鍋の焦げ付きの落とし方!お酢や洗剤など重曹以外で簡単に取る方法も解説
鍋の焦げ落とし方法を解説します。焦げた鍋は、専用洗剤以外に重曹やお酢などでキレイに汚れを落とすことが可能。鍋の素材によって適した落とし方法があるのでチェックしてみましょう。「ひどい焦げ付きは落ちる?」「ステンレス鍋の焦げの落とし方は?」などの疑問にもお答え。鍋の内側だけでなく、外側の焦げ付きを取る方法もご紹介します!
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目次
鍋の素材に適した焦げ落とし方法を知ろう
鍋の焦げ付きを落とすには、それぞれの素材に適した方法を試してみるのがおすすめ。今回は、ステンレスやアルミ、テフロン鍋など8種類の素材に適した落とし方をご紹介します。鍋の素材によっては、重曹を使うことで変色や黒ずみが発生することがあるため、必ず素材を確認してから作業を始めてくださいね。
【重曹・水】ステンレス鍋の焦げの落とし方
お掃除の味方である重曹を、水に溶かして火にかける方法です。重曹を熱湯と混ぜることでよりアルカリ度が上がり、油汚れや焦げ付きを落としやすくなるのです。
重曹を使った落とし方は、ステンレスやホーロー、耐熱ガラス、土鍋におすすめ。アルミ鍋や銅鍋、フッ素樹脂加工が施されている鍋の場合は、変色することがあるため重曹の使用は避けてください。
・水
・重曹
・柔らかいスポンジ
・ゴム手袋
焦げを落とす際は、鍋底に傷をつけないように柔らかいスポンジを使用しましょう。鉄鍋以外にはくれぐれも金属たわしの使用は避けてください。
鍋の焦げが浸かるくらいの量の水を入れます。重曹は水1杯(約200ml)に対して大さじ1杯溶かすため、ここでどれぐらいの量の水を入れたかを忘れないようにしましょう。
重曹を水1杯(約200ml)に対して、大さじ1杯の割合で溶かします。
重曹水の入った鍋を火にかけます。吹きこぼれを防ぐために弱火で加熱しましょう。沸騰したら、約10分そのままの状態で加熱を続けます。
時間が経ったら火を止め、そのまま半日くらい放置しておきます。
ゴム手袋をして溶液を捨てたら、柔らかいスポンジで焦げ付き部分を軽くこすり落としていきます。焦げが落ちない場合は、再度重曹をふりかけ、スポンジでこすってみましょう。
焦げ付きをこすり落としたら、いつものように鍋をキレイに洗ってお手入れ完了です。
水だけで焦げ付きを落としたい場合は、重曹を入れず、それ以外は上記と同じ工程で焦げを柔らかくし、汚れを浮かせて落としましょう。
おすすめ
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重曹は、今回のような鍋の焦げを落とす使い方以外にも、キッチン周りの油汚れや茶渋取り、排水口の掃除など毎日の掃除に使えるため、1つ常備しておくのをおすすめします!
また、こちらの記事では重曹を使った家中の掃除方法をご紹介しているので、合わせて参考にしてみてくださいね。
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【酢・中性洗剤】アルミ鍋の焦げの落とし方
ステンレスやアルミ、ホーロー、土鍋の焦げ付きには、お酢を使う方法もおすすめ。酢酸には、焦げの成分であるタンパク質や糖質を分解する役割があります。
・水
・酢
・スポンジ
・ゴム手袋
鍋の焦げが浸かるぐらいの量の水を入れます。
酢を大さじ2杯程度を目安に入れます。
鍋を弱火にかけます。沸騰したら、約10分煮つめていきましょう。時間が経過したら火を止め、冷めたらお湯を捨てます。お湯を捨てた直後はまだ熱が残っているので、やけどには十分に気をつけましょう。
スポンジやゴムベラなどで焦げ付き部分を優しくこすります。焦げが落ちたらベタつきが残らないようにしっかり洗い流せば完了です。
お酢だけでは焦げ付きが落ちないという場合は、台所用洗剤を大さじ2杯ほど一緒に加えて沸騰させるのも効果的ですよ。
【から焚き】鉄鍋におすすめの焦げの落とし方
鉄製の鍋の場合は、から焚きをすることで焦げを炭化させて汚れを落とすことができます。しかし、から焚きは鉄鍋にのみ有効です。表面にフッ素樹脂加工が施されている場合や、ほかの素材の鍋でから焚きをすると、火災の恐れや有害物質が発生することもあるため注意してください。
・ヘラ(鉄鍋は金属のヘラやたわしなどの使用もOK)
・食用油
水を入れずに、鍋の表面から出た煙が落ち着くまで火にかけます。
鍋が冷めるまで放置したら、ヘラやたわしなどで焦げを落としていきましょう。その後、水洗いをして焦げや汚れを流し、水を拭き取ったら再度火にかけて水分を蒸発させます。
焦げ付きを防ぐために、食用油を表面に塗って再度火にかけ、油のテカリがなくなったら完了です。
【天日干し】鍋の素材を選ばず試せる落とし方
天日干しは鍋の素材を選ばず試しやすい方法です。やり方は、水を切った鍋を日向に放置して、焦げをゆっくり乾燥させたら木ベラや箸などでこすればOK!
日に当てる時間は、1~3日ほどですが、日照時間によって調整してください。鍋の内側を傷つけないように、金属ヘラやたわしの使用は避けましょう。
日に長時間当てることで焦げが炭化して落としやすくなりますが、長時間放置する必要があるため、即効性を求めていないときにおすすめの焦げ落とし方法となっています。
鍋底の焦げは玉ねぎの皮でも落とせる!
ここで、ちょっとした裏ワザもご紹介。鍋を焦がしてしまったときは、玉ねぎの皮を使うことで簡単に焦げを落とせることがあります。玉ねぎに含まれている「硫化アリル」と「ケルセチン」という成分が、焦げを浮かす役割を持っているため、焦げ落としに活用することができるのです!
・水
・玉ねぎの皮(茶色い部分)
・割り箸やスポンジ
鍋の中に、玉ねぎの皮を2~3個分(鍋の大きさに応じて調整)まんべんなく入れます。その後、玉ねぎの皮が浸るくらいまで水を入れましょう。
焦げ付きの範囲に応じて5~15分ほど煮立てていきましょう。時間が経つとお湯が茶色くなるので、火を止めたら冷めるまで放置します。
お湯が冷めたら玉ねぎの皮と水を捨ててスポンジや割り箸などでこすると焦げが落ちます。キレイになったら水で洗い流して完了です。
鍋の外側の焦げを取る方法
ここまで鍋の内側の焦げの落とし方をご紹介してきましたが、「鍋の外側の焦げも落としたい!」というときのために、鍋の外側の焦げの落とし方も簡単にまとめたので参考にしてみてくださいね。
重曹を使って焦げを落とす方法
鍋の内側の焦げ落とし同様、重曹を活用できますが、アルミ鍋や銅鍋は変色することがあるため使用は避けましょう。
・水
・重曹
・焦げ付いた鍋よりひと回り大きい鍋
焦げを落としたい鍋が浮くぐらい、大きい方の鍋に水を入れます。
重曹を水1杯(約200ml)に対して、大さじ1杯の割合で溶かしていきましょう。
焦げ付いた鍋を大きい方の鍋に入れたら、火にかけて沸騰させます。沸騰したら、中火にして10~20分ほど鍋を煮てください。
時間が経ったら、火を止め半日ぐらいそのまま置いておきましょう。
冷めたのを確認したら最後に汚れを水で洗い流して完了です。
小麦粉を使って焦げを落とす方法
小麦粉を使って落とす方法は、鍋の素材を選ばず使えますよ。焦げが付いた鍋が入るほど大きい鍋がない場合は、こちらを試してみるのもおすすめです。
・小麦粉
・スポンジ
・水
・小麦粉を溶かす容器
小麦粉を容器に入れて、水を少し入れて固めに溶きます。小麦粉と水の割合は3:1ほど。ペースト状になるように、水は少しずつ入れて調整するのがポイントです。
焦げている部分に、小麦粉ペーストを塗り、小麦粉が乾くまで放置しましょう。
乾いたスポンジで乾いた小麦粉を落とすことで、焦げも一緒に落ちてくれます。
【Q&A】焦げ落としに関する疑問
焦げ付きを落とす際の注意点や疑問をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
Q1. 鍋の焦げ落としの注意点は?
A1. 鍋の素材を確認することや鍋底を強くこすりすぎないことに注意しましょう。
鍋の素材によって酸性やアルカリ性のアイテムを使うと素材を傷めたり、変色させてしまったりする恐れがあるため注意してください。また、どの素材の鍋の場合も、硬すぎる道具でゴシゴシと焦げをこすると傷が付く場合があるので気をつけましょう。
Q2. ひどい焦げ付きを落とす方法は?
A2. 重曹や専用の洗剤を使うのもおすすめ。
重曹が使える素材の場合は、重曹と水を沸騰させてこすり洗いをします。それでも落ちない場合は、市販の焦げ落とし洗剤を使用するのもおすすめです。
Q3. 鍋に焦げがつかない使い方は?
A3. 焦げにくい鍋を使う、料理中の火加減に気をつけることなどが挙げられます。
鍋の焦げ付きは、主に火力の強さや油の量、鍋の劣化などによって起こるものです。そのため、料理中は火力を強くしすぎないこと、食材が焦げ付かないように油の量を調整することなどを意識してみてください。調理器具が古くなっていたら買い替えを検討するのもよいでしょう。
手軽な焦げ落とし術で鍋をピカピカにしよう!
鍋の種類ごとに、焦げの落とし方をご紹介しました。ステンレス鍋やアルミ鍋、テフロン加工鍋、土鍋など、素材によってお手入れの仕方が変わってくるのがポイントです。専用洗剤以外でも家にあるもので手軽に落とせることがあるので、お持ちの鍋にぴったりの焦げ落としの方法をお探しくださいね!
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