取業者に査定してもらいましょう。本記事ではおすすめの買取業者を紹介します。買取業者の選ぶコツや高く売る方法、買取価格の相場なども解説。あわせて、買い取ってもらえなかった着物はどうすればいいのか、買い取ってもらえる着物の種類なども紹介します。

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着物買取業者の選び方

着物は買取業者に買い取ってもらうのがおすすめですが、どのようにして選べばいいか迷ってしまいます。ここでは、着物の買取業者の選び方を解説します。

着物買取専門店がおすすめ

着物を売りたいときには、リユース店や着物買取専門店またはフリマで売る方法があります。できれば、着物買取専門店に売るのがおすすめです。専門店は着物の豊富な知識を持っており、着物をしっかり査定してくれるのがメリット。専門店以外で着物を査定してもらうと、査定額が低かったり、値がつかない場合もあります。

買取方法で選ぶ

買取方法は主に店舗や出張、宅配で行ってくれる業者が多いです。すぐに査定額を知りたい、着物の数が少ない場合には店舗がおすすめ。着物の数が多い、自宅にいながら買い取ってほしい場合には出張買取を選びましょう。着物の数が多く、時間がない場合は箱に詰めて送るだけで査定・買取をしてくれる宅配買取がおすすめです。

初めてならサポートサービス付き

どのような手順で申し込めばいいのか、買取後の流れを丁寧に説明してほしい人には、サポートを行ってくれる買取店がおすすめです。例えば、宅配買取などを利用後、査定時の不明点や買取成立後のクーリングオフについて丁寧に説明してくれる買取店もあります。

初めての取引で不安という人は、査定額が低くてもサポートが手厚い買取店だと安心感も得られ、納得して売ることができるでしょう。

現金化までのスピード

不要になった着物をいつまでに現金化したいかによって、買取店を選ぶのも良いでしょう。また、買取方法によっても現金化のスピードは異なります。店舗買取がもっとも早く、次いで出張買取、宅配の順になっています。すぐに現金化したい、査定額をすぐ知りたいという人は店舗がおすすめです。ある程度時間に余裕がある場合には宅配買取を利用するのもよいでしょう。

着物買取業者おすすめ10選

着物を売るときにおすすめの買取業者をピックアップ。対応の買取方法や現金化までのスピードなどを詳しく紹介します。

きものおおば

出典：きものおおば

訪問着や振袖から帯などを買い取ってくれる日本橋の着物問屋です。鑑定歴35年の着物の知識が豊富なプロがしっかり査定してくれるため、高価買取を行ってくれます。買取方法は店舗または宅配、出張にて行っています。出張は関東圏を主にしていますが、地域によっては相談可能です。

着物買取専門店ファンタジスタ

出典：着物買取専門店ファンタジスタ

「着物買取専門店ファンタジスタ」は、豊富な知識と経験を活かした査定を行ってくれます。年間取引数は約15,000点以上を超えており、豊富な実績もあります。

買取方法は店舗、出張、宅配とあり、宅配の場合無料の宅配キットも用意されています。店舗での買取の場合、完全個室で対応してくれるのもポイント。

また、女性の鑑定士を指名できたり、買取後のサポートが手厚かったり、買取までのフォローがあるため、初めて着物を売る人にもおすすめです。

少し個性的なキャンペーンも実施されているので要チェック！

たんす屋

出典：たんす屋

着物や帯、和装小物の買取をしてくれる着物買取専門店です。査定は30年以上のベテラン鑑定士が、着物を1点ずつ丁寧に査定してくれます。買取は店舗または宅配のみです。査定はLINEでも行ってくれるため、気軽に利用しやすいのもポイント。また、値段がつかない品物でも無料で引き取ってくれるので、着物の処分に困っている人にもおすすめです。

銀座きもの青木

出典：銀座きもの青木

「銀座きもの青木」は銀座と世田谷区に店舗をもつ着物専門店です。着物の写真をLINEまたは公式サイトの専用フォームで送ると事前に査定してもらえ、納得いく金額だった場合には実際に買取を行ってもらえるのが特徴。買取方法は、店舗または出張、宅配と選べますが、店舗の場合には予約が必要なので注意してください。

彩羽（いろは）

出典：彩羽

「彩羽」は、大阪と名古屋に店舗をもつ着物や骨董品などの買取専門店です。買取方法は、店舗または出張・宅配で行ってくれます。出張エリアは東海地域と関西地域のみです。宅配買取は日本全国からの依頼を受け付けているので、出張対応エリア以外の人も申し込み可能。

着物総合買取ドットコム

出典：着物総合買取ドットコム

着物専門店の「着物総合買取ドットコム」では有名百貨店の着物や有名な作家物、産地染織品などの着物や和装小物などを買い取ってくれます。出張や宅配にて買取を行っています。出張エリアは東京と神奈川に限りますが、宅配やメールでも査定と買取をしているため、遠方からでも買い取ってもらえます。

FUKU CHAN（福ちゃん）

出典：福ちゃん

「福ちゃん」は着物や美術品、ブランド品などを買い取りを行うリユースショップです。買取方法は店舗、出張、宅配の3つから選べます。また出張買取の場合プランがあり、対象地域限定の即日出張買取や女性の鑑定士を指定できるレディースプラン、離れた家族とオンライン通話などを使って見守りができる安心見守りプランなどがあるのが魅力です。

 BuySell（バイセル）

出典：バイセル

「バイセル」は着物以外にもブランド品や貴金属などの買取も行うリユースショップです。専門知識を持ったプロがしっかり査定を行い、納得いく金額で買い取ってもらえます。

買取は店舗、出張、宅配で行っており、査定はLINEでも行ってくれます。宅配買取の場合は、無料の宅配キットがもらえ、無料で集荷も行ってくれるのも魅力。さらに、買取後のサポートも手厚く、買い取りしてもらうのが初めての人にもおすすめです。

THE GOLD

出典：THE GOLD

リユースショップの「THE GOLD」では、日本全国で出張買取をしてくれるのが特徴です。全国に約70店舗あるため、持ち込みでの買取も利用しやすいのが魅力。

また、和装小物なども買取を行っており、値段がつかない品物でも無料で引き取ってくれます。さらに、着物以外にも貴金属やブランド品などの買取も行っているため、着物以外にも査定や買取をしてほしいときに利用するのもおすすめです。

KOMEHYO（コメ兵）

出典：KOMEHYO（コメ兵）

リユースショップの「KOMEHYO」では着物の買取も行ってます。買取方法は店舗または宅配とあり、加えてLINEでの査定もしてくれます。店舗は全国に約100ヶ所以上あり、持ち込むときにも便利です。

宅配には最大100万円までの運送保険付きなのもポイント。さらに、宅配で買取をキャンセルするときにも返送時の送料を負担してもらえます。

着物を高く売るコツ

できるだけ着物を高く売りたいときには、注意すべきポイントがあります。ここでは、着物を高く売るコツを紹介します。

着物はたとう紙に包んで付属品も保管する

着物はキレイな状態であれば査定額が高くなります。また、たとう紙の有無によっても査定額が変動する場合もあるため、着物はたとう紙に包み一緒に保管しておきましょう。

そのほかにも有名作家や伝統品の場合、証紙などの証明書が付いてきます。この証紙は着物の価値や品質を証明するもので、証紙の有無でも査定額は変動します。

防虫対策は定期的に行う

着物は湿気に弱く、虫が付きやすいため、保管場所や保管方法に気をつけましょう。保管するときには防虫剤を一緒に入れて保管するのがおすすめです。また、定期的に風通しのいい日陰で虫干しを行い、カビや変色も防ぐようにしましょう。

クリーニングは行わない

着物はキレイな状態で査定に出すのが良いですが、クリーニングは不要です。着物の素材によって異なりますが、着物のクリーニング費用は高いため、クリーニングに出すとかえって損する場合があります。

相見積もりをするのもおすすめ

着物の相場はわかりにくく、査定時に調べても分からないことがあるため、知識や経験を持った鑑定士でないと安い金額で査定される場合があります。店頭買取の場合は、複数の会社を回って相見積もりをしてもらうのがおすすめです。相見積もりをすることで、相場も把握しやすくなります。

着物の買取額の相場

ここでは着物の買取額の相場を紹介します。相場は編集部が2025年3月に調べたものです。着物の状態や査定してもらう会社によって異なる場合があります。

染着物の相場

※2025年3月編集部調べ。編集部がWEBサイト上で確認できる相場を集計して、表にしたものです。

織着物の相場

※2025年3月編集部調べ。編集部がWEBサイト上で確認できる相場を集計して、表にしたものです。

帯の相場

※2025年3月編集部調べ。編集部がWEBサイト上で確認できる相場を集計して、表にしたものです。

買取できない着物の種類とは？処分はどうする？

買取店に着物を査定に出しても、値段がつかない着物もあります。ここでは、買取できない着物の種類と着物の処分方法を紹介します。

買取が難しい着物の種類

着物買取専門店であっても、買取が難しい種類の着物があります。例えば、浴衣や喪服、和装小物、肌襦袢（長襦袢）は買い取ってもらえないことが多いです。ただ、店舗によっては買い取ってくれたり、未使用品に限って買い取ってくれるケースもあるので、事前に相談しておくのがおすすめ。

売れない着物の処分方法

もし、着物が買取不可だった場合の着物の処分方法は主に4通りあります。まずは、フリマサイトやネットオークションなどで売ること。パッチワークなどで使いたいという需要があるため、フリマで売るのもおすすめです。

フリマサイトなどでやり取りが面倒と感じる人は、無料で着物を引き取ってくれる業者を利用してみましょう。査定時に値段がつかなかった着物も無料で引き取ってくれる買取業者があります。

また、状態のいい着物に限りますが、慈善団体やNPO法人などの団体へ寄付する方法もあります。ただし、寄付を受け付けている団体は限られているため、事前に問い合わせをしておきましょう。

状態が悪く引き取り手がない場合には廃棄処分となります。一般的には燃えるゴミや古布として廃棄できますが、自治体によってルールが異なるため確認してから廃棄してください。

【Q＆A】着物の買取に関する質問

「着物の買取はどこがいい？」「売れない着物はある？」といった着物の買い取りに関する質問にQ＆A形式で答えます。

Q. 買取できない着物の種類とは？

A. 浴衣や喪服、和装小物、肌襦袢（長襦袢）は買い取ってもらえないことが多いです。

着物であっても上記の品物は、買い取りが難しい場合があります。業者によっては、未使用や状態のいいものは買い取ってくれる可能性もあるため、事前に問い合わせておくことをおすすめします。

Q. 着物買取はどこがいい？

A. 着物専門店がおすすめです。

着物の価値は素人にはわかりづらいため、知識と経験が豊富な着物専門店に買い取ってもらうのがおすすめです。査定額を気にしない人であれば、リユースショップで買い取ってもらうのも良いでしょう。

Q. 着物の買取相場はいくら？

A. 着物の種類によって異なります。

着物の買取相場額は、着物の種類や産地、作家などによって大きく変動します。例えば、訪問着の場合は約200,000～800,000円、大島袖の場合では約200,000～550,000円が相場です。

※2025年3月編集部調べ。編集部がWEBサイト上で確認できる相場を集計したものです。

Q. 着物を高く売るコツは？

A. キレイな状態を保ち、付属品も一緒に査定してもらうのがコツです。

着物はたとう紙に包み、虫やカビなどがつかないように定期的にお手入れしましょう。また、証紙と呼ばれる着物の証明書や箱があれば一緒に査定に出すと買取額が高くなる場合があります。

Q. 売れなかった着物の処分方法は？

A. 売れなかった着物は、フリマやオークションサイトで売るか、無料で引き取ってくれる業者や団体などに渡す、または廃棄処分する方法があります。

売れなかった着物は意外なところで需要があるため、フリマやオークションなどに出品するのがおすすめです。また、無料で引き取ってくれる業者や慈善団体などで引き取ってくれる場合もあるので、事前に問い合わせてみましょう。それでも引き取り手がない場合には、廃棄処分となります。

不要な着物は買い取ってもらおう！

不要になった着物は、買取業者に買い取ってもらうのがおすすめです。高く売りたいときには、着物専門店で買い取ってもらうのがベスト。査定額を気にせずに、とにかく手放したいときにはリユースショップなどを活用するのも良いでしょう。また、値段がつかない着物は慈善団体などに寄付するのもひとつの手段です。好みに合わせて選んでみましょう！

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