
【天日干し・掃除機・水洗いではダメ?】ダニ退治に有効な方法とは
布団に潜んでいるダニに悩んでいませんか?布団に入ると何かに刺されて、かゆみが長く続いている…そんなお悩みの原因は、もしかしたらダニかもしれません。何としても退治したいですが、ダニの生命力は恐ろしく強く、ちょっとやそっとでは済みません。ダニの弱点は、ズバリ高温!ダニに悩んでいるみなさんに試してほしい方法を紹介します。
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勘違い!ダニ退治に効果がありそうでないこと

世間では、ダニ退治について間違った情報が広まっているようです。以下のような方法、みなさんも「ダニ退治の有効」だと思っていませんか?
天日干し
晴れた日には布団を干したくなりますよね。干した後のお布団はフカフカで気持ちがいいものです。
ただし、天日干しは、布団を乾燥させるのには効果的ですが、ダニ退治には大きな効果を期待できません。というのも、天日干しをしても高温になるのは布団の表面だけ。肝心のダニは布団の奥に逃げ込んでしまいます。
布団用掃除機
ダニもしっかり吸い取ってくれそうな布団用掃除機ですが、生きたダニにはあまり効果がありません。
生きたダニは布団の奥に入り込み、繊維にしがみついています。ダニの脚力はとても強力で、吸い取るのには相当な吸引力が必要。そのため、掃除機を使う前にダニを退治して乾燥させることが大切です。
水洗い
実は、水洗いもダニを退治するにはあまり効果が期待できません。表面にいるダニなら除去できますが、奥に入り込んだダニは洗濯後も残り続けます。ダニは、水に弱いわけではありません。
以上の3つは、みなさんも「ダニ退治に効果的な手法」だと思われていたのではないでしょうか。確かに、天日干しも掃除機も水洗いも、なんだか効果が期待できそうですよね。
実際、効果がまったくゼロというわけではありません。水洗いも掃除機も、表面からは除去できます。しかし、「布団の奥の方にいる」というのが一番ダニの手ごわいところ。水洗いも掃除機も乾燥も、布団の奥深くのダニにまでは届かないのです。
ダニ退治のための2つのポイント
今までなんとなく効きそうだと思っていた手段がそうでもなかった…。ではダニとどう戦っていけば良いのか!?その方法をしっかり理解するために、ダニへの知識を深めておきましょう。
噛むのは生きているダニ!アレルギーの原因は残骸と糞
ダニの被害として「噛まれる」「アレルギー」があげられますが、発生の大もとは微妙に違います。
噛んでくるのは生きているダニですが、アレルギーを引き起こすのは残骸やダニの糞です。しかもこれ、厄介なのが、非常に軽いこと。布団叩きをすれば拡散するし、寝返りを打ったりするだけでも舞い上がって散らばります。
ダニを退治するのはもちろんのこと、その後の糞や残骸を除去するという2段構えの作戦でいかねば、ダニ被害は解決しません。
ダニの弱点は「熱」と「乾燥」?
ダニ退治に必要な熱量は「50度以上の温度で数10分」です。天日干しで50度以上になるのは布団の表面、それも持続的に50度を超え続けることはありません。どんなに除去できても3割程度が限界。
逆に室温25度くらい、湿度60%だと、ダニは急増。この環境下では異常な繁殖能力を見せます。完全に退治はできないまでも、布団をしっかり乾燥させることを心がけていれば、せめて繁殖は抑えられるので、換気や布団の乾燥は積極的に行いましょう。
ダニ退治の作戦の方針としては、「熱と乾燥でしっかり生きているダニを退治したあと、残骸を掃除機などでしっかり除去。さらに乾燥させて繁殖を防ぐ」となります。
ダニを退治する方法

・乾燥機を使う方法
・アイロンを使う方法
ダニの弱点もわかったところで、3つのパターンの退治方法を紹介します。ダニに刺されてかゆい!と思ったら、実践してみてください。
市販の駆除スプレーを使う
まずは市販のスプレーを使って駆除する方法を紹介します。熱や乾燥ではなく、薬剤の力でダニを退治する方法ですね。スプレーを購入したら、取扱説明書に従って使用します。
【防除用医薬部外品】ダニアース 300ml
ダニを駆除するスプレーとしてはおなじみ。畳の中や、カーペットの表面に薬剤を浸透させて、ダニとノミを駆除できます。
【防除用医薬部外品】ダニアース スプレー ハーブの香り 300ml
ダニの駆除と予防に役立つスプレー。月に1度で済むから楽ちんです。室内で使いやすいハーブの香り。

スプレーは手軽で簡単!全体にシュシュっと吹きかけるだけ。最後には掃除機をかけてダニの残骸と糞を取り除きましょう。
しかし、小さいお子さんやペットがいる場合、ダニ駆除スプレーを使うのは心配かもしれません。そんなときは、スプレー以外の方法を試してみましょう。
乾燥機を使う
ダニ退治のポイントは、50度以上の高温にすること。コインランドリーなどの衣類乾燥機を使うのがおすすめです。30分~1時間ほど衣類乾燥機を回す必要があります。
衣類乾燥機が近くになくて使えないという場合には、布団乾燥機も使えます。これなら大きな布団も対策できますね。布団乾燥機でダニを退治する場合には1時間以上を目安にしてください。最後に掃除機をかけ、糞と死骸を除去して完了です。
アイロンを使う
ダニ退治にアイロンを使うこともできます。特にスチームアイロンが効果的。
・スチームアイロン
・タオル
・掃除機
最初に掃除機がけをして、すでに死んでいるダニや糞をきれいにします。
ダニは暗いところが好き。まわりが暗くなると表面に出てきます。そのときを狙いましょう。
濡らして固く絞ったタオルを当て布にしてアイロンをかけます。スチームで、最高温度で使いましょう。
洗濯絵表示を確認し、アイロンが使えるかどうかを事前にチェックしておきましょう。
アイロンはゆっくりと動かしましょう。1平方メートルあたり20秒はかけるイメージです。奥のダニも退治するためには、アイロンの熱がそこまで伝わるようにする必要があります。焦げ目がギリギリつかないぐらいの速度を意識してください。
特に、フケやアカが気になる布団の頭部などは念入りにアイロンがけをしましょう。
最後に掃除機をかけ、アイロンがけで死滅したダニを吸い取ったら、退治完了です。
スチームを吹きかけるのも効果的ですが、湿気が溜まってしまうので、使った後は天日干しをしてしっかり乾燥させましょう。
ダニ退治をすればアレルギーが治る?
アレルギーで悩んでいる場合、ダニ退治をすることで症状が軽減する可能性があります。布団で寝ているとくしゃみや鼻水が出る人は、ダニアレルギーを疑ってみましょう。
ダニはアレルギーの大きな原因の1つ
アレルギー症状が抑えられるのは、アレルギーの原因がダニである場合のみ。花粉や動物など、別の原因の症状が減るわけではありません。
他に考えられる大きな要因はハウスダストです。部屋のほこりやゴミ、カビ、ダニの死がいや糞も含め、これらを吸ってしまうとアレルギー反応が起こります。気になる場合は専門機関に相談し、検査してみましょう。
家中くまなくダニ退治しよう!
ダニ退治をするなら、畳やカーペット、布団だけでなく家中をくまなく掃除しましょう。意外なところにも、ダニの死骸や糞はひそんでいます。
見落としがちなのが、ぬいぐるみやソファ、クッションなど。ぬいぐるみを抱いたり、ソファでくつろいだりしたりするタイミングで衣類にダニがつき、さらに家中へとダニをまき散らしてしまいます。
ダニを予防する方法
もうおわわかりかと思いますが、ダニが住み着いてしまってからの退治はとても大変です。そもそもダニが増えないように予防するのが重要!今回はダニの楽園・布団にフォーカスして対策方法を紹介します。
こまめにシーツを替える
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。その汗を吸っているのは布団…だけではありませんよね。そうです、シーツも汗を吸収しています。
ダニは湿った環境を好む生き物なので、湿ったシーツは快適な住み家。そのまま放置してしまうと、ますます数を増やしていきます。
シーツを交換する目安
週に1回程度は交換するのがいいですね。毎日できるのがベストですが、あまりにも大変です。同じく枕カバーも汗を吸収しているので、やはり同様に週1回は交換、洗濯をするのがいいでしょう。
しかし、シーツは大きな布なので、交換や洗濯は大変な作業です。負担を減らす方法として、バスタオルを敷くのはいかがでしょうか。
代わりに汗を吸収してくれるので、まず湿気の問題はクリア。次に手間の問題ですが、シーツと比べても簡単に交換できます。枕カバーも同様にタオルを敷いておけば、問題解決ですね。
押し入れに入れたままにしない
使わない布団やシーズンの過ぎた掛け布団は、押入れやクローゼットに仕舞いますよね。そこまではいいのですが、入れたまま放置するのは良くありません!
ダニの増える原因の一つが湿気だということはお話しましたが、収納した布団も同じこと。特に梅雨のシーズンは空気中の湿気も多いので、押入れにあっても吸収します。仕舞う前に残っていたダニたちが喜ぶだけなので、しっかりとケアしましょう。
押入れのダニ対策1:定期的に干す
ダニ自体を直接退治することはできませんが、湿気を除去することは大切。しっかりと乾燥させて、ダニの嫌がる環境を作らないようにしましょう。寝具のカビ対策にもなるのでおすすめです。
押入れのダニ対策2:押し入れに除湿器
干すのが面倒だという方は、押し入れで除湿器を使うのもありです。溜まった湿気を取り除くと同時に、仕舞ってある布団の湿気も抜いてくれます。
まとめ
ダニは、とにかく高温に弱い生物です。だからといって、ただ熱によって高温にするだけでは効果がありません。天日干しや布団用掃除機、水洗いでは、倒せるダニは、所詮表面にいるダニのみ。奥底に潜んでいるダニを倒すには、それ以外の方法で挑まなくてはなりません。
ダニ退治スプレーや、乾燥機やアイロンなど、さまざまな手段を活用し、じっくりじっくり時間をかけて退治していきましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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