自転車の空気の入れ方はバルブに合わせて!英式・仏式それぞれ解説!
自転車のタイヤの空気っていつの間にか減っていませんか?そのたびにわざわざ自転車屋さんに行く人もたくさんいると思います。通勤、通学で自転車を使う人にとっては、それってちょっと面倒ですよね。「自分で空気入れてるよ!」という人も、そのやり方、もしかしたら間違ってるかも……?
今回の内容を読めば、正しい自転車の空気の入れ方がわかります!さらにお気に入りの自転車を長く使うための、とても大切なメンテナンスの方法も伝授♪
タイヤの空気圧の3つのチェックポイント
そもそも、タイヤの空気圧ってどうやってチェックするのでしょう?空気圧を確かめる時の3つのチェックポイントを紹介しますね!
・側面
・接地面
・硬さ
テニスボール程度の硬さがあるかどうか
・側面
少し強めに押した時、少し凹むくらいになっているかどうか
・接地面
乗った時に地面とタイヤが接している部分が10cm程度になっているかどうか
この3ポイントを週1でチェックしましょう。そんなにしょっちゅう乗らないという人は、もっと少ない頻度でも大丈夫です。
自転車のタイヤの空気って知らない間になくなり、気づいたら柔らかくなってた!ってこともありますよね。タイヤの空気が抜けっぱなだと、パンクなどにつながる恐れがあります。危ないですね。そのため、定期的なチェックが必要なんです!
自転車のタイヤについているバルブの種類を知ろう
自転車のタイヤについている突起の「バルブ」。空気を入れるための、空気口ですね。自転車には、ママチャリやスポーツバイクなど、さまざまなタイプがあります。そのバルブによって、それぞれ使える空気入れの種類も違うのです。
バルブは主に
・仏式
・米式
の3種類。自分がどのバルブの自転車に乗っているのか、上の写真を見ながら確認してみましょう。
英式バルブ
英式バルブは、いわゆるママチャリに使われることが多いバルブです。おそらく日本人にもっともなじみのある形のバルブでしょう。空気圧の調整が大変、という特徴があるため、スポーツバイクには使われません。
仏式バルブ
仏式バルブは空気圧を測ることができます。そのため、ロードバイクなどのスポーツバイクに多く使われます。形は3種類の中で、もっとも細いものになります。
米式バルブ
米式バルブは本体が折れにくいという特徴を持っています。車やオートバイにも使われているバルブで、ガソリンスタンドでも空気を入れてもらうことができます。でも、3種類のバルブの中で一番マイナーなのが、米式バルブ。あまり見かけないかもしれませんね。
主に私たちが使っているのは、英式バルブか仏式バルブの自転車です。ママチャリは英式バルブで、スポーツバイク専用の空気入れは使えません。反対に、スポーツバイクは仏式バルブで、ママチャリ専用の空気入れは使えないので、注意しましょう。同じように、米式バルブも専用のものでないと空気が入りません。
でも、すべてのバルブに対応している空気入れもあるようなので、いろいろなタイプの自転車を持っている方は、そのような空気入れを購入するのが良いかもしれませんね!
自転車の空気の入れ方
米式バルブも自分で空気を入れることができます。ただ、米式バルブの自転車を日本で見かけることは滅多にありません。そこで、今回は他の2種類、英式・仏式バルブの自転車の空気の入れ方を伝授します。
ママチャリに多い英式バルブ、スポーツバイクに多い仏式バルブ。バルブの種類によって、空気の入れ方が少し異なるので、分けて紹介しますね!
ママチャリの場合(英式バルブ)
さて、最初はママチャリに多い、英式バルブからです。
用意するもの
・英式バルブ対応の空気入れ(英式クリップの付いたもの)
英式バルブの自転車に空気を入れる場合は、大きな洗濯バサミのようなクリップがついた空気入れを使います。
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軽量で使いやすいこちらの空気入れなら、女性でも簡単に扱えます。コンパクトでもしっかりと圧力をかけて空気を入れることができます。また、ボールの空気入れとしても使えます。家に1つあると便利ですね!
手 順
1. クリップのニップル部分を口金に押し込み、ロックする
空気入れのクリップには、ニップル部分という飛び出しているところがあります。
それを口金に押し込み、レバーを倒し(ものによっては起こし)、ロックします。
これで空気入れの準備は完了です。
2. タイヤのバルブキャップを外し、クリップで挟み込む
タイヤのバルブについているキャップを外して、空気入れのクリップで挟み込みます。
このとき、クリップは90°になるようにしましょう。
バルブキャップのすぐ下に「袋ナット」と呼ばれる部分があります。回せますが、緩めてはいけません!空気が漏れてしまいます。
3. 上下にレバーを動かし、空気を入れる
空気入れのレバーを上下に動かして、空気を入れていきます。
レバーは下までしっかり下ろして、空気を入れましょう。
スポーツバイクの場合(仏式バルブ)
次は、ちょっと細長い形状の仏式バルブ。スポーツバイクに多いタイプですね。
用意するもの
・仏式バルブ対応の空気入れ
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こちらの空気入れは米、英、仏のすべてのバルブのタイプに対応しているだけでなく、ボタンを押すだけで空気を入れることができます!しかも軽くて持ち運びも簡単。
手 順
1. バルブの先端のキャップを取る
タイヤから飛び出ている突起がバルブです。先端に黒い帽子みたいなのがありますね。これがキャップです。
まず最初に、このキャップを外しましょう。
2. バルブの先端を反時計に回し、ネジを緩める
キャップを外すとこんな感じになります。外して見えるようになった、ちょっと出っ張ったところが「ボルブ」という部分です。
「ボルブ」を、写真のように反時計回りに回して、ネジを緩めます。この手順を忘れてしまうと、いつまでたっても空気が入りません。
でもずっと緩めていると、外れます。外れても空気を入れることはできますが、ネジは小さいので、無くさないように気をつけてくださいね!
3. バルブの先端をワンプッシュ
バルブの先端をぐいっと押し込むことで空気が抜け、空気が入りやすくなります。この時、プシューッという音がします。最初はちょっとびっくりするかもしれません。
4. バルブにポンプの口金を押し込み、ロックする
ポンプの口金を、実際に押し込みます。曲がりやすくなっているので、まっすぐ押し込むように気をつけましょう。
5. タイヤの側面の「適正空気圧」「最大空気圧」を目安に空気を入れていく
こちらのメモリが付いている丸いものが、空気圧を図ることができるメーターです。仏式バルブの自転車の場合は、こういうメーターが付いています。
それを見ながら、タイヤ側面に表示してある「適正空気圧」「最大空気圧」を目安に空気を入れます。
今回、空気を入れた自転車のタイヤの場合は、上の写真の赤線が引いてある部分に書いてありました。適正空気圧を確認したら、空気を入れていきます。
今回は、「80~110PSI」が適正空気圧だったので、メモリがこの数値内になったら、空気入れ完了!
メンテナンスも忘れずに
自転車は常に外に置いてあるもの。だからこそ、汚れがつきやすいですよね!汚れは劣化にもつながってしまいます。
空気を入れてメンテナンスもきちんとしてあげれば、最高に気持ちのよいサイクリングができるはず!!空気入れついでにお手入れも頑張りましょう。
お手入れその1:自転車用オイル
1つ目は自転車用オイルを塗ることです。
自転車を外に置いておくと、どうしても外気や雨にさらされることになり、油が少なくなってしまいます。そうなると、動きが悪くなったり、キーンという音がなってしまったり、という問題が発生してしまいます。それを防ぐために、自分でオイルを塗ってあげます。頻度は月に一度を心がけましょう!
用意するもの
・自転車用オイル
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チェーン専用の潤滑油です。使いやすいスプレータイプ。スプレー後でも飛び散りにくいのが特徴です。チェーンに塗り込んでおくと、潤滑油になるだけでなく、摩耗を防ぐことにも繋がります。耐水性もあり、雨ざらしにしても油分が落ちないのは安心ですね。
・いらない布
手 順
自転車オイルを布に適量つけ、塗る
チェーンやワイヤー、鍵、スタンドなどに塗りましょう。
この時、リム(タイヤの内側の輪の部分)やブレーキにオイルを塗ってはいけません!
制動力が悪くなり、ブレーキが効きづらくなってしまいます。
お手入れその2:拭き掃除
2つ目は、拭き掃除です。
汚れが自転車についたままになっていると、ゴムや樹脂のパーツの劣化につながってしまいます。できるだけ乗るたびに拭いて、お気に入りの自転車を長持ちさせましょう!
用意するもの
・自転車用洗浄液
こちらは台所用洗剤でも代用可能です。わざわざ買わなくても大丈夫。
・いらない布
・ワックス
ワックスも車用のワックスで、代用できますよ。
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こちらのワックスには布が付いているので、その布にワックスをスプレーして、拭くだけです。とても簡単で気軽に自転車の車体をツルツルピカピカにすることができますよ!こちらを使って、自転車の格好いい光沢を保ちましょう。
手 順
1. 洗浄液を使って拭く
自転車用洗浄液を適量いらない布につけ、自転車の車体を綺麗に拭いていきます。
2. 洗浄液を拭き取る
1で車体についた洗浄液を拭き取ります。
3. ワックスで磨く
洗浄液の次はワックスです。全体をきれいに磨いていきましょう。
4. 最終チェック
最後に、チェーンが伸びていないか、サビていないか、ブレーキがしっかり効くか、チェックしましょう。もし何か異常があった場合には、自転車屋さんに持って行って、みてもらうようにしてください。
・チェーンの伸び
チェーンを引っ張ってみて、2cm以上浮いたらアウトです。取り替えましょう。
・チェーンのサビ
走っていて、異音が鳴っているようならサビている証拠です。サビによって動きが悪くなってしまっています。
・ブレーキ
ブレーキを握ってみて、ブレーキとハンドルの隙間の半分~3分の2を握った時点で、しっかりブレーキが効くか、チェックしましょう。
まとめ
自転車は通勤・通学で使っている場合、毎日使うものですよね。その分、みなさん愛着が湧いているのではないでしょうか。そんな大切な自転車も適切な頻度で空気を入れたり、お手入れもしてあげないと、すぐボロボロになってしまうかもしれません。週に1度は空気がしっかり入っているかどうかチェックし、自転車を大切に使っていきましょう!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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