楽天ふるさと納税の限度額はシミュレーションを活用しよう!正しい使い方や計算方法も
楽天ふるさと納税では、2つのシミュレーション機能を使って寄付限度額を調べることができます。それぞれの使い方や自分で控除額を計算する方法を紹介。シミュレーションと違う金額が出てしまう原因、限度額を決めるポイントについても解説します。
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目次
楽天ふるさと納税の仕組みとは?
ふるさと納税の仕組みは、好きな自治体に寄付することで、自己負担額2,000円で返礼品をもらえ、住民税や所得税の控除も受けられる仕組み。また、寄付金の用途を選択できるため、自治体が決めた用途に合わせて環境の保護や災害の復興などに使ってもらえます。
そのなかでも楽天ふるさと納税は、楽天グループが運営しています。楽天ふるさと納税は、ポイントを貯めて使えたり、初心者でも使いやすいシステムなどが特徴のひとつです。
楽天ふるさと納税のシミュレーションは2つある
楽天ふるさと納税には寄付限度額を調べるシミュレーション機能が2つあります。それぞれの使い方を解説します。
かんたんシミュレーター
2. 配偶者の有無を入力
3. 配偶者控除の有無を入力
4. 扶養家族の有無を入力
5. 扶養家族の年齢と人数を入力
かんたんシミュレーターは、年収と家族構成、配偶者控除の有無、扶養家族の人数と年齢を入力するだけです。
こちらのシミュレーションは、給与所得を対象にしています。その他控除について入力できないので、ざっくりとした目安を知るために利用できます。
また、楽天会員の場合、ログインすることで入力内容を保存できます。
詳細版シミュレーター
2. 源泉徴収票「給与所得控除後の金額」の金額を入力
3. 源泉徴収書「所得控除の合計額」を入力
4. 給与以外の所得の有無、金額を入力
5. 住宅ローン控除の有無、金額を入力
6. 確定申告で申告予定の控除の有無、金額を入力
7. 年末調整を申告済み、予定をの有無、金額を入力
詳細版シミュレーターは、源泉徴収票の金額をもとに数字を入力し、4問の質問に答えることで、具体的な寄付限度額の目安を調べられます。
複数の会社から収入がある場合は、基本情報欄に入力する金額は、源泉徴収票に書かれた金額を合算してから入力しましょう。
こちらは、主に確定申告を利用する人や、詳細な限度額をシミュレーションしたいときにおすすめです。
ふるさと納税の控除額の正しい計算方法
(2)=(ふるさと納税額-2,000円)×10%
(3)=(ふるさと納税額-2,000円)×(100%-10%-所得税の税率)
※所得税の税率は国税局「所得税の税率」のページを参考にしてください。
控除額の計算方法は、上記のとおりです。(3)で計算した住民税所得割額が2割を超えている場合は、下記の計算式になるので、注意しておきましょう。
限度額の計算方法は、複雑であるためシミュレーション機能を使うのがおすすめです。また。総務省ではふるさと納税の限度額の表も掲載されているので、参考にしてみましょう。
楽天ふるさと納税のシミュレーションと控除限度額が違う理由
楽天ふるさと納税でシミュレーションした金額が計算と異なる場合、どのような原因があるのか解説します。
年収が正確に入力されていない
楽天ふるさと納税の年収とは、社会保険や所得税が控除される前に支払われた金額のことです。手取りのことではないので、注意しましょう。
家族構成や扶養家族の情報を入力していない
配偶者や配偶者控除の有無、扶養家族の年齢や人数も具体的に入力しないと、正しい金額が反映されません。また、配偶者がその年の1月1日時点でいくらの収入があるかもポイントです。
非課税所得を含めて計算している
出産手当や育児休業給付金、子ども手当、通勤手当などの非課税所得を含めて計算すると、所得税率が正しく計算できません。そのため、控除限度額が異なる場合があります。年収には、どの程度非課税所得が入っているのか把握しておきましょう。
その他控除額を入力していない
楽天ふるさと納税でシミュレーションするときには、社会保険や生命保険といった任意保険、医療費控除などの金額も入力しないと正確な計算ができません。生命保険などの任意保険に複数加入している場合は、合算して把握しておきましょう。
ふるさと納税の控除限度額を決めるポイントは?
ふるさと納税の控除限度額を決めるのには、次の5つのポイントがあります。それぞれのポイントを詳しく解説します。
今年の収入金額
ふるさと納税を利用する1月から12月に得た収入金額から、控除限度額が決まります。収入金額には、手当やボーナスといった給付金も含まれます。会社に勤めている場合、正確な給与年収額を知るには、源泉徴収票の支払額を確認しましょう。
家族構成
配偶者の有無や扶養家族の人数や年齢も控除限度額を決めるポイントのひとつです。例えば、配偶者も働いていて年収が201万円以上の配偶者控除を受けていない場合は、控除限度額が高くなります。また、ふるさと納税を利用する年の1月1日時点で16歳以上の扶養家族が多いほど控除限度額は低くなります。
配当金収入
不動産所得や株式投資、投資信託など配当金の収入がある場合は、課税所得になります。ただ、源泉徴収ありの「特定口座」の場合には、配当所得に含みません。
例えば、不動産所得や配当所得が黒字だった場合、控除限度額は上がります。一方で赤字の場合は、控除限度額は下がります。
所得控除
所得控除とは、一定の条件にあてはまる場合に、所得金額から差し引かれる金額のことです。例えば、任意の生命保険などに入っている場合、支払った保険料から一部の所得が控除されます。このような所得控除があると、所得税の金額が変わり、控除限度額も変動します。
所得控除項目は全部で15種類あるため、当てはまる項目がないか国税庁から確認してみましょう。
副収入や経費
副業で得た収入がある場合、課税所得になります。もし、経費がある場合、収入から経費を差し引き、課税所得を少なくすることも可能です。副業をしている人は、副収入と経費も計算しておきましょう。
【Q&A】楽天ふるさと納税に関連する質問
ここでは、楽天ふるさと納税に関する質問や疑問にQ&A形式で答えます。
Q. 楽天ふるさと納税とは?
A. 楽天グループが運営している、ふるさと納税ができるサービスです。
楽天ふるさと納税とは、楽天市場などがある楽天グループが運営している、ふるさと納税サイトのひとつです。楽天ポイントを貯めたり使ったりでき、初心者でも使いやすいサービスでもあります。
Q. 寄付限度額を超えるとどうなる?
A. 全額自己負担になります。
寄付限度額を超えた場合、寄付金額すべてが自己負担になります。そのため、ふるさと納税を始める前に、限度額をシミュレーションしておくことが必要です。
Q. ふるさと納税の控除額の計算方法とは?
A. 以下の方法で計算できます。
住民税から控除される金額=以下の(1)+(2)を合わせた金額
(1)(ふるさと納税額-2,000円)×10%
(2)(ふるさと納税額-2,000円)×(100%-10%-所得税の税率)
ふるさと納税で控除される金額は、上記の計算方法で算出できます。限度額の計算方法は、複雑であるため、楽天ふるさと納税のシミュレーション機能を使うのがおすすめです。
Q. 楽天ふるさと納税で控除限度額はシミュレーションできる?
A. 2つの方法で控除限度額をシミュレーションできます。
楽天ふるさと納税では、かんたんシミュレーターと詳細版シミュレーターの2つがあります。かんたんシミュレーターは、ざっくりとした目安を知りたいときにおすすめ。詳細版は具体的な限度額や確定申告を利用する人にぴったりです。
楽天ふるさと納税のシミュレーションで限度額を正しく把握しよう!
楽天ふるさと納税を利用する前に、控除限度額を把握する必要があります。限度額を超えた寄付は、全額自己負担になるため注意が必要です。楽天ふるさと納税では、限度額を調べてシミュレーションできる機能があるので、活用してみましょう。
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