自転車チェーンの洗い方を解説!クリーナーで汚れを落とすコツとは?
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通勤通学、買い物、趣味やスポーツの道具として日常的に使う自転車。その自転車のチェーンは洗浄していますか?「え、自転車のチェーンって洗うもなの?」と驚くかもしれません。ええ、大事なんです、チェーンの洗浄。今回はそんな、自転車のチェーン洗浄の必要性、手順、洗浄後の注油の手順を紹介します!
目次
自転車のチェーン洗浄はなぜ必要?
自転車のチェーンは、ペダルをこいだ力を後輪に伝える部品。自転車に乗る時は必ずなくてはならないものです。
雨が降ったり泥がはねたり、自転車で走っているといろいろな汚れが付いてしまいますよね。ホコリや泥はね、雨濡れに排気ガス…。チェーンに汚れが付く要因は身の回りにたくさんあります。
これがチェーンに付いたり、チェーンのオイルに付いてサビができたりすると…チェーンの動きが悪くなり、後輪が動きにくくなって、自転車の速度がうまく出なくなってしまいます。
こういったことを避けるためにも、チェーンの洗浄はとっても大事なんです。
自転車のチェーン洗浄は注油とセットで
チェーンの洗浄は大事ですが、洗浄だけではいけません。チェーンのお手入れは、
→チェーンの汚れや古い油を取り、キレイにする
[2]チェーンに注油する
→チェーンにオイルを差し、チェーンの動きをなめらかにする
この2つがセットになって成り立つものなのです。
チェーンを洗浄したまま放置したり、逆にチェーンを洗わずオイルを差すだけだったりと、洗浄か注油、片方だけで満足するのはダメ!洗浄だけではチェーンが錆び、注油だけではチェーンに汚れが付きやすくなってしまいます。
チェーンを手入れする時は必ず、「洗浄+注油」のセットでおこないましょう!
自転車チェーンを洗浄機で洗う
「チェーンを洗浄した方が良いのは分かったけど、何をすれば…」という人のために、まずはオーソドックスなチェーンの洗浄の仕方を紹介します!それはこの「チェーン洗浄器」を使った洗浄方法。
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これとチェーンクリーナーがあると、チェーンを汚さず簡単にチェーンをキレイにすることができるんです。
編集部が調べたところ、チェーン洗浄器は安いもので1,000円程度、洗浄液やブラシなどを合わせても1,000~2,000円程度で買えます。これだけでチェーン洗浄がグッと楽になるので、自転車を趣味にしている人もそうでない人も、一つは持っておいて損はないですよ!
[2]チェーンクリーナー
[3]ウエス(雑巾)
[4]ゴム手袋
[5]ペットボトルなどの容器
[5]の容器は、チェーン洗浄で出た廃液を入れるためのもの。ペットボトルや紙コップなど、捨てられる容器を使ってください。
この他に、自転車用のスタンドがあると作業しやすいですが、必須ではありません。
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まずはチェーンの洗浄をするための作業スペースの確保をしましょう。屋外での作業なら自転車を置くだけで大丈夫です。車や通行人に注意してくださいね。
室内やベランダで作業する場合は、新聞紙やブルーシートを敷き、チェーンクリーナーや汚れが周りに飛び散らないようしっかり養生しましょう。チェーンの下に当たる部分は濡れやすいので、厚めに新聞紙などを引いておくとグッド!
チェーン洗浄機を開けてみると、中身はこんな感じ。
中にいくつかのブラシが付いており、歯車で連動することでチェーンの汚れを内側からしっかり掻き出してくれます。この中に、半分くらいまでチェーンクリーナーを入れましょう。
画像のようにチェーン洗浄器にチェーンを食い込ませ、フタをして取っ手を握ります。そのままの状態でペダルをグルグル回すと…
ゴッシゴッシゴッシ…
チェーン洗浄器に付いたブラシがチェーンを洗う音が。
ペダルは前進方向に回す!
ペダルは、自転車に乗っている時に踏むのと同じ方向に回しましょう。逆に回すとチェーンが外れてしまう可能性があります。そのまま1分くらい、ペダルを回し続けます。1分経って、チェーン洗浄器を開けてみると…
真っ黒な泡が。チェーンの汚れが落ちているのが分かります。汚れて黒くなった液体は、紙コップなどの別の容器に取っておきましょう。
廃液は水道に流さない!
チェーンオイルの汚れが出た黒い廃液は、たくさんの金属を含みます。水質汚染となってしまうので、水道やトイレなどには絶対に流さないでください。作業が終わってから、廃液をティッシュやウエスで吸い、可燃ごみに捨てるようにしましょう!
チェーンに付いた洗浄液を、丁寧に拭きましょう。チェーン洗浄の後から注油する時に洗浄液が残らないよう、しっかりと拭き取ってくださいね。水分が残ったままでは、うまくオイルがチェーンに乗りません。洗浄が終わったチェーンの様子がこんな感じ。
しばらく使われず、ホコリや汚れが溜まっていたチェーンがツルッときれいになりました!
チェーンの洗浄はこれで終わり!チェーン洗浄は2週間に1回ほどを目安にしましょう。洗浄の後は、必ず注油を忘れないでくださいね。注油の方法はこの記事の最後に書いていますよ!
パーツクリーナーを使って洗浄してみよう
自転車のチェーンは、パーツクリーナーで洗浄する方法もあります。手ごろな価格で購入できる上に、使い方が簡単なパーツクリーナーは、お手入れ初心者さんの強い味方!パーツクリーナーの中身やチェーン掃除する方法を、詳しく見てみましょう。
パーツクリーナーってなに?
パーツクリーナーは、金属の油汚れ掃除に向いている洗浄剤です。チェーンクリーナより揮発性が高いので最後の仕上げ拭きも軽くで済みます!また、自転車だけでなく、車やバイクのパーツなど、様々な部分の洗浄に使用可能。
ただ、石油系溶剤、アルコールでできているため、吸い込むと体に害があります。必ず風通しの良い屋外で使用するようにしましょう。
パーツクリーナーなら、汚れを落としながら脱脂もできるため、注油前のチェーンをよりさっぱりとした状態に整えたい方にもおすすめです。パーツクリーナーの成分は非常に強いため、タイヤなどのゴム部品が多い自転車に使用する場合は、プラスチックやゴムにも使用できるタイプの商品を選びましょう。
手ごろな価格で購入するなら、こちらの商品がおすすめです。
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パーツクリーナーの使い方
それでは、実際にパーツクリーナーを使用して、チェーン洗浄する方法をチェックしてみましょう。
・要らなくなった歯ブラシ
・新聞紙
・ウエス(雑巾)
・チェーンオイル
・ゴム手袋
パーツクリーナーでの洗浄は屋外で行います。屋外であっても、クリーナーの成分が付着するとすべりやすくなったり、草木を傷めてしまったりする可能性があります。ベランダや玄関などで作業する場合も、必ず新聞紙を下に敷いておきましょう。
チェーンの下段部分にパーツクリーナーを拭きつけ、歯ブラシで汚れを擦り落とします。順番にチェーンを回転させながら、1周分の汚れを洗浄しましょう。
全体の汚れが落ちたら、ウエスでぐるりと仕上げ拭きを行います。ウエスがない場合は、要らなくなった肌着やシャツを切って使っても構いません。拭き終わったら、再度全体へパーツクリーナーを拭きつけ、15分ほどおいて乾燥させましょう。
洗浄が終わったら、先ほど紹介した手順でチェーンオイルを差しましょう。リキッドタイプをご紹介しましたが、一つ一つオイルを差すのが面倒な場合は、スプレータイプも販売されています。楽に注油したい場合は、スプレータイプを選んでみましょう。
自転車のチェーンを家にあるもので洗う
チェーン洗浄用の道具を使った洗浄方法を紹介しましたが、わざわざ道具を買いそろえるのが難しい人もいるのではないでしょうか?そこで、家にあるものだけで、素早く手軽に自転車のチェーン洗浄ができるやり方を2つ解説します!
ただ、チェーン洗浄用の方法ではないので、チェーンの中まで汚れが落ちきるわけではありません。道具も時間もない時に使う応急処置として考えてくださいね。
洗濯用中性洗剤とスポンジで洗う
・スポンジ
・歯ブラシ
洗濯用中性洗剤をスポンジに付け、ゴシゴシとチェーンを洗います。
細かい汚れを歯ブラシでこすって落としましょう。チェーンの中までは届かないので、チェーンの汚れを全て落とせるわけではありません。
チェーンに付いた洗剤をウエスで拭き取ります。洗濯用の洗剤は、チェーン用洗浄液に比べればチェーンの汚れを落とす力は低いですが、比較的しっかりと油汚れを浮かせてくれます。
チェーンを洗わないまま放置するよりは、自宅にあるもので洗った方が絶対に良いですよ。
ラクラク!チェーンを拭くだけ
チェーンをウエスでゴシゴシと拭きます。終わりです。以上です。
これでチェーンの汚れが取りきれるわけがありませんが、チェーン洗浄のためのお金も手間も惜しい人はこの方法で対処しましょう。チェーンを全く洗わずに注油だけする、よりは確実に良いです。
洗浄の後に!注油の基本手順
チェーンの洗浄が終わったら、必ず注油をしましょう。おさらいですが、これはチェーンにオイルを差し、動きをなめらかにするための作業です。これをやっておくと、自転車で快適に走れるようになりますよ!
・ウエス(雑巾)
・ゴム手袋
まず、チェーンオイルを自転車のチェーンに差していきます。オイルを差す場所はココ。
チェーンの部品と部品を繋ぐ「リンク」です。この上からチョンと一滴ずつオイルを差せば、オイルが垂れてリンクの下側まで行き渡ります。リンクの一粒一粒にオイルを差しましょう。
こんな感じで、ペダルを前進方向に回しながら一周します。全てのリンクにオイルが塗れたらOKです!
チェーン一周の目印をつけよう
チェーン一周分オイルを塗ってと言われても、チェーンがどこできっちり一周するのかがわかりませんよね。シマノのロードバイクの場合は、チェーンの部位同士を繋ぐピンの中に一本だけ黒いピンがあるので、これを目印にしましょう。
これがない場合は、チェーンに糸を結んだりして目印にするといいですよ!
全てのリンクにオイルを差せたら、ペダルをグルグルと回します。こうすることで、チェーン全体だけでなくスプロケットやクランクといった可動部にまでオイルを行き渡らせることができます。
1分ほどの間、グルグルと回し続けましょう。
オイルが行き渡ったら、余分なオイルをウエスで拭きましょう。すでにチェーンの内側までオイルは染み込んでいるので、外側に付いたオイルは拭き取っても大丈夫です。むしろ拭き取らないと、チェーンに汚れが付きやすくなってしまいます。
おすすめのチェーンクリーナーを紹介
自転車でも、特にロードバイクはしっかりと手入れをしたい方も多いと思います。そこで、パーツクリーナーより汚れを落とせるチェーンクリーナーのオススメを紹介していきます。
液体タイプ
こちらは洗浄器と一緒に使うタイプもので、ガンコな汚れを落としたいときに向いているタイプ。
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水洗い不要のバイク用チェーンクリーナーで、逆さ噴射が可能。ゴム、プラスチックにも使用でき、Oリングを傷めず、シールチェーンの洗浄にも使えます。
泡タイプ
こちらは泡を噴射するタイプで、しばらく置くと泡の力で汚れが浮いてきます。流したり、拭き取るのが楽なので、軽いメンテナンスや、定期的なお手入れに向いています!
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チェーンに付着したオイル、グリスなどの油汚れや金属粉、ホコリを除去できます。ゴム、プラスチック、金属パーツを傷めないので、Oリング、シール部、ウレタン、塗装表面に使うことが可能。
スプレータイプ
スプレーを噴射に細かいところも、洗浄できるものになっています。ピンポイントでお手入れしたい方にオススメのタイプですね!
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こちらは水洗いが必要なアクリル系チェーンクリーナー。落としにくい古いチェーンオイルなどの頑固な汚れも、綺麗に洗浄ができます。チェーンを回転させながらスプレーし、数分放置後ブラシで擦って汚れをしっかり落としたら水洗いしましょう。
あるいは、洗浄器に液体を溜めて、洗浄器を使った方法で洗いましょう。
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こちらもチェーンの奥の汚れまで、浸透して落とす、高浸透タイプの水溶性チェーンクリーナー。チェーンのサビを防ぐ、防錆剤入りで、植物系洗剤なので環境にも優しいのが嬉しいポイント。しかし、強力な洗剤なので、変色などの恐れがあります。アルマイト加工された箇所やアルミ部分、ホイール、塗装面は避けて使ってくださいね!
その他
こちらはお手入れ後に注油するときのオイルです。チェーンとギアの摩擦も減らせるので、走り心地も良くなります!
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まとめ
今回は、自転車のチェーンの洗浄方法について紹介しました。道具があれば、手軽にしっかりチェーンを洗浄できちゃいます。放置しがちな自転車のメンテナンスですが、まずはチェーンを洗うところから始めてみてはどうでしょう?ペダルと一緒に、きっと心も軽くなりますよ!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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