エアコンのホース・配管に化粧カバーは必須!自分で取り付けも可能?
エアコンのホース、意識した見てみたことはありますか?エアコン本体と室外機をつなぐ役割をするホースがむき出しになっていないでしょうか。見た目が悪いだけでなく劣化の原因になることもあるんです。そこで使えるのがホースを覆う「化粧カバー」。 今回はそんな化粧カバーのメリットや自分で取り付ける方法、プロの施工について紹介します。
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目次
化粧カバーを取り付けるメリット2つ
そもそもなんで化粧カバーを取り付けるべきなのでしょうか?化粧カバーには「室内化粧カバー」と「室外化粧カバー」があります。
仕組みとしてはこんな感じです。それぞれの役割は少し異なるので、そこから確認していきましょう。
室内化粧カバー
室内化粧カバーとはその名の通り、部屋の壁に沿って取り付けるカバーのことです。室内機(普段エアコンと呼んでる部分)に繋がる配管をカバーしてくれます。
部屋がスッキリする
ホースがむき出しでぶら下がっていると、必要以上に目立ってしまいます。そこで化粧カバーを壁にピッタリくっつけて隠すと、見た目が良くなります。化粧カバーの色が壁の色と合っているとかなりスッキリとした印象に!
室外化粧カバー
室外化粧カバーは、屋外の壁に沿って取り付けられているものです。室外機に繋がる配管をカバーしてくれるもので、取り付けるメリットは2つあります。
外観がスッキリする
室内化粧カバーと同様に、室外化粧カバーの取り付けも見た目を良くするというメリットがあります。家のおしゃれな外観よりも、エアコンのホースが目立ってしまうのは嫌ですよね。
ホースの劣化を防ぐ
屋外は直射日光や雨風にさらされてしまいがち。そんな中で、ホースをむき出しにしていたら劣化の原因となってしまいます。これが損傷すると、その部分からガスが漏れて、エアコンが故障してしまうことも。
そんな事態にならないように、化粧カバーを取り付けて、室外のホースを直射日光や雨風から守りましょう!
取り付けを判断するための3つの基準
化粧カバーは、必ずしも取り付けなくてはいけないものではありません。では、どんな場合に化粧カバーを取り付けるべきなのでしょうか。ここでは、化粧カバーの取り付けを判断するための3つの基準を紹介します。当てはまる方は取り付けの検討をしましょう!
部屋をキレイに見せたい場合
冒頭のメリットで紹介したように、室内化粧カバーは、見た目が良くないホースをスマートに隠すことができます。インテリアにこだわりがあるなら、化粧カバーの取り付けを行いましょう。
エアコンをできるだけ長く使用したい場合
直射日光や雨風にさらされたまま放置するとホースが劣化してしまう原因に。直近で買い替える予定がなく、長期間使いたいと思っている方は、劣化を防ぐために化粧カバーの取り付けをオススメします。
エアコンの買い替え予定がある方は、エアコンの取り付けの際、一緒にホースも新しく取り替えるので、焦って今すぐ取り付ける必要はありません。
隠蔽配管(いんぺいはいかん)になっていない場合
隠蔽配管(いんぺいはいかん)を図で表現するとこんな感じ。赤く囲んだところは、ホースが外にむき出しになっているところです。これがもし隠蔽配管ならホースが壁の外を出ることがないため、見た目が悪くなったり、ホースが劣化したりする心配がありません。
私は化粧カバーを付けたほうがいい?
化粧カバーは、正直「見栄え」です。
付けたほうが、自分の家や部屋がキレイだなと思ったら付けた方がいいですし、気にならなかったら必要はありません。あったからといって、お掃除の手間が省けるというものでもありません。
化粧カバーを付けたほうがいい人
基本的には、新築の持ち家の方でしょう。配管テープだけでそっけないよりは、カバーで覆ってすっきりさせるほうが新築の家に映えます。キッチンからの油やタバコのヤニで配管テープが汚れる前に、カバーはしたほうがいいです。
もし今後、賃貸や売却を検討しているなら、化粧カバーをつけておくと外観も良くなり、プラスの印象を与えられます。
化粧カバーの取り付けが不必要な人
エアコンの配管が目立たない位置にあり、今まで気になったことがないというのなら、いまカバーはいらないと思います。
また、耐久寿命の短い価格帯のエアコンをつけてる人も必要ないでしょう。買い替えのたびにカバー代が設置代に上乗せになるので、安く上げるという点では取り付けなくてもいいと思われます。
自分で取り付けるのは大変…?
化粧カバーを自分で取り付けるのってとても大変なんです!どういった点が大変なのかを解説します。
必要な道具がたくさんある
まず伝えたいのが、取り付けのために用意するものが多いということ。エアコンのホースは、ご家庭によって緩やかなカーブを描いていたり、直角に曲がったりしています。その形状ごとに異なる種類の化粧カバーが必要になってしまうのです。
ストレートタイプ
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エアコンのホースが真っすぐなところは、ストレートタイプの化粧カバーで覆います。1,000円前後で購入可能です。
コーナー用部品
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ホースが直角になっている場合は、このコーナー用部品が必要。こちらは400~500円程度で入手することができます。
フリーコーナータイプ
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直角ではないけど、少しホースがカーブしている…そんな時は、ギザギザしているところを曲げることができる、このタイプの化粧カバーが必要です。
ウォールコーナータイプ
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これは、壁の穴付近に取り付けるものです。少し円形になっており、この部分が壁と化粧カバーの隙間を埋める役割を果たします。
ハンドソー
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ハンドソーはノコギリ刃を高速で回転させて、金属を切断する電動工具のこと。これは、化粧カバー切断するために使用します。
エアコンパテ
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化粧カバーを取り付けた後、もし隙間が空いていた場合はこのエアコンパテが必要です。
ご自宅のホースの形状によって必要な化粧カバーは変わりますが、このように多くの部品が必要になってきます。家のホースを確認して、必要な化粧カバーや工具を揃えるのは少し大変ですね。
失敗してしまう可能性も…
自分で取り付ける際、エアコンのホースを動かして位置の調整を行う必要が出てきます。そこで動かしすぎると、お部屋の空気の温度を下げる役割を果たす冷媒ガスが漏れて、エアコンが故障する原因になってしまうのです。エアコンの見た目を良くしようとしたつもりが、故障してしまったら元も子もないですよね。
また、化粧カバーを壁に沿って取り付ける場合、電動ドリルで壁に穴を開ける必要もあります。失敗したらどうしよう…と不安にもなりますよね。
覚悟を決めたら自分で取り付ける方法を知ろう
ここまで読み進めたということは、きっとを覚悟を決めた方なのでしょう。それでは、エアコンの化粧カバー取り付けを自分で行う手順を紹介します!
・ハンドソー
・電動ドリル or ハンドドリル
・ドライバー
・必要な化粧カバー
・ネジ
・エアコンパテ
エアコンのホースの長さを測り、それと同じ長さに化粧カバーをカットします。
化粧カバーには、内側と外側の2つで分かれています。画像は内側の化粧カバーです。このように、化粧カバーを壁のどの位置に取り付けるか決め、内側のカバーに穴を開けます。その後、ドライバーを用い、ネジでしっかり固定しましょう!
内側カバーをネジで留めた位置にホースを持ってきて、その上から外側カバーを被せます。外側カバーを留めたら、再びネジで固定してください。
ウォールコーナータイプの化粧カバーを穴付近に取り付けます。
化粧カバーに隙間が空いていたら、エアコンパテを使って、隙間をしっかりと埋めましょう。
これで完了です。化粧カバーを切ったり壁に穴を開けたりとかなり大変ですね。
失敗が心配な人はプロに頼むのが吉
自分で作業するの怖いなって思う気持ち、分かります…エアコンが故障したり、作業中に誤って壁に穴が開いたりしてしまうのは嫌ですよね。そんなときは、エアコンのプロに頼んじゃいましょう!プロに化粧カバーの取り付けを頼むことができます。
値段の相場は次のような感じ。
室内化粧カバー | 6,000~12,000円 |
室外化粧カバー | 8,000~10,000円 |
1m追加 | 1,500円~3,000円 |
ちなみに、自分で作業を行うと材料費で4,000~8,000円ほどかかります。
プロに依頼するとそれなりにお値段はしますが、自分でやってエアコンが故障したり、壁に穴を開けたりしてしまうリスクを考えると、プロに頼む価値はあると思います!
失敗したくない人・自分でやるのは大変だと感じている人などは、ぜひプロに化粧カバーを取り付けてもらいましょう。
プロのエアコン取り付けについてもっと詳しく
まとめ
今回は、
・化粧カバーを取り付けるメリット
・化粧カバーを取り付けた方がいい場合
・自分で取り付ける方法
・プロに取り付けてもらうメリット
をお伝えしました。エアコンに化粧カバーがないと、エアコンの故障の原因となったり、見た目が悪くなったりしてしまいますね。でも、自分で取り付けるとなると、失敗するかもしれないと躊躇してしまいがち。そんなときはプロに頼んで、きれいに取り付けてもらいましょう!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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