
障子の張り替えが自分で簡単にできる!剥がし方と貼り方、おすすめ道具も紹介
日本の伝統的な技法、障子。通気性があるため涼しく、落ち着いた雰囲気を醸し出すインテリアとしての魅力もあります。ただ、長期間張替えないままだと、汚れや日焼けによって劣化が進みます。障子は、定期的に張り替える必要があるのです。今回は、障子を張り替える方法を紹介していきます!一見難しそうですが、コツさえわかれば自分でも簡単に張り替えられますよ。
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目次
障子を張り替えるタイミング

まずは、障子をどのタイミングで張り替えるべきなのか知っておきましょう。
一般的に、障子を張り替える目安は5年ごと。目立つ汚れがなくても、5年ほど経つと紫外線や湿気などで障子紙が劣化した状態に。わかりにくいだけで意外と汚れていたりするものです。
また、障子を張り替えるタイミングで最も分かりやすいのは、茶色の染みが目立ちはじめたり、破れてしまったとき。この場合は、前回の張替えから5年以内でもすぐに張り替えましょう。
ちなみに、和紙の障子紙は湿気の多い日や雨の日、雨の翌日などに張替えをするのがおすすめ。和紙の障子紙は湿気を吸い込むと紙が伸び、乾くと戻る性質があるので、湿気のある日に張り替えると乾いてからピンと張ってキレイに仕上がります。
プラスチック障子紙は、和紙が塩化ビニールで挟まれているので、特に天候などのおすすめはありません。好きなときに張り替えてください。
障子の貼り方は3種類

障子を張り替えるタイミングを押さえたところで、次は障子の貼り方について知っておきましょう。障子の貼り方には、3つの種類があります。
・両面テープ貼り:1人で作業する、手を汚さずに貼りたい
・アイロン貼り:2人以上で作業する、とにかく簡単に貼りたい
のり貼り
障子の貼り方として昔からある、のり貼り。失敗してもすぐに剥がすことができるのがポイント。満足できる状態になるまで何度も貼り直すことができます。
また、のりは水に溶かして桟にハケで塗っていくというのが一般的な方法。しかし、ハケの扱いが難しい方には、専用の容器に入ったチューブタイプがおすすめ。容器の口を桟に沿わせて簡単にのりをつけることができます。
両面テープ貼り
専用の両面テープを使用して接着する方法。テープを貼るだけなので、手を汚さずに障子を貼れるのがうれしいポイント。障子の張り替えに慣れていなくてもキレイに仕上がりやすいので、初心者の方にもおすすめです!
アイロン貼り
アイロンの熱で障子紙についているのりを溶かしながら貼るアイロン貼り。接着剤を付ける工程がないので、手軽に簡単に障子を貼ることができます。剥がすときも、貼るときと同様にアイロンの熱で簡単に剥せるんです!
この貼り方は、障子を固定しながらアイロンをかけていくので、2人以上で行うとよりスムーズに作業できますよ。
【障子の剥がし方】のり貼りの場合
障子を張り替えるために、まずは障子を剥がす必要がありますよね。先ほど障子の貼り方を紹介しましたが、それぞれの貼り方にあった剥がし方があるんです。ここでは障子の貼り方別に剥がし方を紹介していきます。
まずは、のり貼りから。
・霧吹きやハケ
・雑巾やスポンジ
・剥がし剤
アサヒペン 障子紙用 ワンタッチ障子紙はがし 250g No.721 障子戸約6枚分 日本製
剥がしにくい桟についたのりもキレイに落としてくれるこの剥がし剤。障子の張り替え作業をスムーズにしてくれる便利アイテム!

はたきで障子についたホコリをはらって、キレイにしておきます。
障子の上から桟全体に剥がし剤を塗ります。
3~5分ほど、剥がし剤が十分に障子に染みてなじむのを待ちます。
剥がし剤が馴染んできたら、障子をゆっくりと剥がしていきます。下の方から折りたたむように剥がしていきましょう。ゆっくりキレイに剥がすことで後の作業が楽になります。

桟に残った紙などを、スポンジや雑巾などを使って取り除きます。

障子の桟を日陰で干します。濡れた状態の桟に障子を貼ると、シミができてしまう可能性があるのでこの工程は必ず行ってください。
【障子の剥がし方】両面テープ貼りの場合
ここからは、両面テープ貼りの障子の剥がし方を説明していきます。
・紙やすり
はたきで障子についたホコリをはらって、キレイにしておきます。
裏から叩きながら障子を桟に沿ってゆっくりと剥がしていきます。テープが残らないように下から持ち上げて剥がすのがポイント。
紙やすりを使って桟の毛羽立ちやザラザラした部分を滑らかに整えましょう。これを行うことで、次に障子を貼った時の仕上がりがキレイになります。
【障子の剥がし方】アイロン貼りの場合
ここからは、アイロン貼りの障子の剥がし方を説明していきます。先ほども少し触れましたが、アイロン貼りの障子はアイロンを使って剥がします。
・アイロン
はたきで障子についたホコリをはらって、キレイにしておきます。
障子の端からアイロンを当てていきます。
アイロンの熱が冷めないうちに、ゆっくり剥がします。
【障子の貼り方】のり・両面テープ貼りの場合

障子の剥がし方を確認したところで、ここからは障子を貼っていきましょう。先ほどは障子の貼り方を3パターン紹介しましたが、のり貼りと両面テープ貼りは同じ手順で、アイロン貼りは手順が他と異なります。
のり・両面テープ貼り
・接着剤(障子のりまたは専用両面テープ)
・セロハンテープ
・カッター
・定規
・障子紙
アサヒペン 障子紙用 障子用カット定規 200mm No.984
こちらは、障子用のカット定規。障子枠に合わせるだけで、簡単にまっすぐに障子紙がカットできます。定規の両サイドの角度が異なるので、好みに応じた使い分けが可能。

接着剤が床についてしまわないように、床に新聞紙を敷いて用意しましょう。

のりを桟につける前に、障子紙を桟に仮止めします。障子紙を桟の一方のフチに合わせて少し広げ、フチのところをセロハンテープで3~4か所ほど止めましょう。仮止めができたら、障子紙は巻いて桟の外側に置いておきます。

障子の桟にそって、接着剤(障子のりまたは専用両面テープ)をつけていきます。障子のりの場合、桟に1~2ミリほどの幅でつくぐらいが適量。つけ忘れ部分がないように気をつけましょう。

巻いてある障子紙を、ゆっくりと転がしながら貼っていきます。たるみが出ないようにピンと張りながら貼っていきましょう。
障子紙を貼り終えたら、桟の中心から外側に向かって、桟を指で押さえ、障子紙を桟にしっかり貼りつけていきます。

カッターで、余分な障子紙を切ります。少し段になっている「紙じゃくり」がある場合はその長さまで、ない場合には6ミリほど障子紙を残して切りましょう。余分なのり、テープ、紙などを取り除いて完了です!
【障子の貼り方】アイロン貼りの場合
ここからは、アイロン貼りの方法をご紹介します。
・セロハンテープ
・カッター
・定規
・障子紙

はじめに、障子紙を桟に仮止めします。障子紙を桟の一方のフチに合わせて少し広げ、フチのところを3~4か所にアイロンを当てながら止めましょう。障子紙の表裏に注意!ザラザラした面が下、ツルツルした面が上になるようにしてください。

アイロンで障子紙を貼っていきます。しわにならないように、桟の中心部分から外側に向かってアイロンをかけてください。アイロンのかけ忘れ部分がないように気をつけましょう。

定規を使いながら、カッターで余分な障子紙を切ります。少し段になっている「紙じゃくり」がある場合はその長さまで、ない場合には6ミリほど障子紙を残して切りましょう。
仕上げに、全体にアイロンをかけ直します。障子紙の角のところもアイロンをかけ、はがれにくいようにしましょう。余分な紙を取り除いたら完了です!
専用カッターを使えばより上手くいく
障子を貼った後、カッターで余分を切り取る作業がありましたよね。この作業、普通のカッターでもできるのですが、専用カッターがあればよりスムーズ。専用カッターを使うメリットや、おすすめの障子用カッターをチェックしてみましょう。
専用カッターを使うメリット
障子を貼る場合、障子用のりが半乾きの状態でカットする必要があります。しかし、障子紙が湿っていると、普通のカッターでは上手く切れず、紙がよれてしまったり破れてしまったりする場合も。カッター自体が切れにくくなるトラブルもよく耳にします。
そこで、専用カッターの出番です。専用カッターをみてみると、先端が丸い形になっていることが分かります。この丸い刃先でカットすることで、障子紙がよれることなく、さっと切れるんです。
刃先の素材も、のりに強いスチールなどできている場合がほとんど。障子を傷つけることなく、短時間できれいに作業を終えたいなら、専用カッターを1本持っておきましょう。
おすすめ障子用カッターを紹介
障子用カッターは、種類が豊富なため選ぶのに迷う方も多いはず。ここでは手ごろな価格で購入できるものまで、おすすめの商品を3つ紹介します。
貝印 刃物 障子カッター 先丸 022KZ0251
普通のカッターと変わらない価格で購入できる、障子貼用丸刃カッター。シンプルなフォルムが手になじみやすく、スムーズに作業できます。カッターだけでなくヘラもついているので、障子を剥がす際にも役立つアイテム。手ごろな価格の障子用カッターからはじめたいなら、こちらを選んでみましょう。
リンテックコマース 障子用丸刃カッター(替刃付き) HT-068
リンテックコマースの障子用カッターは、うれしい替刃付きの商品。作業の途中で切れ味が悪くなっても、交換して使えます。障子アイテムが充実しているメーカーなので、専用の替刃のみの商品はもちろん、張り替えに便利なアイテムをまとめて揃えられます。
アサヒペン 障子紙用丸刃カッター 983
アサヒペンの、替刃もついたカッター。丸刃のカッターで使いやすいため、カットの工程が楽しみになるはずです。
障子の張り替えはプロに頼むという選択肢も
障子の張り替えを自分でやる方法を紹介しましたが、正直自分でやるのは手間もかかるし、なによりきれいにできるか心配ですよね。そんなときは、プロの職人さんに障子の張り替えをお願いするという選択肢もあります。
職人さんに頼むメリットは主に2つ。
・しっかり接着で障子が長持ち
熟練の技で細部までしっかり補修してくれるので、見た目も良く丈夫に仕上がるでしょう。今回は編集部が実際に障子張り替えの職人さんを取材に行った様子をチラ見せしちゃいます!

家ではできないレベルの細かい作業も、プロの手にかかればお手のもの。広く薄く塗り広げてくれます。

はみ出た障子もカッターでカットしていき、ピシッとした仕上がりを提供してくれます。

作業が完了したら、張り替えた障子を元通りに。
今回はザッと紹介しましたが、職人の技はもっともっと奥が深いです。今回取材させていただいたのは、張り替え専門店「張替本舗金沢屋」さんでした!
あわせて読みたい:障子の張り替えはプロに依頼!専用の道具と職人技で最高の仕上がりに
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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