
保冷剤の再利用方法4選!実はガーデニングにも使える!?
ケーキなどを購入したときについてくる「保冷剤」をどうしていますか?捨てるのはもったいないけど、お弁当に添えたりするくらいしか使っていない…そんな方も多いのではないでしょうか。実は保冷剤はとても万能で、さまざまなものに再利用できるんです!今回は、そんな保冷剤のおすすめ再利用術をいくつか紹介します。
目次
保冷剤は何からできてるの?

そもそも保冷剤の中身は何かをご存知ですか?
保冷剤は主に水と高吸収ポリマーからできています。高吸収ポリマーは、多くの水を吸収し、固めることができる成分で、紙おむつなどにも使われている成分です。
過去に生産されていた保冷剤には「エチレングリコール」という毒性の成分が使われていたため、「保冷剤には毒性のある成分が含まれているのではないか」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、現在日本で流通している保冷剤は、人体に害のない成分が使われているものがほとんどです。
ただし、この高吸収ポリマーは、自重の10倍もの水分を吸収する力があるため、誤って食べると体内の水分を吸収してしまう可能性もあります!再利用をする際は「誤飲」にはしっかりと注意して使用してください。
保冷剤のおすすめ再利用術1:消臭芳香剤として使用

保冷剤がどのようなものかわかったら、次は保冷剤を再利用する4つの方法をお伝えします。
まず、1つ目は消臭芳香剤。高吸収ポリマーは臭いを吸収してくれる性質も持ち合わせているので、使わなくなった保冷剤の中身を空き瓶やお気に入りの器に入れて置くだけで、消臭剤の役割を果たしてくれます。
また、その中にお気に入りのアロマオイルを2、3滴入れてかき混ぜるだけで、オリジナルの芳香剤を作ることができますよ。
トイレには、消臭効果のあるユーカリやペパーミントや、空気を爽やかにしてくれる柑橘系のレモンやグレープフルーツの香りを選んだり、人が集まることが多いリビングには、みんなが心地よくなれるようなオレンジやベルガモットなどあたたかみのある香りを選んだりと、部屋ごとに香りを変えて楽しむのもいいですね。
また、レモングラス、シトロネラ、レモンユーカリなどを使えば、虫除け効果の期待できる芳香剤を作ることもできるので、虫を寄せ付けたくない窓際やキッチンにおすすめです。
保冷剤のおすすめ再利用術2:花や植木の保水材にする

次に、花や植木のお世話に保冷剤を使用する方法をご紹介します。多くの水を含んだ高吸収ポリマーは、保水性に優れているため、「保水剤」として、花や植木を長持ちさせるのにとても役に立ちます。
切り花に使う場合
切り花を生けたフラワーベースの下に大さじ1程度の保冷剤を入れておくことで、花を長持ちさせられます。部屋が高温になり、水の減りが早くなってしまう夏場には、特におすすめです。
保冷剤がたくさん余っている場合、水の代わりに保冷剤を入れれば、ジェル状なので茎を安定して差すことができ、オアシス(フラワーアレンジメントの際に使う緑色の給水スポンジのこと)のように使用することもできます。
日数が経って乾燥してきたら、水をかければ、保水力が復活するので何度か繰り返して使用できるでしょう。
植木に使う場合
植木の土の上に保冷剤を乗せておくと、水を含んだ高吸収ポリマーから徐々に水が土の中に溶けていくため、植木が乾燥するのを防げます。帰省や旅行などで水やりができないときでも、2、3日程度であればこの方法で植木が枯れてしまうのを防ぐことができるでしょう。
保冷剤のおすすめ再利用術3:カイロの代わりとして使用

次に、冬場に役立つ「カイロ」として使用する再利用術をご紹介します。「冷たさを保つための保冷剤がカイロになるの?」と驚かれる方も多いかもしれませんが、もともと保冷剤は、温度が変わりにくいという性質を生かしたもので、冷たさだけでなく温めれば一定時間温かさも保つことができるのです。
作り方は簡単で、40度程度に熱したお湯に2、3分湯せんするだけで完成!じんわりとした温かさで、寒い冬をほっこりさせてくれるアイテムになりますよ。
保冷剤のおすすめ再利用術4:NPO団体に寄付する

「いろいろ使ってみたけど、まだまだ保冷剤がたくさん余っている」ということもありますよね。そんな方におすすめなのが、NPO法人などを通じて途上国へ寄付する方法です。保冷剤は、回収や寄付を行うNPO法人などを通じて途上国へ寄付し、医療現場などで役立ててもらえます。送料などは自己負担となることがほとんどですが、誰かの役に立てるのであれば嬉しいですよね!
まとめ
つい冷凍庫に溜まりがちな保冷剤の再利用術をご紹介しました。溜まってしまったからといって、簡単にゴミにしてしまわずに、ぜひ今回ご紹介した再利用術で有効活用してみてください。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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