洗面台をコーティングして水垢知らず!使うアイテムとやり方
毎日顔を洗ったり歯磨きしたり、使用頻度の高い洗面所。顔を洗おうとして、ふと、洗面台を見てギョッ!いつの間にか水垢で汚れている…なんてこと、ありませんか?
汚れやすいのに、掃除するのを忘れがちな洗面台。手間を増やしたくなければ、洗面台のコーティングがおすすめ!水を弾く力を高め、汚れが付着しにくくなりますよ。今回は、そんな洗面台コーティング剤のやり方、アイテムの種類、汚さないためのお手入れ方法まで解説します。
目次
そもそも水垢って何?
洗面台の悩みのタネといえば「水垢」。表面に白くモヤ~ッとこびり付いて、ゴシゴシこすっても落としにくいですよね。毎日水を使う場所なので、落としても落としても気がつけばまた水垢が…。
そもそも、水垢って何なんでしょう?
水垢とは、水道水に含まれるカルシウムやナトリウムといったミネラル分が石灰化したものです。洗面台の表面に水道水が残ったままだと、水分は蒸発しますが、ミネラル分が残って固まることで、白い水垢となります。
つまり、「洗面台が水で濡れたままにすること」が水垢の一番の原因。
水を弾く力(=撥水(はっすい)性)の落ちてしまった洗面台は水ハケが悪く、水を使うたびに丁寧に表面を拭かないと、どうしても水垢ができてしまうのです。
コーティング剤は水垢に効果がある?
そこで便利なのがコーティング剤。フッ素やシリコンでできた樹脂が洗面台の表面を覆い、撥水性を高め、水や汚れを弾くアイテムです。コーティングすることで洗面台の水ハケが良くなり、表面に付いた水滴がスルスルッと流れていきます。
水が洗面台の表面に留まることを防ぐと、水垢ができにくくなります。使用後に洗面台をサッと拭けば、拭き残しが少なく、キレイに水を取り除けるんです!
洗面台の表面にしっかりと膜を定着させると長期間の撥水効果が続きます。短いものでも「スプレータイプ」のコーティング剤で約1ヵ月、長いものだと「液体・布タイプ」で約3年もの効果が続くものがあるんですよ。
コーティング剤はどんな種類があるの?
コーティング剤には主に2つの種類があります。撥水効果の続く期間の長さの違いで分かれています。
スプレータイプ
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こちらは撥水効果の目安は約1ヵ月のスプレータイプ。期間は短いですが、スプレーを吹き付けるだけで、簡単・手軽にコーティングすることができます。コーティングが剥がれてきたり、水ハケの悪い部分があっても、気になるところにピンポイントでコーティングできるのが魅力です。
また、住宅設備の管理が厳しい賃貸住宅では、長期間コーティングが禁止されている場合があります。賃貸で暮らす方や手軽にコーティング剤を試してみたい方、失敗しないか不安な方にはスプレータイプがおすすめ。
液体・布タイプ
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そしてこちらが、撥水効果の持続目安が約3年の液体・布タイプ。洗面台に、ふきんやスポンジにコーティング剤を付けてから塗るのが「液体タイプ」で、あらかじめコーティング剤が染み込ませてある布で塗るのが「布タイプ」です。長期間しっかりとした撥水効果の続くコーティングを叶えてくれます。
この液体タイプ、布タイプは強い撥水効果が長く続くので、塗り直しができないという特徴があります。コーティング剤の上にさらにコーティング剤を重ねても、洗面台表面に定着しません。
液体・布タイプで洗面台にコーティングをするときは、塗る順番などを考えながら、慎重に塗っていってくださいね。
コーティング剤を買う前に、まずは確認
うまく使えればとても便利なコーティング剤。すぐにでも買って試してみたくなりますが、買う前にチェックしておくことがあります。
自宅の洗面台の素材を確かめて
洗面台の素材には、主に3種類です。
・陶器
(焼き物。洗面台の素材ではポピュラー)
・人工大理石
(アクリル樹脂などの樹脂を固めた人工素材)
・ホーロー
(金属の土台をガラス材でコーティングしたもの)
ほとんどのコーティング剤が陶器には使えますが、一方で、人工大理石やホーローには使用不可としているコーティング剤も。合わない素材にコーティング剤を塗ってしまうと、撥水効果がなくなるだけでなく、シミや汚れのもととなってしまう可能性があります。
コーティング剤を買うときは、必ず自宅の洗面台の素材に合ったものを探しましょう!
新築の場合は施工業者さんに確認を!
家が新築の場合、入居前にあらかじめ洗面台にコーティング処理がされているかもしれません。すでにコーティングされた上からコーティング剤を塗っても定着しないので、注意が必要です。
新しく引っ越したお家の洗面台にコーティングをしたい場合は、必ずお家を建てた施工業者さんに「工事の際に洗面台にコーティングをしたか?」を聞いてみるようにしましょう!
コーティングの基本手順
それでは、コーティング剤はどのように使えばいいのでしょう?手順は簡単4ステップ!
2.洗面台の水気を取り、乾燥させる
3.コーティング剤を塗る
4.硬化するまで待つ
コーティング剤は2種類ありましたが、手順はどちらも同じです。今回は液体タイプのコーティング剤を使って説明していきます。
用意するもの
[1]水垢を落とせるクレンザー
[2]スポンジ
[3]タオル
[4]コーティング剤
[5]ゴム手袋
[6]ふきん
1. まずは水垢を落とす掃除から
コーティングを始める前に、洗面台をキレイに掃除しておきましょう。クレンザーとスポンジで、すでについてしまっている水垢や汚れを落とします。
汚れが取れたら、クレンザーの粉が洗面台の表面に残らないよう、よく水で流します。
2. 洗面台の水気を取り、乾燥させる
洗面台全体の汚れが取れたら、表面に付いた水滴を拭き取ります。少しの間乾かして、表面に水分が全くない状態にしましょう。これでコーティング剤を塗る準備ができました!
3. コーティング剤を塗布する
ふきんにコーティング剤をたっぷり付けて、均一に洗面台の表面全体に塗っていきましょう。
コーティング剤を使う時は必ず換気する!
コーティング剤は強い刺激臭があります。コーティング剤を使う際は、必ず換気をし、締め切った場所では作業を行わないようにしましょう。
コーティング剤は均一に、重ねずに塗る
塗るときは往復せず、重ね塗りがないように気をつけてくださいね。コーティング剤が重なってしまうと、表面に定着しづらくなります。奥から手前に手を動かすと塗りやすいですよ。
水のあふれ・こぼれを防ぐ穴(オーバーフロー穴)の縁に塗るのも忘れずに!
4. 硬化するまでじっと待つ!
コーティング剤が塗れたら、後はじっと待つのみ!コーティング剤を乾燥させ、硬化するのを待ちましょう。
硬化時間はお使いのコーティング剤の表記を守って、硬化する前に洗面台を使うことは避けてくださいね。硬化時間のおおよその目安は3~6時間です。
これでおしまい!無事に洗面台のコーティングが終わった後、ジャーッと水を流してみると…。
水が流れずに洗面台表面に残っているコーティング前に対し、コーティング後の方が水ハケが良くなっているのが分かりますね!
コーティング後のお手入れのやり方
洗面台にコーティングをしても、すべての水や汚れが弾かれるわけではありません。こまめなお手入れが、いつまでもキレイな洗面台を保つコツですよ!
日々の拭き取りが欠かせない
水垢は、「洗面台が濡れたまま放置する」ことが主な原因。コーティングして水ハケが良くなった洗面台でも、表面に残った水を拭き取ることは欠かさないようにしましょう。水を使ったら拭く、ということを家族で習慣づけられるといいですね。
洗剤はよく流す
コーティングをした上からでも、汚れてしまったら洗剤やクレンザーを使って掃除をすることは可能です。
ただ、コーティングした表面をゴシゴシと力強くこするのはNG!コーティングを剥がさないよう、むやみに洗面台の表面を固いスポンジなどでこするのはやめてくださいね。
掃除をするときは、洗剤が洗面台表面に残ってしまわないよう念入りに水で流しましょう!洗剤が残ってしまうと、埃や汚れを巻き込んで、水垢や黒ずみの原因となってしまいます。
塩素系・酸素系の漂白剤や洗剤は、使う前に確認を!
塩素系・酸素系の漂白剤や洗剤は、コーティング剤を分解してしまうため使えない場合があります。必ずお使いのコーティング剤を確認して、お手入れ用品を用意しましょう。
水回りの簡単お手入れグッズを紹介
洗面台の表面だけでなく、鏡のくもりや排水口の臭いなど、悩みの絶えない洗面台まわり。そんな洗面台のお手入れを楽にしてくれるアイテムを紹介します!
もちろん、洗面台をコーティングしたうえで使える商品を取り上げています。洗面台のコーティングにプラスして、洗面台のお手入れに取り入れましょう!
日々の拭き取りなら水垢ダスターがおすすめ
コーティングしたと言えども、洗面台が濡れたままにしておけば、いずれ必ず水垢が出てきます。そうなる前にこまめに洗面台を拭いておくのが有効な予防策!ストラップのついた水垢ダスターなら、洗面所のそばに掛けておいて、水を使ったらサッと拭けます。とっても簡単!
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こちらの商品の場合は、緑色の面が頑固な水垢を落とすハード面、裏の黄色の面が傷つきやすいものの水分を拭き取るソフト面となっています。コーティングを傷つけないためにも、日々の拭き取りはソフト面を、水垢ができてしまった場合にはハード面を使い、すばやく水垢を取るようにするといいでしょう。
蛇口まわりの細かい汚れにはこれ!
蛇口まわりは、こびり付いた水垢やサビで汚れてしまいがちですよね。それなのに拭きにくい形をしているし、面倒で放置している方も多いのでは?
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こちらの商品は細かいところの汚れもすみずみまで取ることができるアイテム。歯ブラシや歯磨き粉などと一緒に立てておき、気になるところを見つけたら、すぐにサクッと落としましょう。
蛇口まわりにのみ使ってください。
この商品は研磨剤です。コーティングを剥がす恐れがあるので、洗面台の表面には使わないようにしましょう!
気になる鏡のくもりには
身だしなみを整えようと思って鏡を見ると、曇って全然見えない!…ということはありませんか?そんな時はくもり止めスプレーやフィルム、専用の塗り剤などをを使って、キレイな鏡を保ちましょう。
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鏡にこびり付いた水垢が気になるという方は、クレンザーや専用の研磨剤などを探してみるのもいいかもしれません。
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まとめ
毎日拭き掃除をしていても、いつの間にか汚れてしまいがちな洗面台。今回は、その洗面台のコーティング剤について紹介しました。
コーティング剤で洗面台の表面をコーティングすると、水や汚れを弾く撥水性が上がり、水垢が付きにくくなります。コーティングに、水回りのお手入れグッズもプラスすれば、キレイな洗面所を長続きさせることができますよ。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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