
蒸し器は面倒、なんてもう言わない。“蒸しかご”がくれた台所の小さな革命
蒸し器って、なんだか面倒。専用の道具を出して、組み立てて、水加減を見て…と、ハードルが高い印象がありませんか?そんな思い込みを軽やかにくつがえしてくれたのが、ステンレス製の“蒸しかご”でした。シンプルで無駄のないデザイン。なのに使い方は多彩で、気づけば週に何度も手に取っている。面倒くさがり屋の私でも、蒸し料理が日常になったのは、「使いやすさ」と「ちょうどよさ」が絶妙に詰まったこの道具にあります。今回はそんな蒸しかごの魅力と、実際の使用感、気になるメリット・デメリットを、使い手の目線でご紹介します。
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目次
蒸し器は面倒、と思っていたあのころの自分に教えてあげたい

「料理って、なんかハードル高くない?」
そう思っていたのは、きっと私だけじゃないはず。専用の蒸し器を出すのは億劫だし、洗い物も増えるし、使うたびに「よいしょ」と気合がい入りますよね。そのせいか、蒸すという調理法は、なんとなく私のレパートリーから外れていました。
そんな“蒸し器アレルギー”だった私が、今では週に3回は蒸し料理。それも、ちゃちゃっと気軽に。洗い物も少なく、鍋ひとつで。
この変化のきっかけになったのが、ステンレス製の蒸しかごです。フライパンにさっと入れて、具材をのせて、蓋をするだけ。拍子抜けするほど簡単なのに、仕上がりはふっくら、味もやさしくて深い。もっと早くに蒸しかごと出会いたかった!
“蒸しかご”ってどんな道具?台所にすっとなじむ、静かな名脇役

蒸しかごは、見た目に派手さはありません。シンプルなステンレスの輪っかに、底に細かな網がついているだけ。だけど、この“何も足さない”潔さこそが、道具としての強さだと感じます。

直径は約15~20cm前後。家庭にあるフライパンや中華鍋にもすぽっとおさまる絶妙なサイズ感。足がついているので、鍋底に少し水を張れば、それだけで立派な蒸し器に早変わりします。使い終わったら、普通に食器と一緒に洗って、フックに引っかけておける軽さと薄さ。かさばらず、収納場所にも困りません。
“蒸し器”というより、「蒸せるざる」みたいな感覚。この気軽さが、日常使いを可能にしてくれているのです。
蒸しかごのメリット|毎日でも使いたくなる理由

蒸しかごを使うようになって、気づいたことがいくつかあります。ひとつは、蒸し料理はとにかく素材が活きるということ。野菜の甘み、肉のうまみ、魚のやわらかさ。塩すらいらないと思う瞬間もあるほどです。蒸しかごを使って感じた、実用的なメリットをまとめます。
洗い物が少ない
洗うのはフライパンと蒸しかごだけ。蒸し皿やトレイなどがいらないから、あとの片づけが圧倒的にラク。
冷蔵庫の“半端食材”を救ってくれる
残りもののブロッコリー、シナっとした人参、ひと切れだけ残った鶏むね肉…。全部いっしょに蒸して、おかず完成。ムダもないし、とってもヘルシー。
電子レンジよりも、味と質感が格段にいい
ラップでチンよりも、しっとり仕上がる。温め直しにも使えるので、冷凍ごはんやおかずの再生力も高めてくれる。
つまり、蒸しかごは「料理の時短ツール」というよりも、生活のストレスをそっと減らしてくれる道具なんです。
デメリットも正直に
もちろん、蒸しかごは万能というわけではありません。実際に使ってみて感じた、少しだけ気になる点もあげておきます。
一度に作れる量は多くない
かごのサイズが鍋に依存するため、たくさん作りたいときは不向き。家族分を一度で、というよりは「あと1品」に向いています。
重ね蒸しには対応していない
2段蒸し器のような使い方はできません。大きな茶碗蒸しや複数のシュウマイを蒸すときは、工夫が必要。
鍋のサイズに合わないと使えない
蒸しかごが使えるのは直径24cm以上の鍋やフライパン。ちゃんと収まるか、蒸しかごの足が鍋底から浮くかなど、最初に確認は必要です。
とはいえ、これらは「できないことをどう補うか」で済む範囲。私にとっては、メリットの大きさがずっと上回っています。
今日はなにを蒸す?蒸しかごで作る簡単レシピ3つ

蒸しかごのいいところは、レシピを覚えなくてもどうにかなること。でも、最初の一歩には「これならやってみたい」くらいのレシピがあると心強いかもしれません。私がよく作る、超時短レシピを紹介します。
かぼちゃのオリーブ蒸し
切ったかぼちゃを蒸しかごへ。5~6分。あたたかいうちに、塩とオリーブオイルをかけるだけ。皮までほくほく。
鶏むねのしっとり酒蒸し
塩をふった鶏むね肉を酒で軽くマリネ。蒸し時間は10分。粗熱が取れてから切ると、驚くほどジューシー。
シュウマイ(市販の冷凍食品)
クッキングシートを敷いて、蒸し時間はパッケージ通り。余力があれば、下にキャベツを敷くと肉汁キャッチ&箸休めにも◎。レンチンよりずっとジューシーに仕上がりますよ。
ちょっと楽しく、ちょうどいい道具がそろう「家事問屋」
今回ご紹介した蒸しかごは、家事問屋(かじどんや)という日本の台所道具ブランド。拠点は、新潟県の燕三条。金物づくりで知られるこの地で、家庭の「こうだったらいいのに」をかたちにし続けています。
派手な見た目でも、機能を盛りすぎた便利グッズでもない。だけど、「これこれ、こういうのが欲しかったのよ!」と思わせてくれるちょうどよさがあるんです。家事問屋のものづくりは、道具としての“出しゃばらなさ”が魅力。蒸しかごもその代表格。使う人の暮らしに寄り添って、少しだけ気持ちを軽くしてくれます。
蒸しかごは、暮らしのリズムを変える小さな革命かもしれない
料理が面倒な日ってありますよ。でも、ちゃんと食べたい、食べさせたい。
そんなときに蒸しかごがあると、「もう今日は無理」が「これならできそう」に変わるんです。たいそうなことじゃないけれど、こういう道具があるかないかで、暮らしの余白は大きく変わる。
蒸し器が面倒で遠ざかっていたあなたにこそ、伝えたい。蒸しかごという小さな革命が、きっと台所に風を通してくれることでしょう。
【家事問屋】 ステンレス 蒸しかご
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