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更新日: 2024年12月9日

麻の洗濯方法とは?洗濯機と手洗いのやり方、脱水から干し方まで紹介

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通気性がよく吸水性にすぐれた麻(リネン)の素材。暑い夏場には重宝する素材です。しかし麻は洗濯をするとしわになりやすく、よれたり型崩れしたりしやすいという難点も。そこで今回は麻の状態を保つ手洗いの方法や干し方、アイロンのかけ方についてご紹介します。

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麻素材とは?種類と特徴

麻とは、数種類の植物から作られた繊維の総称です。大きく分けると下記のような3種類があります。

・リネン…アマ科の植物
・ラミー…イラクサ科の植物
・ヘンプ…アサ科の植物

それぞれの姿や形はバラバラですが、通気性がよく吸水性にすぐれているという点が共通しています。

麻は、吸湿性と耐久性が高く、繊維が伸びにくいという特徴があります。また、肌に触れたときにひんやりとした心地良さを感じられるため、気温が上昇する夏向きの素材だと言えるでしょう。麻は吸収した水分を外に逃がす特性もあるため、高温多湿な日本の気候には適しています。

しかし、着用や洗濯を頻繁に繰り返すことにより、しわになりやすく縮みやすいというデメリットがあります。濃い色合いの麻素材を着用した場合、摩擦や汗によって色移りしてしまうことも。麻の素材は、アイロンをかける際もコツが必要なため、手入れが難しいのも難しいポイントです。

麻素材の服

麻を使った衣類には、シャツ、ブラウス、ストール、パンツ、スカート、帽子、カットソー、Tシャツ、靴下などがあります。気温が上がり汗をかきやすくなる春先や夏場に、一枚でサラリと着られるシャツやブラウスが多く販売されています。

麻を洗う前に気をつけること

麻は、少し癖のある素材。先ほど紹介した色移りも、その最たるものになります。洗濯の仕方を紹介する前に麻の注意点をしっかりと押さえておきましょう。

洗濯ができる麻なのか、洗濯表示を見る

同じ麻でも、洗えるものと洗えないものがあります。見分け方としては、安定の洗濯表示。「水洗い不可」の表示がある場合は、クリーニング店にお任せしましょう。ドライクリーニングという水を使わない方法で、しっかりと洗濯してくれます。

麻は家で洗濯できない?

麻は家で洗えないわけではありません。生地の性質上、家で洗うと繊維が傷みやすいなど不都合な点が多いというだけの話です。実際、縮みや色移りは対応が難しいのが悩みどころ。

しかし、負担の少ない手洗いで麻の洗濯を済ませている方もいます。部分洗い程度であれば、麻の洗濯を家で済ませてしまうのもありでしょう。

共通の注意点

麻はその性質上、長時間の洗濯には向いていません。形が崩れたり色が落ちたりと汚れを落とす以上にデメリットが多いのです。手洗いの場合も同じですが、基本的に短時間で済ませるのがベスト。あまりにもひどい汚れはクリーニングをおすすめします。

麻を手洗いする方法

それではまず、麻の手洗い方法をご紹介します。麻を手洗いするには、押し洗いふり洗いの2つの方法があります。

押し洗いの場合

まずは押し洗いの方法を解説します。

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用意するもの
・洗面器
・ゴム手袋
・おしゃれ着用中性洗剤
・洗濯ネット
手順
 
1
麻素材の洋服をたたむ

まず麻素材の洋服は、裏返しにしてたたみます。皮膚に直接触れている内側は、汗や皮脂汚れがついているからです。

2
水をためる

洗面器に水をため、洗剤を1~2滴垂らします。使う洗剤は、おしゃれ着用中性洗剤がおすすめです。

3
20~30回押し洗い

ゴム手袋を装着しましょう。水と洗濯製剤を入れた洗面器の中にたたんだ衣類を入れます。衣類をしっかりと水に浸してください。

20~30回衣類に体重をかけて押したり持ち上げたりして、汚れを掻き出します。

4
洗濯機で脱水

たたんだ状態のまま衣類をネットに入れ、30秒ほど脱水をしてください。

5
洗面器で再度洗う

洗面器に水だけをため、衣類をしっかりとすすいでください。洗面器の水が汚れてきたら、入れ替えて再度すすぎます。

6
洗濯機で脱水

すすぎ終わったら、たたんだ状態のまま衣類をネットに入れ、再び30秒間脱水をかけて終了です。干し方については後ほど紹介します。

ふり洗いの場合

続いては、スカーフやブラウスなどをふり洗いする際の手順について紹介します。「ふり洗い」とは、桶のなかで服の両端を持って、素早く振るように洗う手洗いの方法です。

用意するもの
・洗面器
・ゴム手袋
・おしゃれ着用中性洗剤
手順
 
1
衣類を裏返しにしておく

ブラウスやシャツなどの衣類を洗う際は、裏返しにしましょう。

2
水をためる

洗面器の中に洗濯洗剤1~2滴と水を入れます。手が荒れる場合があるので、ゴム手袋をはめましょう。

3
衣類をふり洗いする

衣類を洗面器にためた水の中に浸します。両端(肩)を掴んで、前後左右にふり洗いをします。

4
洗濯機で脱水

たたんだ状態のまま衣類をネットに入れ、30秒間脱水をしてください。

5
洗面器で再度洗う

洗面器に水だけをため、衣類をしっかりとすすいでください。洗面器の水が汚れてきたら、入れ替えて再度すすぎます。

6
洗濯機で脱水

すすぎ終わったらたたんだ状態のまま衣類をネットに入れ、再び30秒間脱水をかけて完了です。

注意
衣類がくしゃくしゃだとしわやよれの原因となります。また、両端を持つときに強い力を入れすぎると、繊維が傷んでしまう可能性があります。手は添える程度で十分です。

麻を洗濯機で洗濯する方法

麻は洗濯機で洗濯する方法もあります。

用意するもの
・洗濯ネット
・洗濯洗剤
・部分洗い用洗剤
POINT
黄ばみや汗染みが目立ちやすい襟や袖には、酸素系漂白剤がおすすめです。洗濯をする前に下処理をしておくことにより、汚れが落ちやすくなるからです。
手順
 
1
部分洗い用洗剤をつける

襟や袖などの汗染み、汚れが目立つ部分に部分洗い用洗剤をスプレーします。もしくは、原液の液体洗剤を塗っておくと、汚れが落ちやすくなります。

2
衣類をたたむ

衣類を裏返しにしてたたみ、洗濯ネットに入れます。肌に直接触れている衣類の内側は、タンパク汚れや皮脂汚れがついているのです。このとき、ボタンやファスナーはきちんと留めておきましょう。

3
洗濯機を回す

衣類の表示に合わせてコースを選択し、洗濯機を回します。手洗いコースが安心です!脱水の時間になったら、時間を測りながら30秒経ってから衣類を取り出しましょう。脱水しすぎるとしわになりやすいため、30秒ぐらいが理想です。

麻の干し方

洗濯が終わったら干し方を見ていきましょう。麻を干す方法には、平干しぬれ干しの2つあります。

平干し

平たい場所に洗濯物を広げて干す方法です。脱水が終わったら洗濯ネットから衣類を取り出し、手で軽くしわを伸ばします。風通しの良いところに平たい台を用意し、上に洋服を置くだけ。形を整えた状態で干すことができるため、型崩れが防げます。

この平干しには専用ネットが販売されていますが、ピンチハンガーハンガー竿で代用することもできます。

ピンチハンガーに平干し

ピンチハンガーとは、洗濯ばさみがたくさんついているハンガーのことです。つまんだり挟んだりすることを英語でピンチ(pinch)というので、この名前がついたようです。 ピンチハンガーを持っていない方にはこちらがおすすめ。

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こちらのピンチハンガーは耐久性もあり、使わない時には折りたためるタイプなので重宝するアイテム。

用意するもの
・ピンチハンガー
手順
 
 
ピンチハンガーの上の平面に、洋服をかける

ピンチハンガーの上を有効活用しましょう。外に干すときには風に飛ばされないようにだけ注意してくださいね。服の下になった部分が乾くか心配な場合には、途中で裏返して干しましょう。

ハンガーで干す

このとき使うハンガーは、クリーニングに出したときにもらえるものが使いやすくおすすめです。

用意するもの
・ハンガー 3本
手順
 
1
ハンガーに服をかける

まずはハンガー1本に、普段通り服をかけます。

2
2本のハンガーを使って、裾・袖をそれぞれ持ち上げる

服をかけたハンガーの前後に1本ずつハンガーを用意し、それぞれに裾と袖2つをかけます。

竿に干す

普段使っている竿を使うこともおすすめです。

用意するもの
・竿
手順
 
1
竿の手前に首回りの方を、奥に裾と袖をかける

竿を使う方法は、服が風で飛んでしまう可能性があります。ピンチハンガーの上や、ハンガーを使うことがおすすめです。

ぬれ干し

脱水をしないぬれ干しという方法。こちらは洗濯機で洗う方法、手洗いする方法、どちらでも使えるテクニックです。

すすぎが終わったら、平たい場所に衣類を置いて上から体重をかけ水分を飛ばします。衣類を絞るとしわの原因となるので気をつけましょう。

続いて太めのハンガーにかけ、襟や袖、裾のしわを手で伸ばして風通しの良い場所に干してください。このぬれ干しによって、しわや縮みを予防でき、アイロンがけが楽になります。ただし室内干しの場合は、床に水が垂れてくる可能性があるので、厚手のタオルを敷くなどして工夫をしましょう。

麻のアイロンのかけ方

麻の洋服をアイロンがけする際、シャツやブラウスは半乾きの状態でかけるとしわやよれを伸ばしやすくなります。もしも洋服が完全に乾いている場合は、霧吹きで水をたっぷり与えながら高温で仕上げてください。また、濃い色合いの衣類は当て布を置いてアイロンをかけましょう。

アイロンがけが終わり、引き出しなどにしまう際は、完全に乾かしてから収納するのがポイントです。衣類に水分が残っているままだと、しわやよれの原因となります。しばらくハンガーに干しておくといいですよ。

麻を洗濯する際に知っておきたいこと

ここまで麻の洗濯方法や洗濯後の干し方について紹介しました。ここからは麻の洗濯をする上での注意点を確認しましょう。

注意点

麻素材の服を洗うときに、注意しておきたい点から見ていきましょう。

しわ

麻において、真っ先に思いつく弱点は「しわ」です。すでに洗濯方法をいくつも紹介しましたが、濡れた状態で放置するのは厳禁です。洗濯後はできるだけ早く、紹介した干し方を実践してくださいね。

また、濡れているのが良くないと思い、脱水しすぎるのも気をつけましょう。搾りすぎた生地は、そのダメージがしわとして残ってしまうのです。ぜひ覚えておいてくださいね!

色落ちしやすい

「色落ち」も気をつけたいポイントのひとつ。そもそも麻は色がつきにくい素材です。そのため、特に色の濃い衣服は色が落ちやすいのです。

服は無理に洗濯機で洗わず、少々手間でも手洗いがおすすめ。他の服に色移りする心配がありませんし、手洗いはダメージも少ないのです。何年も美しい色を楽しむためにも、大切に扱いたいですね。

縮みやすい

対処に苦労するのは「縮みやすい」性質です。縮みやすいのは、繊維の目が粗いことが原因で、気をつけていても起きてしまう問題です。ぬるま湯を使うことで多少は防げますが、それでもやはり注意が必要。

縮んでしまった麻を伸ばすには?

用意するものは「リンス」「コンディショナー」です。繊維の目が詰まってしまうことが原因だと先ほど述べましたが、これらを使うことで、髪の毛と同じように絡まった繊維を解きほぐしてくれます。

やり方はとても簡単!ぬるま湯に縮んだ服を入れ、リンスを3プッシュほど入れます。その後1時間ほどつけ置きし、最後にすすいでから水気を取り、乾かしましょう。たったこれだけで、ふんわりとした元の状態に復活します。ウールなども同様に戻るので、すでに気になる服がある場合もお試しあれ。

麻素材の洗濯方法を活用しましょう

夏に重宝する麻は、しわになりやすかったり縮みやすかったりと意外と手入れが難しい素材。今回紹介した洗濯方法や干し方を確認して、より長持ちさせて気持ちよく着られるよう、正しい手入れ方法を身につけましょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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