
食べものを捨てないって、こんなに気持ちいい!暮らしに寄り添うフードロス対策
「つい買いすぎて冷蔵庫で野菜がしなびちゃった…」「ちょっと残ったおかず、気づいたら捨ててた」。実は私も、そんな“もったいない”を何度もくり返してきました。でもそれって、地球にも未来にもやさしくないかもしれない。フードロスって聞くと、どこか遠い話に思えるけれど、毎日のごはんの中にもヒントはあるのかもしれません。肩の力を抜いて、暮らしの中の“食べものをムダにしない”工夫、いっしょに考えてみませんか?
フードロスって何?知っておきたい基本のキ
「食べものを捨てる」って、ちょっと心がチクッとしますよね。
でも、忙しい日々の中では、使い切れなかったり、うっかり忘れていたり、そんなこともあると思います。実際、私もよくやってしまいます。
フードロスとは、本来まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のこと。たとえばスーパーで売れ残ってしまった商品、飲食店での食べ残し、そして家庭での「食べきれなかった」「傷んでしまった」なども、全部フードロスに含まれます。
世界では、毎年およそ13億トンの食べ物が廃棄されていると言われています。これは、作られた食料全体の約3分の1。数字だけを見ると遠い話に思えるけれど、実はその中でもっとも多いのが家庭から出るフードロスだということ、ご存知ですか?
「もったいないな」と思いながら、なんとなく捨ててしまっている。でもそれって、少し意識を変えるだけで減らせるかもしれません。
なぜ今、フードロス減らすのが大事なの?

食べ物が食卓に届くまでには、たくさんの人の手と、たくさんのエネルギーが使われています。水や土、運ぶための燃料や時間。それを思うと、「捨てる」という選択が、なんだかもったいなく感じることってありませんか?
しかも、食べ物をゴミとして捨てたあとにも、実は問題があります。処理の過程で温室効果ガスが出てしまうことがあり、それが地球温暖化にもつながっているんです。
それからもうひとつ。
世界のどこかでは、今日も“食べものが足りない”と困っている人がいます。その一方で、まだ食べられるものを私たちは毎日たくさん捨てている。このギャップに、少し心がザワついたことがある人もいるのではないでしょうか。
できることは小さくても、ムダをちょっと減らす意識が、地球や社会、そして未来につながっていくー。だからこそ、フードロスについて考えることは、大きな意味があるのだと思います。
家でできるゆるっとフードロス減らし4つのヒント

「フードロスを減らすって言っても、何から始めたらいいんだろう?」
そんなふうに感じる方も多いと思います。かくいう私も、最初は“意識が高いこと”のように思えて、なかなか動けませんでした。でも実は、ちょっとした工夫で、ちゃんと日々の暮らしの中に取り入れられるんです。ここでは、無理なく始められる3つのヒントをご紹介します。
買いすぎない!冷蔵庫のぞいてからお買い物

冷蔵庫をチラ見してから買い物に行くと、余計なものを買わずに済みます。メモを作るのもおすすめ。
食材のちょっとした部分も大切に使う

野菜の皮や芯はスープのだしにしたり、お肉の切れ端は冷凍して次の料理に活用。意外とおいしいものに変身しますよ。
食べきれる量を意識して作る、残ったらアレンジ
食べられそうな量を意識して作ると、残り物も減ります。もし余ったら、炒め物やスープに入れてアレンジしてみてくださいね。
フードロス削減アプリを使ってみるのも手

最近では、食材の管理や、売れ残りの食品をお得に買えるサービスなど、フードロスに役立つアプリも増えてきました。たとえば、賞味期限が近い商品を特価で販売するお店を探せたり、家庭の冷蔵庫の中身をアプリで管理できたり。なかには、近所の飲食店やベーカリーで「食べきれなかった料理」や「閉店前のパン」をお得にテイクアウトできるアプリもあります。
私も実際に使ってみて、「これ、無理なくできるエコだな」と感じました。アプリひとつで、フードロスを減らす選択肢がグンと広がるので、自分に合ったものを探してみるのもおすすめです。
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ゆるっと続けるフードロス減らしで、毎日をちょっと豊かに

フードロスをゼロにするのはむずかしいけど、ゆるっと気軽に始めることならだれにでもできるはず。今日のごはんを大事にすることは、地球や未来へのやさしい気持ち。無理せず、楽しく続けていきましょうね。
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