フライパンの正しい洗い方とは?洗剤を使わずにお手入れするコツ
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調理のあとに困るのが、フライパンにこびりついた油汚れと焦げ付き。使用後すぐに水につけたり、大量のクレンザーを使って力任せにゴシゴシとこすり洗いしていませんか?実は、そうした洗い方がさらなる焦げ付きを招き、フライパンの寿命を縮めることに!買いたての状態を長く保ち、洗い物のストレスを軽くするには、正しい洗い方と注意すべきポイントを把握しておきましょう!
フライパンの種類を素材別に5つ紹介
洗い方の前にまずは、フライパンの種類について説明します。
鉄フライパン
鉄製のフライパンは作りが丈夫で、耐久率、熱伝導がともに高いため、炒め物の調理に向いています。また、長く使い続けることでフライパン表面に油がなじみ、焦げ付きにくくなるんです。
ただし、重くて扱いにくいため、腕が疲れてしまうというデメリットも。22~24cm、26~28cm、30~33cmがおおよそのサイズ感です。
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日本製の鉄フライパン。表面が加工してあるため、こびりつきにくく錆びにくいです。また、使えば使うほど油がなじみ、滑りがよくなり使いやすくなります。取っ手は樹脂でできていて、持ちやすさも◎です。
アルミニウムフライパン
一般的なタイプが「フッ素樹脂」と呼ばれる合成樹脂でコーティングされた、フッ素加工(テフロン加工)タイプ。熱伝導がとても早く、軽めの調理に向いています。フライパン表面に食材がくっつきやすい上に焦げやすく、扱いが難しいというマイナスの側面もあるようです。サイズ目安は16cm、18cm、20cm、22cm、24cm。
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富山県の老舗の鋳物職人が仕上げるアルミ製フライパン。熱伝導が良く、アルミの内面が高密度3層ふっ素樹脂コーティングなので耐久性も◎。
銅フライパン
親子丼やカツ丼を作るときに役立つ銅フライパン。プロの料理人に使用されています。特徴は熱伝導の高さ。効率よく料理できるほか、サビにくいというメリットがあります。その一方でケアに手間がかかり、使うシーンが限られてしまいがちです。
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こちらは新潟県三条市産。油が表面によくなじむタイプなので炒め物や卵焼きを作るときにありがたいです。そして、こびりつきにくいところも◎。
ステンレスフライパン
ステンレスフライパンは熱伝導が低い分、たまご焼きやハンバーグといった、時間をかけるじっくり系の調理に使えます。また、汚れを落としやすく、丈夫で長持ちしやすいという点も魅力。しかし、熱伝導の低さから熱ムラが起き、食材が焦げてこびりつきやすいため、素人にとって使い勝手がいいとは言えません。
サイズ目安は16cm、18cm、20cm、22cm、24cm、30cm、32cm。
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業務用のステンレスのフライパン。熱効率を良くするために三層鋼を採用。食材に火が入りやすくすることで、調理時間が短縮されます。こびりつき予防のために、使用前にしっかり予熱をしましょう、
チタンフライパン
鉄フライパンのおよそ半分の軽さで、作りが丈夫。耐食性があり、幅広い調理で活躍する使い勝手のいいタイプです。ただし、熱が伝わりにくく焦げやすいという面もあるため、調理に合わせて使い分けた方が良さそう。
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耐久性があり錆びにくいチタンのフライパンです。ちなみに、真ん中についている赤いマークの、色が変わることで予熱が完了したことが分かります。これは便利ですよね♪ガス、IHに対応。
素材別のフライパンの洗い方
フライパンの種類とその特徴がわかったところで、次は洗い方。フッ素加工(アルミニウム)フライパンと鉄フライパン、それぞれの正しい手入れ方法についてご紹介しましょう。
フッ素加工のフライパンの洗い方
まずは、スポンジに洗剤をつけて泡立てて…という洗い方をしていませんか?
実は、それ、間違いなのです!
・キッチンペーパー or 新聞紙
・スポンジ
フライパンの熱が冷める前に、キッチンペーパーもしくは新聞紙で、油汚れをきちんと拭き取ります。
フライパンの熱が冷めたら、お湯につけましょう。
洗剤はつけずにスポンジのやわらかい面を使い、クルクルと円を描くように優しく洗います。
お湯でよく洗い流してから、自然乾燥させれば完了。
フッ素加工が施されているタイプは、温度の変化に弱いという性質があるため、使用したあとに急に冷やすのは避けましょう。
鉄フライパンの洗い方
手順2までは、フッ素加工のフライパンの洗い方と同じです。
・キッチンペーパー or 新聞紙
・スポンジ
調理のあと熱が冷めないうちに、キッチンペーパーもしくは新聞紙で汚れを拭き取ります。
汚れを取ったらお湯または水につけ、洗剤はつけずにスポンジで優しく洗いましょう。
お湯で洗い流してから軽く水切りをし、強火で加熱して水分を飛ばします。
水分が蒸発したら火を止め、熱が冷めてからしまいましょう。
鉄製加工のフライパンはフッ素加工に比べて温度変化に強いので、急に冷やしても問題ありません。また、洗剤を使わずお湯のみで流すことで、なじんだ油が焦げ付きを防いでくれるんです。
フライパンを洗うときは洗剤は不要?
すでにお気づきの方もいるかと思いますが、フライパンを洗うときは基本的に洗剤は必要ありません。なぜなら、お湯や水につける前にキッチンペーパーや新聞紙で油汚れをきちんと拭き取ることで、ほぼきれいになるからです。
鉄製加工においてはむしろ、使い続けることで食べ物に含まれる油がなじんで天然のオイル加工になるくらい。あらかじめ汚れをきれいに取り除くだけで、洗剤の使用が大幅に減ってエコにも節約にもつながりますね。
フライパンを扱うときの注意点
お気に入りのフライパンがあると、料理をするのも楽しくなりますよね。長く大切に使っていくには、普段の使い方が重要。普段フライパンを使うときに注意したほうがいいことと、長持ちさせるポイントを紹介します。
フライパンを扱う注意点
フライパンを使う時に気をつけるべき注意点があります。
まず1つ目は、から焚きをしないこと。フライパンを火にかけたまま忘れて、焦げ臭さに気が付くと白い煙が出ていた…なんて経験ありませんか?から焚きによって形が変形し、熱伝導がさらに弱まる熱ムラの原因となります。
特にフッ素加工のフライパンは、熱が冷めないうちに急に冷やするとコーティングが剥がれる要因に。フッ素加工のフライパンは熱が冷めてから、水につけるようにしましょう。
フライパンを扱うポイント
フライパンを長持ちさせるポイントは、用途によって使い分けること。例えば、熱伝導が低いステンレスフライパンはじっくり火を入れる系の調理に、反対に熱伝導が早い鉄フライパンはステーキや炒め物の調理に。調理スタイルでうまく分けるのが、フライパンをきれいにキープする秘訣です。
フライパンを長持ちさせる調理の仕方
ここまで紹介してきたのは、フライパン自体の洗い方や扱い方でした。実は、調理時にもフライパンの寿命を縮めているポイントがあるのです!
調理時のポイント
まず、調理時のポイントから見ていきましょう。
○油を入れるタイミング
炒め物などの料理に欠かせない油。でもみなさん、油を入れるタイミングを間違ってはいませんか?実はフライパンによって、油を入れるべきタイミングは異なります。結論からまとめると以下の通り。
・フッ素等加工フライパン → 熱する前
フライパンを熱して水気を飛ばしてから、油を入れている方がいるかもしれません。しかし実際は、フッ素などの加工を傷めてしまうのです。水気がある場合は、から焼きをしすぎないように注意しましょう。あらかじめキッチンペーパーなどで拭きとっておくのがいいですね。
○鉄製の道具
調理に使う道具が、フライパンをキズ付けているかもしれません。特に多いのがフライ返し。いつキズが付くのかと言うと、軽く焦げ付いたときです。ついフライ返しでカリカリッと、こそぎ落としてはいませんか?その瞬間こそ、鉄製フライ返しがキズを付け、フッ素加工を落としているのです。
防ぐ方法としては、木製やシリコン製のフライ返しやヘラを選ぶということ。焦げ付くのは仕方のないことなので、道具選びでフライパンを守りましょう!
使う道具も大切です
洗う際に使っている道具も、寿命を減らしている原因かもしれません。順番に見ていきましょう。
・アルミたわし
焦げ付いたときに使いたくなってしまうアルミたわし。しかし、擦るのは少し待ってください。こちらも鉄製の道具と同じように、フッ素加工などを落としてしまいます。
・クレンザー洗剤
中性洗剤で落ちない汚れで使いがちなクレンザー洗剤。こちらがダメな理由は研磨剤にあります。一見普通の洗剤でも、細かな研磨剤が汚れを削り落としているのです。汚れは落ちますが、コーティングまで剥がしてしまってはダメですよね。
まとめ
フライパンは、扱い方や洗い方に気をつければ長持ちします。洗剤を使用せずともサッときれいに洗い流せば、エコにも節約にもなって一石二鳥。使っているフライパンがどの種類なのかもう一度確認し、より長くフライパンと付き合っていけたらいいですね。
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