
車の洗車の頻度はどのくらいがいいの?やりすぎは傷がつくのでNG!
皆さんは、洗車ってどの位の頻度で行っていますか?
週末に洗車する人や月に1回は洗車する人など、人によって頻度は様々ですよね。
ちなみに、正しい洗車の頻度ってあるんでしょうか?
実は、保管方法や車のボディカラーなど車の状態によって洗車の推奨する頻度は異なるんです!
そこで今回は、洗車の頻度について説明していきます。
目次
保管状況によって頻度は異なる
皆さんは、車をどのように行っていますか?実は、保管条件によって頻度は異なります。
代表的な
・ガレージ(車庫)
・カーポート
・屋外駐車
この3つの洗車頻度を詳しく説明していきます!
ガレージ
ガレージ(車庫)とは、屋根付きの室内保管が出来る場所です。保管中は雨や風の影響を受ける心配がないので、洗車は1か月に1回程度で構いません。
また、ガレージに保管する事で車に塗付したワックスやコーティングの効果も長持ちするので、長くキレイに保つことができます。
カーポート
カーポートとは、屋根と柱だけの簡易的な車庫。カーポートを所有している方は結構多いですよね。ガレージより洗車頻度は増えますが、2週間に1回程度は洗車するようにしましょう!
屋根なし駐車場
名前の通り守るものがないので、上記の2つより車に汚れが付きやすいんです!雨や風により、水垢や泥汚れが付きやすいので1週間に1回程度は洗車をしたいところです。
洗車の頻度はボディカラーも関係する
皆さんの愛車は何色ですか?多いのは黒や白、シルバーなどですよね。車のボディカラーによっても洗車の頻度は異なります!
汚れの目立ちやすさナンバー1「黒」
黒の車って、スタイリッシュでかっこいいですよね。しかし、黒のデメリットは汚れが目立ちやすい…。白っぽい泥汚れなど、反対色の汚れが特に目立ちます。
そのため、見た目の綺麗さを保つためにも1週間に1回は掃除をしましょう!
また、黒い車は洗車方法を間違えると傷が目立つので注意が必要です。
水垢が目立ちやすい「白」
白い車は、年齢や性別関係なく気にせず乗ることが出来ますよね。白い車も汚れが目立ちやすいので、2週間に1回は洗車をしましょう。
また、白など明るい色の車は水垢が目立ちやすいという特徴があります。洗車後は、水分を残さずに拭き取るようにしてくださいね。
汚れが目立ちにくい「シルバー」
車のボディカラーで、汚れが一番目立ちにくいのがシルバーの車です。
そのため、他のボディカラーの車より洗車頻度は少なめ。1か月に1回程度の洗車で綺麗な状態を保つことができます。
ボディの退色が起こりやすい「赤」
赤い車も汚れが目立ちやすいのですが、汚れよりも経年による退色に注意が必要です。ちなみに、赤色は鮮度を保つのが難しい色だと言われています。どうしても紫外線の影響を受けてしまうので、退色を避けることはできません。
そのため、ワックスを使用して塗装面の保護を行うようにしましょう。ワックスには、紫外線をカットする紫外線吸収剤が含まれています。ワックスがけをすることで、長く綺麗な赤色をキープすることができます。
洗車は2週間に1回を基本として、雨が降ったら洗車とワックスがけを行う事をオススメします。ワックスの皮膜はとても薄く、雨の中を走行だけで流れ落ちてしまいます。
色によって、洗車の頻度が異なるなんて驚きですね!
洗車の頻度は車の状態に影響するの?
そんな洗車も、すればするだけいい!ということはありません。
なにごとも適切な頻度がありますからね。
洗車の頻度は車の状態に影響するの?
そんな洗車も、すればするだけいい!ということはありません。
なにごとも適切な頻度がありますからね。
とはいっても、例外的に汚れてしまうときもあります。
そんな時は早く洗いたくなってしまいますよね?
上に書いた頻度を基本として多すぎ、少なすぎるとどうなるのかも知っておきましょう。
注意点さえ知っておけば、あなたの好きな頻度で洗えるかも知れませんよ!
それでは見ていきましょう。
多すぎるとこうなる…
まずは洗車をしすぎるとどうなるかです。
常に綺麗な状態でいられる、というメリットは分かりきっていますね。
なので、今回はデメリットを見ていきましょう!
・キズが付きやすい
洗車をするということは、車体を擦るということ。
最近はキズの付きにくい素材で洗車ができるアイテムも多く売られていますね。
でも洗車は擦って洗うのが事実なので、その頻度が多いと傷が付くのは当たり前です。
細かいキズも、洗車を繰り返すうちに深くなってしまうので覚えておきましょう!
・コーティングが剥げる
せっかくのコーティングが剥がれてしまうのもデメリット。
撥水加工やワックスをかけている方も多いですよね。
こうしたコーティングをしてからは、しばらく洗車を避けると長持ちしますよ。
こうした注意点もありますが、車体に悪い汚れはすぐに落としましょう。
鳥のフンは中でも要注意!
放置し過ぎると、強力な酸性により車体が浸食されてしまいます。
こう言った例外は見つけ次第、部分的でいいので洗うように心がけましょう。
少なすぎるとこうなる…
続いて洗車が少なすぎる場合です。
汚れが膜となって、車体を守ってくれている!なんて人もいましたがどうなんでしょうか(笑)
洗車の手間が省けるのがメリットとして、こちらもデメリットを見ていきましょう。
・見た目の問題
鳥のフンや跳ね返った泥が付いた車を、どう思いますか?
少なくてもかっこいいとは思いませんよね!
どんなお気に入りの車も、汚れていれば台無しです。
車をステータスとして見る人も少なくないので、ここは気を付けたいポイントですね。
・ボディの劣化
汚れを放置すると、ボディの劣化は早まります。
コーティングも永続ではないので、そのうち剥げてしまいますよね。
そんなむき出しの車体に汚れが付くのですから、当然の結果です。
また、紫外線によるダメージも無視できません。
同時に車体をいじめますから、それなりの対策も必要です。
多少面倒でも、適切な頻度で洗車・コーティングをしてあげることが大切です!
長く愛車を守るためにも、時間を割いてあげましょう♪
こんな時はすぐに洗車しよう
保管場所やボディの色により洗車の頻度が異なることが分かりました。では、「こんな時は早く洗車してほしい!」という場面を紹介していきます。
泥道を走ったとき
山道や農道などは泥跳ねがしやすい場所。ボディに跳ね返った泥は、固まると取れにくくなるんです。泥道を走った時には、2~3日以内に洗車を行うようにしましょう。
花粉・黄砂の時期
車の上に積もるわけではありませんが、雨が降ると花粉が黄砂がシミになる恐れがあります。そのため、雨が降った次の日には洗車を行うようにしましょう。
鳥の糞や死骸が付いたとき
そもそも、車に鳥の糞や死骸がついていたら良い気持ちはしませんよね。しかも、固まると取りにくいのでなかなか厄介。発見次第、洗車や除去を行うようにしましょう。
洗車が難しい場合は、濡れたティッシュや雑巾を汚れの上にしばらく置いて、ふやかした後にふき取ってみてください。
海沿いを運転したとき
海水を含んだ潮風にあたると、車も塩まみれになっちゃいます。塩分を放置すると、サビの原因となるので1週間以内には洗車するようにしましょう。
雪道を運転したとき
雪を溶かすために、雪道には融雪剤がまかれています。融雪剤には、塩化カルシウムという塩に似た成分が使用されています。海沿いの道を運転したときと同様に、サビの原因になってしまうので1週間に1回は洗車してください。
洗車のNG行為
実は、洗車の行い方によっては車を傷つけている可能性があるんです。ここでは、NG行為をいくつか紹介していきます。
頻繁に洗車する
洗車をすると、多少ではありますが車にダメージを与えてしまいます。洗車時に付く傷を、へアースクラッチと呼びます。極端な話、タオルで車を拭くだけでも傷付いてしまうことも…。マイクロファイバークロスを使ったり、力の加減を調整することで傷を減らすことができますよ!
また、カーシャンプーを綺麗に洗い流さないと塗装をはがれてしまう恐れがあります。カーシャンプーに限らず、洗剤には界面活性剤が含まれているためきちんと洗い流すようにしてください。
これらのリスクを減らすためにも、必要以上の洗車は行わないようにしましょう。
炎天下の中の洗車
車的には、炎天下の洗車はNG!炎天下だと水分の乾燥が早くなるので、シミができやすくなります。オススメの時間帯は朝方や夕方、曇りの時など気温が低いときです。
地面に落としたスポンジを使う
スポンジの繊維のすき間に砂などが入り込み、車の表面を傷つける場合があります。
水分を拭かないで放置する
お風呂場の鏡も、水分を残して放置すると水垢がつきますよね。車も洗車後に放っておくと水垢が付着します。水に含まれるミネラル分は水垢ができる大きな原因なんです。洗車機はミネラルが豊富な井戸水を使用している場合が多いので、必ず水分の拭き取りを行うようにしましょう。
拭くだけの洗車
カー用品店には、水不使用の洗車シートが販売されています。簡単に洗車できるので、時間がない方や素早く洗車を終わらせたい方にはとても嬉しいアイテムです。しかし、車に傷をつけたくない方にはあまりオススメできません。表面に汚れが付いたまま表面を拭き上げると、傷が出来てしまう可能性があります。
皆さんは、このようなNG行為しちゃってませんか?愛車にダメージを与えないためにも、NG行為は行わないようにしましょうね。
ワックスやコーティングをすると洗車頻度は減るの?
結論からいうと、ワックスやコーティングをしていても洗車の頻度が変わりません。
確かに汚れは落ちやすくなるのですが、汚れが完全に付着しないわけではないんです。
しかし、汚れが落ちやすくなっているため、洗剤などを使わなくても十分に汚れが落ちてくれます。車に何も手入れをしていない時よりは、綺麗な状態を保つことができるので、洗車は1か月に1回程度で構いません。
ワックスとカーコーティングの違い
ワックスとカーコーティングって似ていますが、実は効果が異なります。
一番の大きな違いは持続期間。ワックスは1か月程度ですが、コーティング剤は3か月以上も効果が長持ちするんです。
ワックス
ワックスは油分を主成分としています。ほとんどのワックスに、植物由来の「カルバナ蝋」が使用されているんです。カルバナ蝋に、溶剤や添加剤を加えて製品化しています。
ちなみにワックスの種類は固形から液体まで様々です。固体タイプは塗装面の保護が主な目的ですが、液体タイプは塗装面の保護からクリーナーとしての使用などメーカーによって用途は異なります。
ワックスを塗ることで、車のボディ部分に深みのあるツヤがでてくれます。
コーティング剤
主流になりつつあるのが「コーティング剤」なんです。使用成分はガラス系やフッ素、シリコン、チタンなどの化学薬品です。種類も汚れ防止の効果が高いものが多いんです。洗車時間が取れない人やお手入れ回数時は、コーティング剤をオススメします。デメリットといえば、ワックスと比べてツヤや深みに欠けることでしょうか。
最近は、ワックスでも持続期間が長いものが販売されています。お好みで使い分けてみてくださいね。ちなみに、ワックスやコーティング剤がボディから流れ落ちてガラスに付着すると、油膜の原因となってしまうので注意が必要です。
季節ごとに洗車の仕方を変えよう
日本には4つの季節があり、季節によって気温や環境が異なります。季節に合わせた洗車を行うことで、効率良く洗車ができちゃいます。
春の洗車
春は、急な気温上昇がおこりやすい季節です。気温が低い日も多く、水道水はまだ冷たい頃。気温が上がり熱くなったボディに冷たい水をかけてしまうと、気温差で水分が蒸発して乾きやすくなるんです。そのため、気温の変化が激しくない早朝に洗車を行うようにしましょう。
また、春は黄砂や花粉が飛びやすい季節です。黄砂や花粉が付いたら、早く洗車した方がいいということは先ほど説明しましたよね。天気予報を細かくチェックしながら洗車を行うようにしましょう。
夏の洗車
夏は、気温が高く日差しが強いので、乾燥に特に注意が必要な季節です。そのため、炎天下での洗車は必ず避けましょう。洗車時の水分乾燥による汚れを避けるため、汚れた部分だけ洗車を行う部分洗車もオススメします。
また、夏は海水浴やキャンプなどレジャーに行くことも多いですよね。車も汚れやすくなるので、レジャーに行った後は必ず洗車をしましょう。季節的に虫の死骸も付きやすくなるので、気づいたらすぐ洗い流すようにしてくださいね!
秋の洗車
気温もちょうどよく、洗車がしやすい時期です。そのため、洗車する時間も比較的気にする必要はありません。しかし、秋は台風がよく来る頃。台風と一緒に塩分を含んだ雨や泥などの汚れも飛んでくるので、台風通過後は必ず洗車しましょう。
冬の洗車
外にいるだけでも辛いのに、洗車なんて尚更やりたくないですよね。そのため、冬は暖かい日中に洗車するようにしましょう。水をかけたボディが凍ってしまうくらい寒い時には、洗車は行わないようにしましょう。
また、雪道を通った時は、融雪剤が付いていることがあるので早めに洗うようにしてくださいね。
まとめ
今回は、洗車の頻度について紹介しました。
きちんと洗車がされている車って、運転するだけでテンションが上がりますよね。
保管状態や車の色によって洗車頻度は異なりますが、最低でも1か月に1回は洗車を行って綺麗な状態をキープしましょう。
あ、そこの洗車が趣味のお父さん!繰り返しますが、洗車のやり過ぎには気をつけてくださいね~!
車の洗車をする時に、参考にしてもらえると嬉しいです♪
