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更新日: 2024年9月11日

簡単!干し柿の作り方|室内やベランダでもできる方法

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初心者でも失敗しない干し柿の作り方を紹介します。干し柿は柿を乾燥させた昔ながらの保存方法。でも「渋柿はどこで手に入れられる?」「手間がかかって面倒では?」「室内やマンションのベランダでもできる?」と、手が出しにくいと思う方も多いはず。実際に作りながら、用意するものや基本の簡単なやり方を解説します!

干し柿作りの失敗しない方法!室内でもおいしくできる

教わる機会がなくなってきた“おばあちゃんの知恵”を現代に継承するシリーズ第一弾は「干し柿の作り方」です。編集部とChatGPTとの対話で生まれた“AIおばあちゃん”と干し柿の作り方を探っていきます!

編集部スタッフH

AIおばあちゃん!干し柿の作り方を箇条書きでまとめて。

AIおばあちゃん

1.新鮮で瑞々しい柿を選ぶ。硬すぎず、傷んでいないものを選ぶ。
2.柿を十分に洗い、表面の汚れや農薬を取り除く。
3.柿の皮を包丁やむらさきなどで丁寧に剥く。
4.皮を剥いた柿から種を取り除かずにそのまま乾燥させる。
5.柿を直射日光の当たらない風通しの良い場所に並べ、陰干しを行う。これにより水分が蒸発し、柿が乾燥する。
6.乾燥途中で柿を裏返すことで、裏側も均等に乾燥させる。
7.干し柿が十分に乾燥したら、湿気のない場所に保存する。密閉容器や真空パックなどを使用すると良い。
8.保存時に湿気を避け、虫やカビの発生を防ぐために注意する。

ChatGPTで生成しています

1回目の問いに「皮を剥き、種を取り出し、輪切りにして干す」と回答したAIおばあちゃん。それってドライフルーツ?日本の干し柿の作り方ではないはず!と突っ込みを入れると、慌てて修正したAIおばあちゃん。まだまだ進化の途中のようですね。

干し柿作りのポイント

改めてまとめると、干し柿は、次のことを気をつけながら作っていくと良さそうです!

干す時期の気温、干し初め3~4日間の天気に要注意

干し柿は表面が乾くまでの間にカビが生えないようにすることが、失敗を減らすポイント。カビが生えにくい環境を保つため、最高気温15度を下回る時期、11月中旬~12月以降が干し柿を干し始めるのに適した時期です。

柿の表面が乾くまでの干し始めの最低3~4日間は、気温が低く晴天の日を選びましょう。早く表面が乾くように、風が当たる場所に干せるとベストです。

可能であれば、干し初めの1週間は急激な気温上昇や、雨が降らないタイミングを見計らえると良いでしょう。

室内でも干し柿はおいしくできる!

室内で干す場合も同じく、表面が乾燥するまでの3~4日間の湿度と温度の管理を徹底しましょう。

湿度の低い部屋や干せるスペースを確保します。加湿器がついている部屋や、結露しやすい暖房のついた窓際などは湿度が高いため避けてください。

風通しがよく、表面が乾きやすい場所に干せると良いです。徹底するなら湿度計を用意し、40~60%で保てているかを定期的に確認しましょう。

基本のカビ防止の手順も行う

以下の基本的なカビ防止の手順も忘れないようにしてください。

・柿表面の熱湯処理を行う
・柿に焼酎スプレーをする
・柿が触れる可能性のある道具は焼酎スプレーで清潔にする
・干している柿が他の柿や他のものに触れないようにする

干し柿の作り方|簡単3ステップ

手間がかかりそうなイメージのある干し柿作りですが、実は作り方はシンプルでとても簡単です。表面が乾いてしまえば、あとは自分好みの干し加減まで待つだけです。

ステップ1. 柿の下処理|皮むき・熱湯消毒

汚れを落とすため渋柿を水で洗い、水分を拭き取ります。ヘタは残し、できるだけ身が残るように皮を剥きます。ヘタに紐を括りつけ、沸騰したお湯に5~10秒ほど柿を潜らせます。

ステップ2. 吊るす

柿を吊るし具にセットし、湿度が低く・濡れない場所に干します。柿同士はもちろん、ほかのものに触れないように吊るしましょう。

ステップ3. 都度環境を整え待つ

干し柿が食べられるようになるのは、1~2週間ほどです。その間は、柿の状態を確認しつつ、カビが生えないように、干す場所を変えるなど、環境に配慮しましょう。

柿を揉み込む作業は、できあがりの好みに合わせてやってもやらなくてもOK。しっかりと乾燥させたいなら、表面がしっかりと乾く1週間前後を過ぎてから3日おきを目安に行いましょう。

干し柿作りの材料・用意するもの

渋柿

甘柿でも可能。皮を剥くときに身が崩れない、硬いものが適しています。

吊るすための道具

紐やハンガーなど。その他、洗濯ばさみがたくさんついている物干しハンガーなどもおすすめです。

渋柿の手に入れ方

渋柿をもらえる人を探すか、道の駅などの果物が売っている直売所で手に入れることができます。

そのほかネットで購入することもでき、楽天市場やAmazonのほか、メルカリなどのフリマサービスでも検索をしてみてください。

干し柿作りを実践レビュー!室内・ベランダ干しで成功

筆者の住む栃木県那須塩原エリアは11月上旬以降から一気に朝晩の冷え込みが強くなり気温が下がってきたので、11月16日から干し柿作りを開始しました。

渋柿は、茨城の祖母の家で採れた柿を受け取り、さっそく下処理へ。

ヘタと皮の隙間には虫がいたり汚れが溜まっていたため、ヘタは全て取り除くことにしました。

T字に残した枝に紐を縛り、沸騰させたお湯にドボンとつけて10秒。

ヘタの凹みに水が溜まり柿の表面には水が滴っていたのがカビそうだったので、キッチンペーパーで水分をやさしく拭き取ったあと、焼酎スプレーを全体に吹きかけました。


干して1日目の柿はこちら。


そして、干して2日目の夜。

干し始めの1日目は最高気温17.9度でしたが、木の葉が揺れるくらいの乾燥した少し強めの風が昼間は吹いていたこともあり、カビることなく表面がしっかり乾いてきました!


さらに、干して3日目。柿の表面にはヨレができ乾燥がしっかり進んでいます。

2日目、3日目には少し雨も降りましが、昼間はベランダに、夜や雨が降っているときは室内に入れ込んでたった3日間、ここまで乾いてくれました!

その後は室内に干しっぱなし、揉み込みもしない状態で14日目。カビが生えることもなく、立派な干し柿になってくれました。

手作り干し柿を実食!揉み込みの有無での違いも比較

揉まずに干した2週間の柿は、シワが少なく丸みがあります。


切って中身をみてみると、トロッとした果肉部分が多く熟して柔らかくなった生柿のようなみずみずしい見た目ですが、甘さは別格! 干し柿の濃厚な甘みです。

続いて、1度だけ揉んだ2週間目の柿。揉み込まなかった干し柿の二回りもしぼんでいます。干してから10日目くらいに揉み込みました。

揉み込んだ干し柿の中。みずみずしさはまだ残っていますが、干し柿の濃縮した濃厚な甘さに、もっちり食感が味わえました。

揉み込みつつ、さらに1~2週間ほど干せば全体的に咬みごたえのある干し柿になりそうです。

おまけ:100均グッズと物干しネットで便利な柿干し場を確保

ハンガーと紐だと、たくさんの柿を干す場所が確保できないため、柿がたくさん干せるように物干しネットを活用したのでおまけに紹介します。

使用したのは以下3つのアイテム。

・カインズで購入「3段式物干しネット35cm」
・100均「S字フック」
・100均「シリコンゴム」

吊るした柿がネットの底につかないように、S字フックはできるだけ短いものを選びました。

柿の枝に漬ける紐は輪っか上に結び、S字フックをひっかけて物干しネットの骨組みに吊るすことで、ネットに並べずに柿を干せるためカビ予防になります。


骨組みに吊るしたS字フックがズレないように、シリコンゴムで止めたら完成。余裕を持って1段に4つの柿を吊るすことができるので、12個の柿を1つのネットで干すことができるように!

干す場所がない移動の手間を減らしたいという方は参考にしてみてくださいね。

干し柿作りに関するQ&A

Q. 干し柿を作るには何日ぐらい干せばいいですか?

A. 気温や風にさらす時間にもよりますが、1~2週間を目安に食べられます

Q. 干し柿にできる柿は?

A. 渋柿が一般的ですが、甘柿でも可能です。

渋柿の方が一般的に糖度が高く、干し柿にしたときの甘みが甘柿よりも強くなります。また、水分が少なく硬いため加工しやすいメリットもあります。干し柿に甘柿を用いる場合は、型崩れがしにくい硬いものを選びましょう。

Q.干し柿は室内でも作れますか?

A. 湿度・温度が低い環境であれば可能です。

Q.干し柿はベランダでもできますか?

A. カビ防止のために、柿が濡れない湿度・温度が低い環境であること、夜や雨の日は室内に干せる場所を確保できれば可能です。

Q. 干し柿の保存方法は?

A. 干し柿が十分に乾燥したら、チャック付きポリ袋などに入れて冷蔵か冷凍保存をしましょう。カビが生えて痛んでしまうため、湿気がこもらないように乾燥した状態を保つのが大切です。冷蔵なら1週間ほど、冷凍なら半年を目安に食べ切りましょう。

昔ながらの知恵を生活に取り入れて

濃厚な甘さが堪らない干し柿。購入すれば1つ150~600円になるため、手作りできたら安い値段でたくさん食べられますよね。実家の木に実がつきすぎてしまったり、ご近所から大量にお裾分けをいただいたりしたら、干し柿にしてみましょう!

今後も、今さら誰に聞けばいいのかわからない“おばあちゃんの知恵”に編集部が挑戦するシリーズをお届けしていきます。

 

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してださい。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。

監修者
ライター
ワタシト 編集部
ワタシトは暮らしの不便を解決するアイデアや商品を紹介するメディアです。掃除や洗濯、日用品のお手入れ、ハウスクリーニング、家具、家電、生活雑貨の新商品など役立つ情報をお届けします。
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